横浜・池辺農園の秘密(旧中山農園の秘密)

横浜市都筑区にある農業体験ファーム中山農園が閉園したため、有志でやっている池辺農園での野菜作りなどを紹介しています。

欠陥車と企業犯罪―ユーザーユニオン事件の背景;その2

2021-08-03 06:22:59 | 
●この本は1993/03/に出た文庫本で、著者は朝日新聞の記者。
話の内容は欠陥車問題がテーマ。
HONDAを恐喝したとして訴えられたユーザーユニオンの意外な裏話がメインだが、トヨタ・日産などの欠陥車隠しも詳しく紹介している。

●どれもこれも酷い話ばかりだが、死亡事故を出した日産のマイクロバスの欠陥については小会社であるレンタカーのマイクロバスだけをこっそりと修理して、他のユーザーには情報を公開しなかったという。

●昔、日産車を新車で買って数カ月後にエンストした時にディーラーへ持ち込んだが、分かりませんの一点張り。
その後も同じ故障が起こったが自分で復旧できるようになったので乗り続けたら、首都高速のトンネル手前でエンストして往生した事があった。
日産に限らず、とにかくシラを切るというやり方がこの本で暴露されていた。

●現在乗っているドイツ車も発進時に時々、急発進することがあった。
ディーラーではやはり分かりませんと言われたが、その後、1年点検に出した時に
「ソフトがアップデートしてましたので更新しておきました」
と言われ、それ以降は急発進はなくなった。

●目次は以下のとおり。
1 逮捕の朝
2 買収と告訴
3 欠陥車キャンペーン
4 疑惑のホンダN360
5 ユーザーユニオンの誕生
6 重役室の犯罪
7 月と欠陥車
8 一審判決
9 二審判決

●もう少し詳しく知りたい人は「本棚持ち帰り隊」を御覧ください。

欠陥車と企業犯罪―ユーザーユニオン事件の背景

2021-08-02 06:46:45 | 

●以前は書店や古本屋さんで本棚を見て興味のある本をまず立ち読みしてから面白そうなものを買っていた。
最近は、まずキーワードで検索してから題名で興味のある本を見つけて、次にAmazonで概要や評価を見てクリックする。

●次に読んだ本が面白いと思ったら、その著者名で検索して同様のことを繰り返す。
こうすると面白い本に当たる確率が高くなった。
今回もそのように芋つる式に辿った本で、その内容が私には衝撃的だった。

●紹介する前に、辿った順序を書いておく。
司書が書く 図書館員のおすすめ本、日本図書館協会図書紹介事業委員会 (編集)
この中に次の本が紹介されていた。

旅行記でめぐる世界 (文春新書)、前川 健一 著
さらに、この中に次の本が紹介されていた。

アフリカ33景 (朝日文庫)、伊藤 正孝著
伊藤 正孝で検索して次の本が見つけた。

・欠陥車と企業犯罪―ユーザーユニオン事件の背景(現代教養文庫)、伊藤 正孝著

(続く)

15冊目の本

2021-07-29 21:46:54 | 
●3ヶ月掛けて原稿を書いたKindle本をやっと出すことが出来た。
独立してコンサルタントをしているY田君が契約している企業から、工事評価で高い得点を取りたいとの要望があると聞いたので、創意工夫をいくつかメールで送ったのが始まり。

●そういうニーズがあるなら本もあるだろうと検索したら多くの情報や本があったが、土木工事ばかりで電気・通信工事関係はなかった。
それなら簡単に項目だけでも作ろうと書き始めたら、結構な数になったので本に纏めた。

●検査をしていた時には、50〜60項目ほどもあるチェックリストにYes,No,該当せずの3択をすれば、後は自動的に評価結果が計算されて出てくる。
それで仕組みはぼんやりとしか知らなかったのだが、改めて調べてみるとかなり複雑であることがよく分かった。

●また、チェックリストは抽象化されて書いてあるため、その項目をYesにするためには具体的にどのようなことをすればよいのかが受注者には分かりにくい。
この本では事例を元にそれを説明したが、果たして読む人が現れるだろうか?




電気工学を習ってない人の為の電気工事入門 追補版

2021-07-06 08:03:10 | 
●久しぶりにこのシリーズの追補版を出版した。
日本語版は実に半年ぶりだ。

●書き漏らしていた項目や散歩中に思い出した項目を、毎日少しずつ書き溜めて纏めたもの。
ところが、書いた後にまた新たなことを思い出す。
きりが無いので一旦締め切ることにした。

●不思議なことに数十分前のことは忘れるのに、数十年も前のことはよく覚えている。
100人の美しい脳」によると典型的な痴呆症の初期症状だそうだ。
参ったね。

リタイヤから丸4年;本

2021-07-05 07:04:18 | 
●読書はAmazonプライムは解約したので図書館がメインだが、たまに本屋さんで新刊を買う。
本屋さんがなくなると困るので。

●昔は駅前には必ず書店があったのに今はなくなってしまった。
古い本は図書館、新しいのは書店と使い分けをしている。

●電子図書館は便利だが、まだ本の数が少ない。
読むのは本を書くための調べ物が一番多くて、次が旅の本などのノンフィクションが多い。

●今、読んでいる本で熱中しているのは「章説 トキワ荘の青春」石ノ森章太郎著。
実は正月前に買って忘れていたのだが、読んでみるとこれが実に面白い。
田舎から出てきて、漫画家を目指す著者たちの共同生活が描かれている。

100人の美しい脳

2021-07-03 07:57:55 | 
●最近読み終えた本の紹介。
老人病や寿命の要因を長い間、研究してきた著者とそれに協力したノートルダム修道院のお話で、感動したのは個々のシスターたちの生き方だが、それを知るにはこの本を読んでもらうしかない。
100人の美しい脳 アルツハイマー病解明に手をさしのべた修道女たち」、デヴィッド・スノウドン著

●著者はケンタッキー大学の神経学の教授で、修道院のシスター達に着目して彼女たちの記録やインタビュー、それに加えて献体で提供された脳からアルツハイマーや寿命と生活の関係を明らかにした。
シスターに着目した理由は、修道女になる前から死去するまでの記録が残っていることや、修道院内では全員がほぼ同じ生活パターン(祈り・食事・睡眠)であることから、余計な要因が入らず分析が容易であること。

この研究活動は以下のサイトで紹介されている。
http://ww1.nunstudy.org
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●以下は研究成果の一部分の要約。
脳内にプラークが溜まっている状態で神経原線維変化が同時に起こっている人は、ラクナ梗塞*が出来ると93%の確率で痴呆になる。
プラークを取り除く方法は確立されていないが、高血圧を防ぐ方法は沢山ある。
降圧薬・運動・野菜と果物・体重を減らす・コレステロールを減らすなどだ。


*以下は日経メディカルからラクナ梗塞の説明を抜粋したもの。
・脳の深い部分にできた直径1.5cm以下の梗塞を「ラクナ梗塞」と呼んでいて、日本人に多い。
・また、高血圧のために極端に血管壁が厚くなった動脈や、血管壊死が修復されて閉塞した動脈がラクナ梗塞の原因となる。


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野菜とは関係ないけど、こんな本を書いてます。
   ↓ ↓ ↓
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(基礎知識編)2020/02/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(設計編)2020/02/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(基礎知識&設計合本版)2020/02/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(工事編)2020/04/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(検査編)2020/06/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(保守点検編)2020/07/22
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(保全工学編)2020/09/19
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(統合編)2020/11/19
電気工学を習ってない人の為の電気工事入門(増補版)2021/06/28




誰も語りたがらない鉄道の裏面史

2021-06-15 07:08:48 | 
●最近、電子図書館でも本を借りている。
紙の本と違って古い本でも新品同様で綺麗だし、図書館へ行く必要もないのでコロナ時代にピッタリの仕組みだ。
紙の本だとひょっとしたら誰かが鼻くそを付けているかもしれないが、電子本なら鼻くそは持ち主の読書媒体には付いてもデータには付かない。


●最近読んだ電子本で面白かったのが「誰も語りたがらない鉄道の裏面史」(佐藤充 著)。
旧軍関係技術者の活躍、トンネル内列車火災、乗客の大暴動、点検データの改竄、新幹線の予算要求など興味ある話題が沢山載っていた。

●なかでも上尾(あげお)事件という暴動があったというのは、いささかショックだった。
以下はWikipediaからの抜粋。
『上尾事件とは、1973年(昭和48年)3月13日に国鉄高崎線上尾駅(埼玉県)で旅客が起こした暴動事件である。
(中略)
殺気立った乗客が運転室の窓ガラスを割り、身の危険を感じた運転士が上尾駅の駅長室に逃げ込んだが、その後を追いかけた乗客が駅長室に流れ込み、鉄道電話を破壊、中にいた駅長と助役が負傷した。さらに、運転士や車掌も逃げ出した。』


●さらに、翌月には上野・新宿・渋谷駅・秋葉原駅・有楽町駅等の計38駅で破壊・放火などの暴動事件が同時多発した首都圏国電暴動が続いたという。
いずれもきっかけは組合の順法闘争によるダイヤの混乱と運行の打ち切り。

●国民がおとなしいと言われている日本でも一般市民による暴動があったのだ。
そりゃそうだ、戦国時代は一向一揆、江戸時代には百姓一揆があったのだから。

本が再販売に

2021-05-17 22:14:22 | 

●著作権の問題で販売停止になっていた私の本が許可が降りて再販売されるという通知が届いた。
やったことは、次の通り。
・本文からイラスト画像を削除
・ネットの引用図表はURLを明記
・紙媒体から引用した図表の場合は出典を明記

●表紙のイラスト画像がないのは寂しいので、その代わりに自分で撮ったスペイン巡礼路での写真を入れた。
悩ましいのが、自分で描いた図だ。
他人が書いたものではないと証明するのが難しいのだ。
でも、案ずるより産むが易しだった。


発禁処分

2021-05-14 07:30:40 | 
●自著の英文翻訳本をアップしてホッとしていたら、Amazonから上のようなメールが届いた。
『そのため、この本の販売を停止いたしました』
文頭からいきなり、「そのため」って何だ?
訳が分からん。

●次に・・・
『1.上記の本に含まれているすべての画像に関する権利をお持ちであることを証明する書類』
画像に関する権利書類なんて持ってないよ。

『2.上記の本に含まれる 1 つ以上の画像に対する権利をお持ちでない場合は、該当する画像を表紙から削除したうえで、本を出版用に再提出してください』
ここまで読んで、どうやら表紙に使った著作権フリーのイラストを問題視していることが分かった。

●以前、「翻訳作業が終わった」で次のように書いた。
『こんなに品質の良いものがフリーで使えるのが不思議だ』
と書いたが、ひょっとしたらコピー元の著作権フリーサイトは著作権者に無断でコレクションに加えていたのかもしれない。

『5 日以内に上記のいずれかの対応を行い、このメッセージにご返信ください』
とも書いてあるので、その辺りの説明をするよりは、取り敢えず表紙のイラスト画像を削除して再提出しておいた方が早そうだ。
そう思って、表紙だけを再提出した。
ところが、またもや同様の通知が来てしまった。

カミーノの旅(パンプローナ〜レオン編): スペインのキリスト教巡礼路カミーノの写真 Kindle版

2021-05-13 07:55:12 | 

カミーノの写真集をKindleで出した。
歩いたのは2017年だから、もう4年前のことだ。

●実はずっと前に作っていたのだが、上手くいかずに放置したまま忘れていた。
アップできるファイルはワードやpdfだが、その両方で試しても写真の構成が崩れてしまう。
調べてみると、Kindle comic creatorというアプリを使うと大丈夫だということがわかった。

●大まかな手順は以下の通り。
1,パワーポイントで写真集を作る
2,pdfで保存する。
3,そのpdfファイルをKindle comic creatorで読み取る(インポート)
4,Kindle comic creatorでKF8 .mobi ファイルにエクスポートする

●写真集の作り方がわかったので、次は2年目のカミーノを作ろうと思っている。

翻訳作業が終わった

2021-05-01 17:21:14 | 
●英語版の翻訳が昨夜やっと終わった。
最初は工事編、次に基礎編、設計編・・・ときて最後は保全工学編で終了した。

●日本語で原稿を考えながら書くのではなく、翻訳アプリを使っての単純作業はほんとに疲れた。
しかも、この4ヶ月でたったの1冊しか売れていない。
骨折り損の草臥れ儲けとはこのことだ。

●日本語版の表紙は文字だけだが、英語版はイラスト入りにした。
工事屋さんたちのイラストは著作権フリーに画像から選んだもので、こんなに品質の良いものがフリーで使えるのが不思議だ。

基礎知識編が売れた

2021-04-12 07:53:43 | 
●今年1月末に電気工事の工事編の英語版を出版していたが全く売れていなかった。
そこで継続して基礎知識編と設計編の英語版を3/4に出版したら、昨日、基礎知識編が1冊売れた。

●1月からずっと翻訳作業を続けていたのだが、売れないと「一体何をやっているのだろうか」と流石に落ち込んでくる。
先週までに検査編の文章翻訳を終えて今週は図表の翻訳と作成に入る。
アプリを使っても、翻訳がこんなに大変だとは思わなかった。


シルクロード 路上の900日

2021-04-09 08:42:44 | 
●若い頃は新刊本ばかりを買っていたが、今は図書館で借りるか古本が多い。
常に複数を手元においていて、並行して読む。
新刊本を買っていた頃は、例え面白くなくても勿体ないので最後まで我慢して読んでいたが、借りた本は面白くなければ途中でやめて他の本を読む。

●数週間前に借りた本が5冊あり、一番面白いと思った本が「シルクロード 路上の900日」(大村一朗著)。
長編は好きではないのだが、この本は中国・西安(シーアン)〜ローマまで全てを歩き通した旅行記で、距離も長いが話も長い。
貸出期間の2週間では読みきれずに1週間の延長をして、期限ギリギリでやっと読み終えた。

●旅行記で最も好きなものは「深夜特急」(沢木耕太郎著)で、あれは実話をもとにした小説だが、「シルクロード 路上の900日」は体験記だ。
子供に石を投げられたり睡眠薬強盗に金品を盗まれたりもしているが、初対面の人の家に泊めてもらったり食事をご馳走してもらったりの嬉しい体験も多い。
風景の記述もあるが、人とのふれ合いが旅の醍醐味だと再確認した。

●この本は仏教やヒンズー教(インドにも滞在している)、イスラム教、キリスト教の国々を歩くことから、宗教や民族について考えざるを得ず、その点が単なるバックパッカーの旅行記とは一線を画している。

農家が教える 野菜づくりのコツと裏ワザ

2021-03-16 09:48:14 | 

●図書館で借りた「農家が教える 野菜づくりのコツと裏ワザ」を読んだら、知らない農法がたくさん載っていた。

●例えば・・・
ゴーヤのL字仕立て。
これは地際の主枝を土に這わせると、そこから根が出て収穫時期が秋ごろまで伸びるというもの。
ゴーヤは来月、日除けを兼ねて植える予定で9月になってもまだ日差しは強いため、試してみる価値はありそうだ。

Kindle出版から1年;その2

2021-02-28 09:01:40 | 
●まだ小切手の有効期限の半年まで6日間残っていたので、横浜市駅前にあるS***信託銀行へ出掛けた。
ネットで銀行の場所を探して**ビル2階にある総合窓口へ行くと人はおらず、何だか銀行らしくない。
カウンターに電話があったので用件を話すと
「申し訳ございませんが、このビルを出て正面の**ビル1階で手続きをしておりますので、そちらへ行って下さい」

●で、向かいのビル1階へ行ったら普通の銀行のように、ATMコーナーがあり案内の女性もいて安心した。
その人に要件を話したら
「ここでは出来ませんので正面の##ビル8階へ行って下さい」
「さっき、総合受付へ行ったらこちらへ来るように言われたんですけど・・・」
「大変、申し訳ございません」

●8階へ行くと今度は如何にも富裕層向けの銀行といった風情だった。
念の為に書いておくが私は決して富裕層ではないタダの年金生活者である。
受付の女性に要件を伝えると
「こちらの用紙に記入して下さい」
書いたものを見せたら
「ココとココを修正して下さい」

●修正済みの用紙をもって受付へ行き番号札を貰ったら9番だった。
その時の時間は11時過ぎだったから、2時間で私が9人目の客ということになる。
受付は案内かかりとは別に2名いて、暇そうにしていたが5分ほど待たされた。
ここでもさらに書類の訂正を指示され、
「手数料がこれだけ掛かりますがよろしいですか?」
「OK」
さらに椅子で待つこと10分ほど。
受付で呼ばれて次のように言われた。
「この小切手は6ヶ月と少し前の発行ため当行では振り込みは出来ません」