下記の記事はデイリー新潮からの借用(コピー)です
享年63。死因は「新型コロナによる肺炎」──女優やタレントとして幅広く活躍していた岡江久美子の急死は人々に衝撃を与えたが、家族は、感染対策を理由に、見舞いどころか葬儀を執り行うことすら叶わなかった。あれから8カ月。一人娘で女優の大和田美帆(37)が初めて明かす、母の最期。
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美帆が2017年に上梓したエッセイ集『ワガコ』(新潮社刊)は、現在5歳になる長女の出産と育児について綴ったものだが、母・久美子についてもかなりの紙数を割いている。例えば、
〈母になって初めての母の日。今までの母の日と、格別に違う母への想い。〉
久美子が自分を産んだときのことを直接本人に尋ねたくだりも読み応えがある。
「母は読んでも良かったとか言わないんです。でもほとんど母への感謝の言葉なので生前、読んでもらえてよかった」
と語るのは美帆ご本人。
「母が亡くなった今だからこそ、女優としてではなく母親としての岡江久美子を知ってもらえたら嬉しい」
“娘がいない時に、自分が娘の立場になって泣く時間はできました、最近は”とも語る美帆。母の最期を尋ねると、重い口を開いた。
「自粛期間中でしたので、今思えば非常事態、異常なことでした。母がお世話になった方など皆で集まって一緒に泣いたり母の思い出話をしたり励まし合うこともできなかった。家にいなくてはいけなかったのが父(大和田獏)も私も辛かったです」
4日後に遺骨と対面
長女の大和田美帆(他の写真を見る)
入院17日間、家族との面会は許されず。4月23日、久美子は息を引き取った。
「私は病院で頑張る母にどうしても声を聞かせたくて、テレビ電話、それが無理なら電話や、声を録音したものを聞かせたい、って父に頼んでたんですけど、父は“自分より大変なのは病院の皆さん。こっちからお願いはできない”って。凄いなと思いました。誰よりも声が聞きたかったと思うんですけどね」
再会できた時、母は既に骨と灰になっていた。
「父は、もし自分がコロナだったら、と心配だったようで家に来ない方がいいと言っていて。お互いセンシティブになっていました。4日ほど経って、やっと母に会えました。父とは距離をとりながらでしたけれど。正直、遺骨を見てもそれが母だとは思えなかった。葬儀という儀式の大切さを痛感しました」
葬儀は執り行えていない。
生後まもない美帆を抱く久美子(他の写真を見る)
「母は交友関係が広かったですし、節目が必要だと思うので、いつかお別れ会はしたいです。ただ、父とは“感染の不安がなくなったら”と話していて。いつになるのか……」
そんな特異すぎる死別にも、美帆は意味を見出す。
「皆の中では“元気な岡江さん”のまま。弱々しい、衰えた姿でなく、綺麗なまま突然旅立った。それってとても母らしいと思うんです。早すぎるし衝撃的な死でしたけれども、いつもポジティブな母でしたから。私も母の死から何か学ばせてもらって『さすが、私の子!』と褒めてもらえるよう娘と父と前を向いて生きていきます」
と涙ぐみながら微笑んだ。
小林麻央さんも頼った「代替医療」について考える
気功をしても「身体が鈍感だから効果がまだよく分からないの」が口癖
34歳の若さで亡くなった小林麻央さん。幼い子ども2人を残してこの世を去る心中は察するに余りあるが、「標準治療を選んでいれば助かったのではないか」と、その死を惜しむ声があがっている。
乳がんそのものは手術での除去に加えて、放射線治療・抗がん剤・ホルモン療法・分子標的治療薬を組み合わせる“セオリー通り”の標準治療を行っていれば、5年生存率が90%を超えたとされる。
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親しい間柄である歌舞伎役者にも相談せず、家族一丸となって闘ってきた(他の写真を見る)
「週刊新潮」(7月6日号)では、麻央さんが気功に頼っていたという関係者の証言が報じられているが、事実、麻央さんのブログでは気功のほか、マッサージ、サプリメント、温浴療法、酵素風呂などの言葉が散見され、夫・海老蔵のブログからも長女・麗禾ちゃんや長男・勸玄くんをともなって気功に通っている様子が窺える。
麻央さんはブログに〈マッサージをしたり気功をしたりサプリを飲んだりしても!「私は本当に身体が鈍感だから効果がまだよく分からないの」が口癖でした〉と綴っているが、思ったような効果が得られなかったことが示唆され、苦しい胸中が垣間見える。
様々な“代替医療”を科学の眼で検証
現代の科学では効果が検証できていない治療法を総称して代替療法と呼ぶ。
英国の科学ジャーナリスト、サイモン・シン氏は著書『代替医療解剖』のなかで、鍼・ホメオパシー・カイロプラクティック・ハーブ療法という代表的な代替医療を、その起源から現状まで徹底取材し、科学的な評価を加えている。またオステオパシー(整骨療法)やコロンセラピー(結腸洗浄)、酸素療法、医療用ヒルなど新奇な治療についても丁寧に検証している。
そのうえでこうサイモン・シン氏はこう語る。
ホメオパシー、鍼、指圧、カイロプラクティック、アロマセラピー、ホントに効くの? 様々な代替医療を科学の眼で検証する
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「代替療法は大繁盛しているが、多くの場合は誤った考えを抱いてしまったセラピストによって、ときには大衆を食いものにするニセ医者によって、人びとは繰り返しまどわされている。今こそまやかしがはびこるのを食い止めて、本物の治療法を優先させるべきときではないだろうか」
歴史的にみれば、代替医療として広まったのち通常医療に受け入れられた治療法が数多く存在しており、そのメカニズムが未来において証明される療法もあるだろう。代替医療が患者の心理的な苦痛を緩和するケースがあることも否定できない。
しかし、導入にあたってはしっかりとその療法のリスクと現在時点での科学的評価を確かめることが重要だ。
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