たまゆら夢見し。

気ままに思ったこと。少しだけ言葉に。

平時のこだわりを捨てるお姿を見たい。

2019-10-20 19:19:56 | 日記
郡山に行ったことがあります。

出張で、名前は残念だけれど覚えていませんが川のそばを…今思えば阿武隈川でしょうか…会議の帰り…タクシーも見つからず近くの駅まで歩いていたことを思い出します。

空は、どんよりしていました。

秋なのに、青空でなく11月初めだという頃でしたが前日にはみぞれ混じりで…寒さに驚いたことを覚えています。

郡山では本当に温かいおもてなしを受けたこと、優しい方言にほっとしたこと…また是非とも訪れたい街でした。

その後直ぐにあった大震災…大丈夫なのか気がかりでしたが自分で出来る範囲内で寄附をさせてもらい
安穏な時が早く訪れますようにとお祈りすることしかできませんでした。
復興は進んでいると知人に教えてもらい安堵していました。

けれど、あの台風のあと郡山のとある川で10歳の男の子が遺体で見つかったと…

しかもその子のお母さんも弟も数日前にその川で遺体で発見されたと…

怖かったでしょう…冷たかったでしょうに…寂しかったでしょうに…

お母さんや弟を早く見つけて…僕は後で良い…そんな思いを感じずにはおられませんでした。

来年も、いいえこれからも大雨でいつまた犠牲になる命になるかわかりません。

これは綺麗事かもしれませんが、もう避難とか自衛策でなんとか出来ると思った時代は過ぎたのかもしれません…日本という国を災害から守る国造りを考えなければならない時が来ているのではいないでしょうか。

もう土地の表価格など要らないほどの国造り…正直私などには具体的には考えられませんが各々の努力を全体的な力として何とか出来ないものでしょうか…

皆が安心して暮らせる国造り…経済のことは少し横にして…綺麗事でしょうか。

そのあと上皇后さまの85歳のお誕生日のお祝いのニュース…喜ばしいことですが…平時であれば。

昼食会…喜ばしいことです。

でも、今日のご飯でさえ温かいものが口に出来ない…同じ人間なのに…いえ、同じ国にありながら…というレベルです。

もちろん毎日を生きる上で今日は私の不幸、他人の幸せで生きることはあります。その反対も普通にあります。

しかし、元旦に四方拝をし国民の幸せを願う日本の最高位にあらさられるご一家が…とも思うのです。

台風の災害など気にせずに輝く笑顔のパレードを見たいと言っているヤフコメの愚集と変わらないくらい、悲しいくらいに下賎な即位式になりませんでしょうか。

パレードイコール即位式と思っているぐらいの暗さ…

今、現在二つの台風が日本列島を睨んでいるのですが…

即位礼を延ばしても、両陛下の威厳はヤフコメの大絶賛な指示を得ておられるのなら問題ないのではないでしょうか。

全て平等なんてありませんが、でもこの国に住み暮らし、その安心を守ることを考える大きな転換期にいるのだと思わずにはおられません。