たけなわ”とは、一番の盛りを表現する言葉ですが、「宴もたけなわ」はクライマックスの頃合に出てきますね。
家のフジは、どこよりも開花が早く、今がその“たけなわ”です。
フジには2種類があり、山地によく自生する花穂が短いヤマフジと、名所などで栽培されている花穂が長いノダフジがあります。
これを命名したのが、はじまったばかりのNHK朝ドラ「らんまん」の主人公である植物学者の牧野富太郎です。
どちらかを見分ける簡単な方法に、ツルが「右手で握って親指方向に進むものを右巻きがノダフジ、左手で握って親指方向に進むものを左巻きでヤマフジ」です。
それと、ヤマフジはノダフジより花穂が短く花が大きい。
フジで有名な、栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」は花穂が長いのでノダフジでしょう。
我が家のフジはヤマフジです。
知人が盆栽で楽しんでいたのを譲り受け40年は経っている。
大きくなるにつれ、鉢も大きいものに取り替えてきた。
しかし、重くてどうにもならなくなり、15年ほど前に替えたのが最後でそのまんま。
幹周りが70cmを超えた。
鉢の底に水抜き穴が6つあるところから根が張り出し、その根っこが生命線になっている。
可愛そうだが、今となってはこのまましかない。