カレーとパンは結婚して、カレーパンになろうとしていた。そこに待ったをかけたご飯とナン。
「やっぱりカレーのお供はご飯だよ!」
「いや、ナンを付けてもいけるんだよ!」
カレーとパンは一緒になって反論した。「カレーとセット、同一になれるのが、私たちなんだよ、邪魔しないでね」
ショックのご飯とナンを背に、二人は去ってゆく。
空には、数羽のカラスが舞っていた。完
~saito sekaiの直球解説~
私自身、ストレートな性格なので、かえって彼の気持ちが分かる気がしています。羨ましさの裏返し、思春期は二度と帰らないんですよね。でも、人生はいつでもプレイボール!何回もやり直せるし、始まるんです。
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