一度は聴きたいと思っていた三大レクレエムの一つ、フォーレの「レクレーム」を聴きに行ってきました。
フォーレの肉親の死をきっかけに作曲したと言われるレクレエム。
日本語では「鎮魂歌」と訳すが、一般的にレクレエムと言っています。
モーツァルトやヴェルディのレクレエ 厶とは異なり、当時のレクイエムに必須であった「怒りの日」を構成に入れた苦しみの道のりは入っておらず、フォーレは安らかな幸福への解放としてとらえた作品だと解説している。
第1曲から第7曲までの40分、オーケストラは最初から最後まで前面に出ず、静かに伴奏に加わって、あくまで合唱やソロ歌唱が穏やかで優しい永遠の安らぎを歌い続く。
キリスト教徒ではありませんが、オルガンの響きが心地よく教会でミサ曲を聴いているように、とても気持ちを落ち着かせてくれた、今までに経験のないコンサートでした。
コンサート会場:すみだトリホォニーホール
指揮:佐渡 裕、演奏:新日本フェルハーモニー。
トランペット:山川永太(NJP首席奏者)
バリトン:キュウ・ウォン・ハン、合唱:栗友会合唱団
曲目
1、イベール/室内管弦楽のためのディヴェルティスマン(ディヴェルティメント)
2、アルチュニアン/トランペット協奏曲 変イ長調、
アンコール曲 葛西龍之介作曲:ソロトランペットと弦楽オーケストラのための間奏曲
(リハーサル風景 新日本フェル提供)
3、フォーレ/レクイエム 二短調 (リハーサル風景 新日本フェル提供)