今日と明日の2日間、「かっぱ祭り」が新型コロナから4年ぶりに復活。
昭和56年から始まり39回になるから、今や夏の風物詩に。
祭りのメーンは、独特のリズムでコミカルに踊る「河童ばやし踊りパレード」が最大の盛り上がりを見せる。
中学、高校、企業、団体、グループ、全町内会編成などの参加で、延べ1万人以上の踊り手が、約1kmのハナミズキ通りを練り歩く。
夕方6時頃とは言え、日中に焼きついた地表の熱がまだ冷めてはいないから、覚悟のうえで参加者が続々集合。
昔の話になるが、昭和の頃までは、神社仏閣が中心の信仰の祭りだった。
最近では、街おこしのためにできた新しい市民祭りが盛んです。
神社仏閣の伝統的な祭りは衰退し、影が薄くなった。
子供の頃の祭りといえば、親からもらった小遣いをにぎりしめ、夜店に並ぶ安くて珍しいおもちゃを、心躍る思いで探し廻った楽しさがあった。
夜店の明かりはカーバイドランプ(アセチレンランプ)でした。
少しオレンジ色がかったまばゆい光が、店頭の商品や店主を照らした。
風が吹くと炎が揺れた。
その度に人や周りの陰も一緒に揺れた。
ツンッと鼻をつくカーバイドのあの強い匂いは、お祭りの象徴のようなものでした。
遠いセピア色の記憶に、夏祭りの風景が蘇ってきます。