頑張って取得した車の免許
自動車教習所の思い出
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それからは世に放たれた私の足となり
自由に走り回るはずだった
しかし現実は、、、
教習場では歩行者もいなかったし
対向車との色々な場面も無かった
特に主要道路に出て行く時のタイミングを掴むのが苦手だった
後ろに他の車が付いたりすると
余計ドキドキした
車庫入れ 縦列は相変わらず下手
しばらくの間は父が助手席に乗ってくれ
職場へ行く途中まで運転して行ったが
いつまでも 一人で運転する事も無く
結局 ペーパードライバーとなってしまった
そんな訳で我が子は私が運転している姿を
一度も見た事が無い
それでも 主人に万が一の事が有ったり
必要に迫られた場合が有るかも、、、という思いから
免許の更新をしていた
だが 長い間のペイパードライバーは
すっかり運転感覚が無くなり怖い
免許証を持っている事が無用な気がしてきた
でも「一番の自己証明になるよ」という
主人の言葉に従い更新し続けた
時は流れ ６０歳を過ぎマイナンバーカードが登場し作った
それが自己証明の代わりになるので
とうとう更新を止めた
無事故無違反の輝かしい経歴
免許証は返納せず
「確かにお母さんは免許を取得していたんだ」
子供たちに対する証として 大切に保管してある
