下記の記事はハルメクWebからの借用(コピー)です
嫁姑問題は夫婦関係にも影響し、離婚につながることもある家庭トラブルです。「ハルメクWEB」でアンケート調査をしたところ、姑と同居している人の8割以上が、ストレスを感じると回答。嫁姑問題の原因と対処法を、体験談・エピソードとともに紹介します。
嫁姑問題の原因と対処法
目次
1. 立場上、嫁と姑は対立しやすい関係性!
2. 嫁姑問題、最大のカギは同居の有無!
3. 姑と同居する人の7割以上が「いつもストレスを感じる」
4. 姑にストレスを感じる理由1位は「自分勝手である」
5. 【体験談】嫁姑バトル!イライラしたエピソードと対処法
6. 円満な嫁姑関係を築くコツは?自分が「姑」の場合も注意立場上、嫁と姑は対立しやすい関係性!
いつの時代も変わらない嫁姑問題。同じ女性ではあるものの、育った環境や価値観はまったく違う赤の他人。
さらに、年齢が大きく違うこと、そして「息子を育てたのは私」という自負などから、姑と嫁の間に上下関係が生まれることが、嫁姑問題の大きな原因です。
しかし、結婚生活を続ける以上、姑との関係は切っても切れない仲。なるべくなら、トラブルを起こさずに過ごしたいものです。
そこで、ハルメクWEBの読者のみなさんに、アンケート調査で嫁姑問題エピソードと解決策を聞いてみました!
※実施期間:2020年6月 有効回答数:81、回答方法:インターネット調査
【回答者の属性】
・性別 女性:78人、男性:3
・年齢 ~39歳:12人、40歳~49歳:13人、50歳~54歳:14人、55歳~59歳:20人、60歳~64歳:18人、65歳~69歳:3人、70歳~74歳:1人
嫁姑問題、最大のカギは同居の有無!
アンケートで「姑がいる」と答えた81人の人に、姑と同居しているか聞いたところ、「はい」と答えた人は16%と、それほど多くないようです。
しかし、実はこの「姑と同居しているかどうか」が、嫁姑問題の程度に大きく影響していました。
続く「姑に対してストレスを感じることはありますか?」という質問には、全体で57%の人が「はい」と回答しましたが、姑と同居・別居で分けて見てみると、以下のようになります。
姑と同居している13人のうち11人、実に84.6%もの人が、姑に対してストレスを感じているという結果となりました。
一方、別居している人は、「はい(48.5%)」と「いいえ(45.6%)」と半分に分かれる結果に。同居していると、姑と四六時中顔を合わせていることから、やはりトラブルも多くなる傾向にあるようです。
姑と同居する人の7割以上が「いつもストレスを感じる」
次に、姑に対してストレスを感じる頻度を聞いたところ、同居・別居でその違いが顕著に表れました。
姑と同居している人は、ほとんどの人が「いつも感じる(61.5%)」と回答し、それ以外の人も「ときどき感じる(15.3%)」との回答でした。
一方で、姑と別居している人は、「季節行事で顔を合わせたときだけ感じる(22.1%)」と「たまに感じる(13.2%)」が多く、「いつも感じる」と答えた人は2人だけでした。
同居・別居でそもそもの回答数が大きく違うので、単純比較は難しいものの、嫁姑問題のストレスの大きさは、同居の有無によって大きく変わる、ということは確実のようです。
姑にストレスを感じる理由1位は「自分勝手である」
続いて、姑にストレスを感じる理由を聞いてみました。
こちらも、同居・別居で違う傾向が見られましたが、どちらも1位は「自分勝手である」という結果になりました。
同居では「嫌味を言われる」、「過干渉である」など、直接的に言葉や行動で影響を及ぼす行為にストレスを感じているのに対して、別居では「子離れしていない」、「性格が合わない」など、精神的な部分でストレスを感じることが多いようです。
▼姑と同居している人のストレスTOP3
1.自分勝手である(27.3%)
1.嫌味を言われる(27.3%)
3.過干渉である(18.2%)
▼姑と別居している人のストレスTOP3
1.自分勝手である(8.8%)
1.子離れしていない(8.8%)
3.性格が合わない(7.4%)
3.生活リズムが違う(7.4%)
【体験談】嫁姑バトル!イライラしたエピソードと対処法
では、具体的にどんなことが嫁姑問題の原因になっているのでしょう? 読者のみなさんから寄せられたエピソードを見てみましょう。
▼嫁姑問題の原因1:自分勝手である
「できれば顔を見たくないですが、同居の上に、相手は自分の都合でガンガン遠慮なく私たちのスペースへ入り込んで来る性格なので、仕方ありません。
2世帯住宅なので、私たちのスペースに入って来なくても、すべての用事は済むはずなのですが、私が留守の間にいろいろな物を持って行ってしまうので、昨年リビングに鍵をつけました。
お願いしても聞かないし、約束事を作っても守ってくれる性格ではないため、現在は諦めて、なるべく考えないことにしました。嫌だった出来事を引きずらないように心掛けています。(Yさん、同居・55歳~59歳・女性)」
▼嫁姑問題の原因2:嫌味を言われる
「四人姉妹で育った姑は負けず嫌いで、会話の中でも譲らないことが多い。普段の生活のなかでもチラッと嫌みな一言を言うが、悪い事を言っている意識がない。
軽く言い返す事もあるが、年をとって自己中心的な考えは増すばかりなので、腹は立つがそのときは聞き流して、後で友人に文句を聞いてもらう。(アンティさん、別居・55歳~59歳・女性)」
▼嫁姑問題の原因3:金銭感覚が違う
「同居していたときのこと。姑は自宅の稽古場で新舞踊の先生をしており、生徒さんへのお茶出しなどを私(嫁)にさせるため、気を遣って疲れました。
生活費は全部こちら負担。住宅ローンは自分が管理するからと言うので、毎月13万を渡していましたが、踊りにかかるお金や着物代で使い込み、督促状が来たことも。見栄のために使うお金が多い人でした。
一生懸命いい嫁をしていたことが仇となり、事態は悪化。同居を解消するまで、解決策は見出せませんでした。(しっぽねこさん、以前同居で今は別居・50歳~54歳・女性)」
対処法は「距離を置くこと」と「第三者に相談すること」
同居の場合、物理的に距離を置くことは難しいかもしれませんが、共有スペースとプライベートスペースを分ける、仕事に出る・趣味のために外出するなど、意図的に姑と接する時間を制限することが有効です。
また、姑に嫌味を言われたときも、一度聞き流して後で夫や友達に相談するなど、冷静に対処することが大切です。
円満な嫁姑関係を築くコツは?自分が「姑」の場合も注意
「別居で姑とあまり会わないので、嫌いではないが好きでもない」という人も多いようです。
今は別居でも、ご主人が一人っ子であるなど、これから先、姑の介護などで同居することもあるかもしれません。
姑と円満な関係を築くためには、どうすればいいのでしょうか? 姑にストレスを感じない、と答えた人にコツを聞きました。
アドバイス1:姑ときちんと向き合って、話し合う
「お互い思う事は話し合う。(すみりぃ~さん、同居・50歳~54歳・女性)」
アドバイス2:お互いの生活に口出ししない
「一緒に暮らしていないからそう言えるのかもしれないが、揉め事が嫌いな義母なので、お互いの生活に口出しをしないし、性格も明るく面白い人なので、ストレスは感じないです。(かのみゆさん、別居・40歳~49歳・女性)」
アドバイス3:月日の流れに任せる
「92歳という高齢になり、また私の実の母が亡くなったので、むしろ愛おしいとさえ思う。コレ、正直な気持ちです。(ホリホリさん、別居・60歳~64歳・女性)」
嫁姑の関係が大きなトラブルに発展するのは、違う視点で物事を見ているから。「話し合って理解し合う」もしくは「干渉しない」、いずれかの方法で衝突を避ける必要があるようです。
また、年を取ると人の性格は丸くなるもの。子育て中のママだった若い頃は姑にイライラしていたけれど、子どもが独立すると、案外「一人の大人の女性」として対等に話せるようになる、なんてこともあるようです。
自分が姑の場合は「過干渉」に気を付けて!
最後に、すでに嫁(息子の妻)がいる人に、姑として、嫁との関係性を良く保つために気を付けていることを聞いてみました。
「距離を置き、無駄に会わず、距離を置く付き合い方をしています。孫と息子の楽しそうな顔を見て、それで十分です。(O・Nさん、70歳~74歳・女性)
「出しゃばらない、希望を聞いて確認する。(涼ちゃん、60歳~64歳・女性)
「自分が姑との関係で嫌だと思ったことはしない。干渉しない。(mmmmmさん、60歳~64歳・女性)」
みなさん共通して、過干渉にならないように注意しているようです。嫁姑に関わらず、スムーズな人間関係を築くコツは、適度な距離感です。ストレス発散方法を見つけるなど工夫して、少しでもトラブルの種を少なくできるといいですね。
文=竹下沙弥香(ハルメクWEB編集部)
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