今年の7月31日、和楽の美・邦楽絵巻物「源氏物語」のコンサートではじめて和楽器だけのコンサートに触れました。
音色は和楽器でしか得られない固有のものがあり、和楽器の響きは日本のよさを伝える一手段としてもとても魅力的なものだと感じました。
そこで、今月第27回のスクリーンコンサートのテーマに「和楽器の響き」を取り上げてみました。
越天楽でお馴染みの雅楽は、1200年以上の歴史を持つ世界最古のオーケストラだと言われるほど歴史が古いのです。
しかし、和楽の演奏を聴く機会があまりなく、現在の日本では衰退の危機にあります。
ところが、海外では新鮮な楽器や音楽だとして高く評価されているようです。
今月の参加者は24名、5~7名づつ4回開催、今日は3回目でした。
スクリーンコンサートを楽しむ会のメーンバーの皆さん、あらためて和楽器の音色の魅力に気付かされたと高評価です。
よく知られる和楽器を挙げてみると
今日鑑賞した曲は
前半は、一つ一つの和楽器の持つ魅力を独奏で
1、津軽三味線:「津軽ジョンガラ」:高橋竹山
2、筝曲 :「さくら」 箏独奏による主題と六つの変奏
3、尺八:「鶴の巣ごもり」タンチョウ
4、笹笛:「里の秋」
5、和太鼓:「道」鼓童
尺八奏者:寄田真乃 鶴の巣ごもり、
後半は、和楽器だけのアンサンブルの魅力を
6、箏&尺八:「ソーランスケルツォ」
7、和楽器アンサンブル:「春よ、来い」
8、和楽器アンサンブル:「春の海」
9、和楽器アンサンブル:「海の路」
10、和楽器アンサンブル:「剣の舞」ハチャトリアン
11、和楽器アンサンブル:「ボレロ」
和楽器奏者セッション「春よ、来い」
子供の頃の祭りといえば、笛や太鼓の和楽器の囃子がつきものでした。
祭りの原点は和楽器のお囃子だったと思うが、いかがでしょうか。
しかし、今では町起しの新しい祭りが主流になり、ほとんど和楽器は消えて洋楽器演奏に変わっています。
そんな中でも、和楽器の演奏技術が進歩し、クラシックをはじめジャズやポップス等を取り込んだ、新しい和楽器演奏を楽しむことができます。
ラベル・ボレロを太鼓・三味線・篠笛・尺八・箏・鳴り物等で