またラリー・グラハムがセントラルステーションで来るというので
チケット発売日に予約をしたのだが、その前にマーカス・ミラーのライブにもゲストで出るというので慌ててカジュアルシートを取って今日行って来た。
内心マーカスは世界屈指のセッションベーシストだしラリー大丈夫かな~と思ったりもしたんだけど俺がバカでした。ごめんなさい!
マーカスが『僕のヒーローであるラリーグラハム!』と紹介したが最後マーカス本人はピュ~とどこかに吹っ飛ばされてしまったのでした。もう会場はラリー・グラハム一色!さすがだ!
考えてみたらマーカスはマイルスのヒヨッコ兵隊で、そのマイルスはスライとマブダチ(とびともだち)でラリーはそのスライのオリジナルベーシストなわけで、ラリーからすればマーカスなんて赤ん坊みたいなものなのかもしれない。まぁ演ったのが『the jam』『hair』『release yourself』とラリーの曲だったからマーカスには分が悪いってのもあるけど、それも大先輩に華を持たせなければという圧力なのかも知れないと思うととても恐ろしいのである。
とにかく最初一人のときは渋く余裕でクールに決めていたマーカスが最後にはヘロヘロに壊れて「リリ~ス ユア~ セルフ~ゥ」と言わされているのが印象的であった。
あんなに巧いのに全部持ってかれちゃうのってどんな気持ちだろう?
マーカス・ミラーあんま興味なかったけど逆にちょっと好きになった。
音楽って素晴らしいけど、実際に演るとなるとつくづくむずかしくて不思議でほんとに楽しいよなぁと、今更ながら思った。