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眞子さま、小室圭さんと「年内結婚」で日本人が覚悟すべき3つのリスク

2021-09-09 11:00:00 | 日記

下記の記事はダイアモンドオンラインからの借用(コピー)です。

結婚は祝福すべきだが、日本という国にダメージをもたらす恐れ
 秋篠宮家の長女、眞子さまと小室圭さんがいよいよ年内に結婚される見通しだという。
 9月1日、マスコミ各社が報じたところによれば、小室さんがアメリカの法律事務所に就職する方向で調整が進んでおり、生活のメドが立ったからということらしい。結婚後、皇籍離脱する眞子さまもアメリカで生活されるそうで、1億3000万円余りとみられる一時金は辞退を検討しているという。
 アンチの方たちには怒られるかもしれないが、個人的にはこういう形で話がまとまって良かったのではないかと思っている。
 確かに、小室家の「金銭トラブル」はまったく解決のメドが立っていない。元婚約者の方や、社会に対するこれまでの対応から、小室母子の人間性というものを疑問視する人がいるというのもよく理解できる。
 ただ、それはそれとして、結婚というのは当事者の問題だ。互いに惹かれ合う2人を引きはなすことは誰にもできない、というのは世界の常識だ。もし国内世論や政治的プレッシャーで2人の結婚を阻止するような事態になれば、中国と並ぶ「人権侵害国」のレッテルを貼られてしまう恐れもある。
 スッキリしない話ではあるが、国民的には到底納得のいかない「税金1億3000万円を小室家へ投入」という事態も避けられるのであれば、いつまでもネチネチと結婚に反対しても不毛なだけだ。
 それよりも気持ちを切り替えて、結婚後に引き起こされるであろう「リスク」に目を向けて備えておいた方がいい。結婚自体はめでたいことだが、日本という国にとっては今後、喜ばしくない事態が起きる可能性が高いからだ。
「縁起でもないことを言うんじゃない!」というお叱りを受けるかもしれないが、残念ながら、「現実」を直視すれば、この結婚が日本という国にダメージをもたらす恐れがあることは否定しようがない。
深刻な3つのリスクとは?
狙われる「ロイヤルファミリー」
 眞子さまは一般の29歳女性ではなく、「菊のカーテン」の中で生まれて、我々日本人ですら知らない儀式を体験し、「皇室の秘密」を目の当たりにしてきた人である。そのような国家神道のキーマンが、かなりクセの強い母子と家族になる。しかも、異国の地で新婚生活を送っていくのだ。これで「リスク」がないと考える方がお気楽すぎる。
 では、一体それはどんなものかというと、深刻なものから挙げていくと以下の3つがある。
1.海外諜報機関が仕掛ける皇室スキャンダル
2.小室さんの「メーガン妃化」
3.眞子さまの「広告塔化」
 まず、1に関しては「スパイ映画の見過ぎだよ」と冷笑する方も多いかもしれないが、そうやって笑っているのは、平和ボケしている日本人だけだ。世界では「ロイヤルファミリー」はほぼ例外なく、国家間の諜報戦に巻き込まれる。その中でも特に、王室・体制から離脱した人物ほど「利用価値」が高いので格好の獲物となる。
 有名なところでは、ダイアナ妃がわかりやすい。
 チャールズ皇太子と離婚して、王室を離れた後も各国の諜報機関はずっとダイアナ妃を監視していた。米メディアによれば、NSA(国家安全保障局)は、ダイアナ妃の電話を盗聴していたという。
 なぜそんなストーカーみたいなことをしていたのかというと、イギリスの「弱み」を握るためだ。利害が衝突したり、対立しているような国からすれば、国家の根幹を揺るがすようなスキャンダルをいかようにも活用できる。例えば、非公式な交渉でカードとして使うこともできるし、メディアを使って公にして、国際世論を味方につけるということもできる。
 クアラルンプール国際空港で暗殺された金正男氏もそうだ。
 北朝鮮というベールに包まれた国の中枢を知る上で、これほど最適な人物はいない。彼が持つ情報の中には金正恩氏の権威・求心力を低下させ、北朝鮮の政治体制を崩壊させるようなものもあったかもしれない。だから、CIA(米・中央情報局)は金正男氏を「協力者」として重宝して彼の逃亡生活を支えていた。彼の息子も現在、CIAがかくまっていると言われている。
もし中国がスキャンダルを利用してきたら…
 さて、こういう「国際社会の常識」を踏まえて、今上天皇の姪にあたり、「菊のカーテン」を自由に出入りしていた眞子さまが、皇籍離脱してアメリカで新生活を送るということの意味を考えていただきたい。
 一時金1億3000万円辞退を検討しているくらいだから、日本から何人もの警護を引き連れていくとも思えない。要人の盗聴や工作活動を日常業務でやっている海外諜報機関からすれば、こんなチョロいターゲットはない。
 考えたくはないが、日本と利害が衝突するような国が、眞子さま、小室さんの夫婦への盗聴・監視によって、皇室内のスキャンダルや「不都合な真実」を入手したら――。
 例えば今、西側諸国は、中国の香港民主化運動や、ウイグル族への弾圧を人権侵害だと批判している。日本も遅ればせながら対応に動き、自民党内でも非難決議を出すべきという声が高まっている。しかし、もしそんな時、たとえば「日本の皇室は、今の時代にありえないような女性差別が行われている」なんて話が発覚したらどうか。中国共産党の報道官は、海外メディアの前で、こんな風に吐き捨てるように言うだろう。
「日本政府は、自国の非人道的な天皇制から国際社会の目を背けるために、中国に対してありもしない人権問題を捏造している」
 そんなバカな話を誰も信じないと思うかもしれないが、これまでもこういうスタイルで、日本は何度も「歴史戦」に敗れてきたという動かし難い事実があるのだ。
小室さんの「メーガン妃化」で、皇室の「謝罪会見」も?
 このような構図は、2の『小室さんの「メーガン妃化」』にも当てはまる。公表した長文の反論文を読めば明白だが、小室さんの中には、自分たち母子は、マスコミや世間によっていわれのないバッシングを受けた「被害者」という強い思いがある。
 今のところ眞子さまとの結婚を実現するため、なるべく波風を立てないようにしているが、結婚まで漕ぎ着けて、しかも遠いアメリカで暮らしているとなれば、押さえ込んでいた怒りを一気に爆発させることもありえる。ましてや、「一時金1億3000万」も辞退をするというのなら、宮内庁や皇室に対して、気をつかう理由もない。
 秋篠宮家との関係もこじれてしまうが、もともと良好な関係だったわけでもないし、結婚すれば眞子さまは完全に小室家側についているので、もはや怖いものはない。
 ならば、散々自分をけなしてきたマスコミや世論に反撃をして、「名誉回復」を目指すことだってありえる。また、出版やメディア出演で、積極的に自分たち母子の正当性を訴えていくということだって、やろうと思えばできるはずだ。
 まさしく、メーガン妃である。
 イギリスのロイヤルファミリーが、王室を離れてカナダに移住したメーガン妃の「人種差別告発」で謝罪に追い込まれたように、日本の天皇や皇室が「謝罪会見」を開くなんて悪夢のような話が現実になるかもしれないのだ。
眞子さまが新興宗教の「広告塔化」の恐れも
 そんな2つのリスクとやや異なって、3の『眞子さまの「広告塔化」』はちょっと方向性が違う。ストレートに言ってしまうと、小室さんの母・佳代さんが信仰している新興宗教に、一般人となった眞子さまが主体的に関わってしまい、布教活動のシンボルにされてしまうかもしれないというリスクだ。
 ご存じの方も多いだろうが、一部メディアが佳代さんの信仰について報じている。例えば、「週刊新潮」が報じた『小室圭さん母が信仰の新興宗教信者「“脱会したら罰が当たるぞ”と脅されてきた人生」』(2019年9月19日号)などだ。
 まず、はじめに断っておくが、筆者はこの新興宗教が問題だとか言うつもりは毛頭ない。記者をしていた十数年前、実際にここの信者の方たちにお会いして、お話を聞いたこともあるが、真面目に信仰に励んでいる方が多い印象だ。もし本当に佳代さんが信者だとしても、信仰の自由なので、誰かに批判されるようなものでもない。
 しかし、これはどんな宗教でも同じだが、新興宗教というのはどうしても「自分の神様が一番」ということを訴えて、信者を増やしていくというビジネスモデルだ。言い方は悪いが、他の宗教を下げて、自分たちを上げるという部分がある。この新興宗教も「唯一無二の神」をうたっているので、どうしてもそうなってしまう。
 さて、そんな宗教を信じる家庭に、日本の神道の頂点にいる天皇家に連なる血統の女性が嫁いだら、果たしてどんな事態が起きるだろうか。
 まず、「改宗」の可能性がある。創価学会などでも親子二代で信者というパターンは非常に多い。大切な家族が信じているものに影響を受けるのは、人として当然だ。
 もちろん、皇籍を離脱して一般人になるわけだから、どんな宗教を信じようとも眞子さまの自由だ。しかし、入ってこられる宗教側からすれば、どうしてもこれを利用したくなってしまうのではないか。宗教というのはあらゆる手段で「信者拡大」を目指すものだ。そのため、他宗教を下げ、自分たちがいかに素晴らしいかを訴える。それには「本当の信仰に目覚めた元皇室女性」は最適だからだ。
 また、その点では「アメリカで生活」も都合がいい。日本国内でもしそんなことをやろうものなら、この新興宗教のもとには、日本中から右翼の街宣車が集まって大騒ぎになるが、アメリカでやれば、そこまで悪目立ちをしない。
 ちなみに、この新興宗教のホームページには、「海外在住のご家族がいられる皆様へ」として、カナダのバンクーバー、カルガリー、アメリカのニュージャージー、ロサンゼルスなどの「海外会場」が紹介されている。
 もし一般人となった眞子さまが「特別ゲスト」として、これらの会場に現れたらどうか。もし「唯一無二の神」への信仰を語るようなことがあればどうか。信者の皆さんは大喜びで、新しい信者も続々増えていく。宗教団体なら、こんな強力な広告塔を利用しないわけがないのではないか。
 仮にそうなったとしても、「宗教の自由」があるので、誰も眞子さまを責めることはできない。ただ、これが天皇・皇室に対する求心力低下につながることが「リスク」なのだ。保守層からは、「なぜあんなことを許しているのか」「そもそも結婚をさせるべきではなかった」などという怒りの声が上がって、「日本人にとって皇室とは何か」という、これまで避けてきたタブーに切り込まなくてはならなくなるかもしれない。
これも時代の流れ…日本人が避けてきた問題に向き合おう
 このような3つのリスクを聞くと、「やはり小室さんとの結婚は反対だ、秋篠宮ご夫妻は国民のために全力で阻止すべきだ」という人もいるかもしれない。しかし、個人的にはこれはもう時代の変化で、しょうがない部分もあると思っている。
 仮に今回の結婚がなくなったとして、眞子さまが次に結婚相手として選んだ人物が問題ゼロになるとも言い切れない。また、佳子さま、愛子さま、悠仁さまと、まだこれから「民間人」との結婚が続いていくだろう。そのお相手が、小室さんのような人である可能性もなくはない。今の時代、日本国籍じゃないということだってあるかもしれない。
 つまり、これらのリスクは、今後も皇室の方たちが、我々国民と同様に、自分らしい生き方を目指していく限り、いつか必ず起きるものなのだ。
「開かれた皇室」をうたい、女性の人権を尊重すると世界に宣言する日本が、かつてのように皇室の人々の「結婚・恋愛の自由」を制約することは難しい。権力や国民のリンチで引き裂いても、いつかそれが蒸し返され、人権侵害だったと問題視される。つまり、日本としても、これらのリスクと真正面から向き合っていくしかないのだ。
 眞子さまと小室さんの結婚は、これまで日本人が避けてきた「天皇・皇室は個人の幸せをどれだけ追い求めていいのか」という問題を、しっかりと考えていくいい機会かもしれない。
(ノンフィクションライター 窪田順生)



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