LG杯決勝

第22回LG杯決勝三番勝負が
昨日から始まりました。

井山七冠にとって、悲願の世界一が目前。
国民栄誉賞受賞も決定し、日本中の期待を
背負っての対局です。





井山七冠の黒番。
ここで黒１から、３と切った手が
井山七冠らしい絶妙手。





黒２，４と形良く分断しては、大成功。
白は、７、９、11と苦しい姿。





白は、13までひたすら逃げ回るのみ。
明らかに黒良しと思いましたが、
よく見ると、「地」は、何も得てない。
むしろ、下辺と右辺で減っている。

このあたりが、中国の謝五段のしぶとさであり、
世界トップクラスは、簡単には倒れない。

この後、井山七冠がやや優位に打ち進めましたが、
終盤の難所で、秒読みに追われてミスが出てしまった。

普段、他人の対局結果など気にしないのですが、
この負けは、残念で仕方がない。

三番勝負第二局は、明日（７日）行われ、
日本棋院で、大盤解説を担当します。
入場無料ですので、是非お越し下さい。

また、囲碁将棋チャンネルでも、生中継があり、
そちらでも、ご覧いただけます。

第三局まで見たいですね。
井山七冠、頑張れ！！！

競馬

昨日は、高尾紳路後援会の、競馬会。

なぜか、後援会の競馬会に合わせて出走する
一口馬主のスモークフリー君。





パドックでは、調子よく見えましたが
見せ場無く、14着と大敗。

そして、馬券も１日で一回も当たらず。
歴史的惨敗で、散々な一日。




そうは言っても、楽しかったですが。
でも、次は勝ちたい！！！

昨日の対局

名人リーグ・余七段戦（黒）





白１と打った局面。
ここは、作戦の岐路。





結論から先に言うと、黒１，３が良かった。
黒13までとなれば、まあまあ。





実戦は、黒１からコウの変化を選んだ。
よく利かれる質問に、
「プロは何手先まで読めますか？」
この質問の返答には、いつも困るのですが、
白20ぐらいまでなら、すぐ読める。
読む力も重要ですが、判断力も重要。





この局面まで進んで、ようやく
形勢が悪いことに気がつきました。
判断力が全然ダメですね・・・

この後、難しくなりましたが、結局は負け。
名人リーグは、１勝２敗と黒星先行。
次、頑張ります！！！