春の野に すみれ摘みにと 来し我れぞ 野を なつかしみ 一夜寝にける (万葉集巻8-1424)
今は野草を摘むのに絶好の季節だ。先週は近くの土手で菜花を摘んできたが、一昨日は手賀沼方面で辛子菜を摘んできた。東北地方でも、被害に遭わなかった野山では、こらからが山野草摘みの楽しみであろうか。
一番手っ取り早く食べるには「おひたし」が良いと考え、ネットを見たらレシピが載っていたので挑戦してみた。
こんなことをするのは生まれて初めてだ。
たしか、おひたしは寅さんのセリフにも、お芋のにっころがしと共によく出てくる。庶民の味だろう。にがみを嫌う人もいるようだが、砂糖を混ぜると、絶妙な食感になる。スーパーでも売ってるようだが、新鮮さと歯ごたえが全く異なる。
お蔭で、摘んできた日から毎日味わっている。