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福祉施設やイベントで活動する ” ボランティア グループ ”
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びわこ学園 -2019/3/7

2019-03-12 |  ├びわこ学園

三月の1回目の活動を行いました。
春もそろそろ本番ということで、2病棟と3病棟では、色とりどりの”春”を感じて頂けるよう準備しました
また第1病棟では、利用者さんお一人お一人が関わられるクラフト活動に、初めて参加させて頂きました



第1病棟

担当:まさよ、エイミー

今回の第1病棟さんでは、職員の方が行われる『あいさつ活動』『桜のクラフト作り』に参加させて頂きました。
短期入所の方お1人を含めた、4人の利用者さんがおられました。


【あいさつ活動の様子】
お一人の利用者さんが鳴らされるハンドベルの音で、活動が始められました。
ハンドベルは、利用者さんご自身が持てるように、手を添えさせて頂きました。

職員さんと一緒に、あいさつ活動の歌を唄って、お名前を呼ばせて頂きながら、お一人ずつ回りました。
その後「春が来た」を、みんなで唄いました。
開始の時と同じ利用者さんが鳴らされた、ハンドベルで終了しました。


【桜のクラフト作りの内容】
「お部屋の飾り付けに桜をみんなで作りましょう」という職員さんの声で始まりました
お部屋の周りに貼ってある、紙で作ったお花等は、全て利用者さんが作られたそうでした。

利用者さんが、桜のお花の部分を作られる
・ピンクの花紙を、利用者さんの手の中に入れて握って頂いて、一つのお花の完成です
・握る力がない方は、利用者さんの手の上に私達の手を被せて、私達がぎゅ〜っと力を添えて握って頂きました

利用者さんが、出来上がったお花を貼られる
・職員さんが糊を全面に塗られた緑色の台紙を、利用者さんの手の所へ持って行って、桜のお花をくっつけて頂きました

そして私達が、茶色い色紙でを作って、根元の方に黄色の花紙(菜の花)を置いて完成です。

今までにはない感動を感じる、生き生きとして美しい桜の木が出来上がりました

【桜のクラフト作りの様子】
・利用者さんの中には、いつもにはない”意欲”のようなものを感じる方もおられた。
Yさんは、しっかりと目覚めておられて、ご自分でお花を作ろうとされていたり、貼ろうとされていた。
職員さんも「とてもやる気があるね〜」と言われていたが、初めて見させて頂く、活発なご様子だった
また最初から、口に手を入れられることもなく、表情も柔らかく落ち着いておられると言われていた。
・Uさんは、眠られていましたが、声を掛けながら、花紙を手に入れて握って頂き桜の花を作ってもらった。
・私達が幹や枝を貼り完成させる時には、「利用者さんは見るのもお好きなんです」と、職員さんが言われて、
利用者さんを私達の側まで連れて来られたり、また、私達が利用者さんの側まで行ったりした。


【活動の感想】
・第1病棟の利用者さんと、クラフト作りをすることを考えたこともなかったので驚いた。
・利用者さんが、花紙を持つ&握ることに、やり甲斐を感じておられることに
また、それを知っておられて、利用者さんのための活動を日々考えておられる職員さんに感動した
・どんな状況でも状態でも、できることはあるのだなと感じ、新鮮な気持ちになった。
・利用者さんの、今までは知らなかった、活発な姿を知ることができてよかった
・ある利用者さんが、意思表示される時に瞬きされることを、知ることができてよかった
・これからも絵本を準備して活動日を迎えて、その日の職員さんのご希望に柔軟に対応して、少しでもお役に立っていきたい。



第2病棟

担当:ちはる、さいは

今回の第2病棟は、ぼのぼのグループさんに行かせて頂きました。
7名の利用者さん(男性4人 女性3人)と、職員さん3名がおられました。

今回から〔歌を唄う〕のカードを加えて、4枚のカードを使いました。
カードをお見せする時には、いつものようにも鳴らして、お知らせしました


【活動の内容】
*ご挨拶 自己紹介しながらご挨拶した後に『切手のないおくりもの』を唄う
*〔紙芝居〕〔歌を唄う〕『みいちゃんの春』、紙芝居に出てくる歌
 歌は「春よ来い」「うぐいす 」「うれしいひなまつり」「春が来た」「春の小川」
*〔絵本を読む〕 『はるかぜさんぽ』
*〔紙芝居〕『はるだよおきて』
*〔触れる感じる〕 ”ふきのとう”(生)と、さくらやチューリップ等の春の花の写真
*〔歌を唄う〕 『春よ来い』の歌



【活動の様子】
〔紙芝居〕〔歌を唄う〕
・紙芝居には、歌がたくさん挿入されていたので、味わって頂くために、ゆっくり唄いました。
・職員さんが、マイクを持った風にして、一緒に唄う感じにしてくださっていました。
・歌では、リズムに合わせて声を出している方や、手を叩いている方もおられました
〔絵本を読む〕
・一人が読んでいる時に、もう一人が、初めて利用者さんの隣で一緒に聞かせてもらった。
〔紙芝居〕
・”ふきのとう”の絵が鮮やかで、見てくださっているように感じた。
〔触れる感じる〕
・生の”ふきのとう”と本(春の写真)を、それぞれが持って、お一人お一人の所を回った。
・”ふきのとう”を、チラッと見てくださったり、じ〜っと見てくださったりしていた。
・”ふきのとう”を、ぎゅっと握られた方や、手の甲に軽くのせると少し驚いた表情をされる方もおられた。
の写真を見せると、ページを次々にめくられて、指をさしてその度に声を出される方がおられた


【活動の感想】
・今日は、いつもよりも人数が少なかったので、お一人にゆっくり関わらせて頂けてよかった。
・今日は、いつもより沢山の歌を唄ったが、皆さんが、よく聞いてくださっていると感じた
・歌は、流行りの曲や様々なジャンルを聞かれるとのことなので、また考えていきたい
・終始、落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと時間が流れて、日常の忙しさがウソのように感じた。
・季節を感じてもらうことを、さらに相談しながら考えていきたい。
・大まかな流れは決めているが、時間を見ながら加えたりと、臨機応変な対応ができるようになった。



第3病棟

担当:たえ、しげよ

今日は、ガンバグループさんの、9名の利用者さんと関わらせて頂きました。
2名の職員さんがおられました。

いつも歌をとても喜んでくださるので、今回は、歌の時に、楽器も鳴らして頂きながら一緒に唄いました


【活動の内容】
*紙芝居 『いもむしころころ』
*紙芝居 歌を唄う 『みいちゃんの春』、紙芝居に出てくる歌
 歌は「春よ来い」「うれしいひなまつり」「春が来た」「春の小川」
*絵本を読む 『春』『ちょうちょ』
*歌を唄う 『ちょうちょう』『春よ来い』『うれしいひなまつり』『春が来た』『春の小川』『ふじの山』
 使った楽器:カスタネット・タンバリン・すず・マラカス・鳴子など
*絵本を読む 『あさになったのでまどをあけますよ』『かぜのじてんしゃにのって』

持参した折り紙のちょうちょは、お部屋に飾って頂くことになりました


【活動の様子】
〈紙芝居〉
・初めてお会いした利用者さんが、最初の紙芝居の時から、よく笑ってくださっていました。
・歌が入った紙芝居の時、いつもは表情が硬い利用者さんが、とても楽しそうな笑顔で聞いてくださっていた。
〈歌を唄う〉
・利用者さんがマラカス等の楽器を持たれる時に、手を添えさせてもらったが、途中からはご自分で持たれる方もおられた。
・嬉しいと足をぴこぴこ上げられる利用者さんが、歌いながら肩をトントンすると、足をぴこぴこ上げられていた。
また「楽しいですね〜」と手をトントンしながら摩ると、ぴこぴこ足を上げられ、会話している気持ちになった
・Sさんは、ゴムがついた鈴を足につけられて、ずっと鳴らしてくださっていた
私が前に座ると、鈴がついた足で、私の膝をトントンと叩かれて、最後まで鳴らして楽しまれていた。
〈絵本を読む〉
・ある利用者さんは「まどをあけますよ〜」のフレーズが楽しいようで、それを読むと「おー!」と声を出しておられた
・間を空けてゆっくり読ませて頂いたが、その間を、静かに感じておられるようだった。


【活動の感想】
・活動全般を振り返ると、利用者さんも落ち着かれていて、私達も活動に慣れてきたのかなと感じる。
・絵本もゆっくり落ち着いて読むことができ、利用者さんとの間に、とても心地の良い空間ができていると感じた。
・お二人の職員さんが、大きな声で一緒に唄ってくださったので、とても助かった
・歌も楽器も、楽しんでくださってよかった
・歌や楽しい音になると、柔らかい表情になられる利用者さんがおられ、気持ちが和らぐのだなと思った。







今回は、三つの病棟のそれぞれのメンバーみんなが、落ち着いて活動できたと感じることができました

これは、活動の回数を重ねることができているお陰もあると思いますが、
びわこ学園に流れている”ゆったりとしたリズム”に、私達が親しんできたことの方が大きいように感じます

このゆったりとした雰囲気の中で、絵本を読んだり、紙芝居をしたりするのはとても心地の良いものです
感謝感謝です