たまゆら夢見し。

気ままに思ったこと。少しだけ言葉に。

夕凪の街 桜の国  ヒロシマ消えた家族

2020-08-06 16:13:00 | 日記
淡々と広島がヒロシマに変わる前の日常を

ヒロシマ消えた家族 という写真本は教えてくれます。

戦中であっても家族は笑い毎日を懸命に生きていたことを教えてくれます。

猫を背負い微笑む女の子が突然ある日焼かれ苦しまなければならなかったのでしょう。

夕凪の街 桜の国は 大切な人を失った悲しさ、生き残った悲しさ 生き残ったというのに亡くなった家族に申し訳なさを感じ しあわせになってはいけないと思い込み懸命に生きてやっと好きな人と手を取り生きていこうとした時、原爆の後遺症で命を落としてしまう若い女性が描かれています。

平和を、核兵器をなくすと声高に言うより、普通の日常を守りたい、誰にも奪われたくないと思います。

その方が現実的のような気がします。

戦争を憎むとか責任者は誰だというよりも、毎日の日常を奪われた悲しさを訴えていると思うのです。

それは世界中どこにもあることです。

ヒロシマはその後生きていても放射線のため後遺症で命を落とすという恐怖もありました。

それはヒロシマとナガサキにしかない過酷な現実です。

大切なものを誰も勝手に奪われたくないということを知る1日なのです。



広島の街が祈りで包まれる日

2020-08-06 08:03:00 | 日記
今日は広島の原爆の日です。

日常を大きく奪われた大量虐殺だと思っています。

広島に親戚がいます。

今日は広島がいつもの広島と変わるそうです。

どこかで、今日は慎ましくする日だと。夏休みでも浮かれた気持ちでなくなるそうです。

灯籠流しも出店などあると怒っていました。

お祭りじゃない、と。

修学旅行で広島へ行った時、眠れなかった。

人間がこんな形で苦しみ傷つけられ、溶かされ、焼かれ、殺されなければならないことに。

語り部のおばあさまに少女次代にこんな苦しい日があったというのに、私がのうのうと生きていることに申し訳なく思って、良いのだろうかと苦しかったです。

テレビで映画の黒い雨を見た時は耐え難く途中でやめました。

しかし、桜の国 夕凪のまち の映画を映画館で見た時は泣けて泣けて仕方なかった。

忘れない、忘れることはできない 人がしあわせに生きるということがあなた方の犠牲にあるということ、あなた方が懸命に行き明日に希望を見出し生きていたこと。

そろそろ黙祷を広島ではない街からします。