作楽会 いけばな 草月流

作楽会いけばな教室 生徒さん募集中!
於:お茶の水女子大学国際交流留学生プラザ1階
月3回(金曜2回・土曜1回)

200904 9月 第1回 第三応用三方見・季節を彩る・以前流行した花

2020-09-04 20:32:00 | いけばな教室

1)応用花型

花型:第三応用立真型・盛花
花材:ナデシコ,ユキヤナギ,ローゼル
花器:陶器
 

この型は「中央の控の枝を中心に真と副が開き、比較的安定感がある・・・」
ということから、先生のご指導で、真の従枝に使っていたナデシコに手を入れて・・・
・・・より安定したお花になりました
いけた人: G さん
 

真と副に苦労されたようです
従枝に使ったローゼルなどに先生の手が入り、

同じ材料の①とはまた違った印象の花になりました
三方向から観賞されるようにできている花型であることも特徴の第三応用
こんどは、左右から見た写真も撮らせていただきました
(Gさんの時は、そこまで気がつきませんでした、すみません)


左から見た様子

右から見た様子です

 剣山上の主枝の配置も、基本立真型とは変わり、控を下の頂点とした逆三角形になっています
いけた人: J さん
 

Hさんは、ナデシコを従枝につかいました
中心になる控の枝の周りがさびしいということで、先生の手が入り・・・

ナデシコを控の従枝とし、さらに
整理してはずしたユキヤナギの小枝を真の従枝に使いました
 


左から見た様子
後方にも従枝が入っています

右から見た様子です
いけた人: H さん
 
 
2)テキスト5
先生お願いします。ケイトウとヒオウギの実から、夏から秋への季節を感じ、
 なかなか行ける機会が無い『季節を彩る』のテーマでいけました
 いけたときの向きがこちらです
この向きも見てください
そうね、これはこれでいいわ、結構です
 
いけた人:星葉さん
テーマ:5-1季節を彩る
花材:ケイトウ,石化ヤナギ,ヒオウギ
花器:陶器
 
石化ヤナギで曲線をもっと作れないかしら
やってみます

・・・そうね・・・もっと曲線を造れないかしら・・・
(花器も曲線!!)
石化柳の下の方はためにくいです
花器をかえてみたらどう?たとえば・・・これ
やってみます
ありがとうございました
 
いけた人:星葉さん
テーマ:3-6曲線の構成
花材:ケイトウ,石化ヤナギ,ヒオウギ
花器:陶器
 
 
3)自由花

お願いします
 ナンテンもヒマワリもまっすぐですっと伸びた上にポイントがあるのでこの形にしました
こういう花・・・以前流行ったことがあるのよ、型というのではなく、流行ってあるのよね
 
といって、先生が取り出したのは1994年の草月『別冊:指導者の為のカリキュラム3』
なるほど・・・著名ないけばな作家先生方の
すっすっと伸びた足の直線の構成などの作例が並んでいます

先ほど、作成途中のこの段階で、星葉さんが「すっきりした作品ですねこれで完成ですか?」とおっしゃったんです
そうね、さっきより短く自然調ではない緑を直線に並べて入れるというのもありですよ
ありがとうございました
 
いけた人:綾星
テーマ: 3-5 直線の構成
花材:ナンテン,ハナシキブ,ヒマワリ
花器:陶器
 

家に帰って、小さな薄い丸い花器にいけました。
口元のアレカヤシは前回の花材の残りです。 
花器は持ち帰れないので、お教室でいけた通りにはできません。
スペースも無いので、ぞんざいに投げ入れして終わりってことが多いです😓
 
 
4)今日の花材
  ヒオウギ(実)
 花の出回り時期は5~6月、オレンジ色のアヤメに似た花
 実の出回り時期は7~8月、ふっくらした表情を生かしていける
 実がはじけると黒い種子(烏羽玉うばたま・射干玉ぬばたま)が花茎に残ります。
 水揚げ:水切り

  参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.544


 ハナシキブ
  初めて見ました
  九州に自生するダンギクと中国に分布する同属のモンゴリカとの雑種
  ヨーロッパで園芸的に栽培されて日本でも切花として利用されるようになった
  参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.396
 

花型法を学んでいる皆さんは、テキストの2に進みました。3人、とても楽しそうです。

次のお稽古は12日土曜日13:00~16:45 です
 9月は  4(金)、12(土)、18(金)
10月は 10(土)、16(金)、30(金)
11月は  6(金)、14(土)、20(金)
12月は  4(金)、12(土)、お正月花25日(金)
文責:綾星


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