Happinessblog 幸せになりたい貴方に贈る心の持ち方術

大阪心斎橋占いサロン・イリスの琉妃(りゅうひ)が自分を変えて幸せになりたい人の為に贈る、心の持ち方術&日々徒然ブログ

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25人に1人という恐怖

2019-12-20 13:36:20 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と四柱推命&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。

早いものでもう12月!しかも中旬を終わろうとしています。
それにもうすぐクリスマスです。
この間まで暑い暑いと言っていたのがウソのようです


                  



ずいぶん前に読んだ伊坂幸太郎の「死神の浮力」の話を。
とても面白かったです。これは「死神の精度」の続編になります。

「死神の精度」は短編で6つの話があります。
死神の千葉が対象者に1週間張り付いて、
「死」に対して「可」か「見送り」を決めるという話です。
「可」は死んでしまうんですね。「見送り」は死なないです。

死神の千葉はクールなんだけどずれていて妙にかっこいいのです
私的にはとても好きなキャラクターです。

前作と違い「死神の浮力」は長編になります。
簡単にあらすじを。

人気作家の山野辺の娘が殺され、夫婦で犯人に復讐しようと思いつめます。
その最中に千葉が山野辺夫妻の元に訪れます。
「死」の対象者は、山野辺です。
千葉が、山野辺夫妻の復讐劇に付き合わされた1週間を描いています。


物語の中での会話でなるほどと思ったことがありました。

犯人はとにかく非情で人を殺すことをなんとも思っていないんですね。
そのことについて語ったところです。

世の中には良心をもたない人が25人に1人いると。
良心を持たないということは、最強なんだって。
だって、どう思われようが気にならないし、悪いことをするにしても
躊躇がないから、どんなことも出来る。

なるほどな~と関心しました。確かにそうかもです。
普通なら、人を騙したりすると良心が痛むし、
悪く思われたら嫌だからやめよう、と思うのが当たり前ですよね。

でも良心がないと怖いものがないのですよ。
だから最強。

で、千葉が言います。
「25人に1人というのは、25対1だから負けるのではないか」と。

でも、良心を持たない人は魅力的で話が上手で人を騙します。
だから残り24人の半分ぐらいは良心をもたない方にくっつきます。
で、あまった方の半分の大半は中庸ですから、
人気のある方にくっつこうかなと思います。

中庸の中の人でも正義の人は1~2人はいるわけですから残りますよね。
最初は24対1だった構図が逆転してしまいます。

※多分こういう内容だった思います。うろ覚えなので間違ってたらゴメンナサイ

そう考えるとなんだか怖いですよね。
間違った考え方が正しくなって、本当の正義が間違っているとなると。
この世の中にもそういうことって、結構あるのじゃないかなと考えたりします。


この「良心をもたない人」という本をずいぶん昔に読んだ記憶があります。
そういえばこんな内容だったなと思いだしました。

平然と嘘をつき、涙で同情を誘い、都合が悪くなると逆ギレをする。
本来、人間に備わるはずの良心をもたないがゆえに、
他者への思いやりが絶対的に欠落し、手段を選ばずに自分の欲望を満たそうとする
人たちがいる。25人に1人いるとされる“良心をもたないサイコパス”

25人に1人って結構多いですよね。
50人に2人、100人だと4人もいるんですよ


肩書きや話の上手さに惑わされずに、何か変だと直感で感じたら
直感を信じた方が良いのかも知れません。

また、よ~く観察してみると、おかしいなと思えることがあるようですから
鵜呑みにしないことが大事ですね。

とは、いってもなかなか実践できませんよね。

そういう方は「平気でうそをつく人たち」「良心をもたない人たち」
を読んでみてはいかがでしょうか
あ、「死神の浮力」もおすすめです

「平気でうそをつく人たち」も昔読みましたが、色々な事例と
嘘をつく人の心理が書かれていますよ。

騙されないように気を付けたいですね


死神の浮力
伊坂 幸太郎
文藝春秋


文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)
M・スコット・ペック
草思社


良心をもたない人たち―25人に1人という恐怖
マーサ スタウト
草思社



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稚くて愛を知らず

2013-08-24 17:51:03 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と、四柱推命教室&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。

むか~し読んだ本のことを少し。

そうとう昔です。20年以上は前です。

石川達三の「稚くて愛を知らず 」
稚くて愛を知らず (角川文庫 緑 97-12)
石川 達三
角川書店


出版されたのは1964年ですので、そうとう昔ですよね。

簡単なあらすじとしては(うろ覚えですが

由緒ある病院の家に箱入り娘「友紀子」がいます。
この箱入り娘を両親は溺愛しています。
当然、この娘は自分で何も考えず、ただ与えられるまま生きています。

友紀子は父親の命じるまま若い医者と結婚します。
ですが、自分から歩みよろうとはせず、ただ一緒に生活しているだけ。
(なんというか、気が利かず鈍感な女性です)

そのうち子供が出来るのですが、愛情のかけ方とか分からず
いつまでも娘のような感じで成長しきれていません。

夫はそういう妻に対して諦めの気持ちを持ち、本当に自分を愛して
くれる女性と共に、子供連れて妻と別れます。

友紀子は夫と別れても、悲しいとか寂しいといった
感情を持てず、ただ現状を受け入れるだけです。

実家に戻りましたが、結局自分では考えずに、ただ流れに流されて
自分が置かれている現状を受け入れるだけです。

とまあ、こんな感じだったと思います。

思うに、自分で考え行動しないと、何も変わらないし、
感情もわいてこないのではないかなと。

考えて動くと失敗する時もあります。
そんな時、落ち込んだり、悔しいがったり、
倍返しだ!なんてことも思ったりしますよね。

成功したら嬉しいし、好きな人から必要たされたら幸せだし、
生きて行くというのは、そういう事の連続ではないかなと
私は思います。

ただ、なんとなく生きて行く。
芥川龍之介の「六の宮の姫君」を彷彿とさせるような小説でした。


因みに、四柱推命で見ると由紀子の命式は、
財星の大過っぽい命式だなと思えます。
あるいは土日生まれの印星の大過かな


本格本気の四柱推命は「占いサロン・イリス」にてマン・ツー・マンで学べます 。



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水のかたち

2012-11-16 15:27:54 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と、四柱推命教室&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、琉妃です。

11月にはいり寒さがましてきましたね。
このまま冬に突入ですが、風邪などには気をつけましょうね


               


水のかたち 上
宮本 輝
集英社


水のかたち 下
宮本 輝
集英社



「石に一滴一滴と喰い込む水の遅い静かな力を持たねばなりません」
最近読み終えた小説「水のかたち」に書かれていた一節です。

これはロダンの言葉でもあります。

水の一滴一滴の力でもって、石の形が変わるまでは
気が遠くなるほどの時間がかかると思います。

それ程の努力をしなさい。
また、焦ってはいけないということだと思います。

何かをやり始めると、結果を求めたくなります。
それもすぐに。

すぐに結果が出ないと諦めてしまう、またやる気がなくなる。
そういうことも多いのではないでしょうか。

でも、すぐに結果を求めず、
水の一滴がぽたぽたと石の上に落ち、それが長年かけて石の形を変えていく、
それほどの持続力が必要だよ、と教えてくれてます。
(と私は解釈したのですが


小説の内容としては
50歳になった主婦が、ふとしたことから骨董の道へ進み始めます。
その日常を、彼女を取り巻く人達の交流を交えてたんたんと書かれています。


読んで思ったことは、
大切なことは、たゆまぬ努力と、人として罪悪感を持たないように行動すること。
あと、人を舐めないこと。

えてして人は「あの人はたいしたことないよな」と思ってしまうものです。
それが、人を舐めるということです。

でも、その人には自分が思っているより、
すぐれている部分があるかも知れません。

その部分を知ると「舐めてかかっていた自分」が恥ずかしくなります。
何を見ていたんだと。

人には尊敬できる部分と言うものがあります。
表面だけみて判断していては駄目ですよね。

お薦めの一冊であります。


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ふがいない僕は空を見た

2011-09-25 22:11:55 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、琉妃です。

昨日、今日と、秋晴れのまさに行楽日和の週末です。
皆様はどこかにお出かけされましたでしょうか?


私は、いきなり涼しくなって着るものが無くてしょんぼり・・
なので、慌てて衣替えをした次第です




ふがいない僕は空を見た
クリエーター情報なし
新潮社




月乃先生に借りて読んだ本です。

タイトルが良いですね~

「ふがいない僕は空を見た」


内容の中に一行もこのフレーズは出てこないんです。
でも、読んだ後に、ピッタリなタイトルだな、と感心してしまいました。

ストーリーは
男子高校生の卓巳を取り巻く人達との物語なのですが、
5編あり、その都度主人公が変わります。

1編目は卓巳がコスプレにはまってる年上の主婦と
体の関係を持ってしまいます。

2編目はその主婦が主人公となり、卓巳やら夫のことを語り、
3編目は卓巳に片思いしている七菜が主人公。
4編目は卓巳の友人の福田が・・
最後5編目は卓巳の母親です。


と言う風に全て繋がっているのですが、
それぞれにそれぞれの思いがあり、生活が息づいています。

私的には4編目の「セイタカアワダチソウの空」が一番好きです。

ある意味底辺で成長してきた福田は、将来自分もそうなるんだなぁ
と漠然と思いながら生きているのです。

痴ほう症の祖母と二人っきりで、生活もキュウキュウで、
どうあがいても生きていくの不可能に思える日々・・。

その中で、軌道修正というか、ちょっとした気持ちの持ちようを
教えてくれる大人が出てきます。

そのことで福田の心にある思いが芽生えてきます。

人間どうしようもないことってありますよね。

大人ならなんとか出来るかもしれないけれど、
子供のうちはどうしようもない・・

私も嫌というほど経験したので、この部分が痛いほど分かります。

でも、人生を諦めなければ、良い人生が送れるのではないでしょうか。
私はそう思うのですが・・

なんとはなしの日常を描いた小説です。
でも、胸にじ~んときますし、泣けてきます。

読後、空を見上げたくなりました。


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「伝わる・揺さぶる!文章を書く」を読んで

2011-07-09 00:28:33 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんばんは、翠川琉妃です。

夜遅くなってしまいました。
早く寝なくちゃ明日も忙しいですからね。


伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
山田 ズーニー
PHP研究所



さて、最近読んだ本です。

この本、文章の書き方を教えてくれてます。
山田ズーニーさんは高校生相手の小論文の書き方を指導して
おられるようなんですね。
(大人の小論文というコラムも書かれています)

ですから、とても分かりやすいです。

文章を書くと言うのは簡単に言いますと、「問い」→「答え」なんですね。
逆でも良いそうです。

例えば、
あの人嫌い、と言う感情があるとしましょう。

そこには、嫌いか、嫌いじゃないか、の二者択一になってしまうのです。

そこに「問い」を入れて考えます。
何故、嫌いなのか?どういうところが嫌いなのか?

「答え」→「だって、わがままなんだもん。」
じゃあ、何故その人はわがままなのか?「問い」

と、続けて行くと思いもよらなかた答えが出てきます(感情もしかり)

こういう方法を使うと、簡潔に文章を書くことが出来ますね。
また、他人が読んでも、「この人は何が言いたいのか?」も分かります。

読んでみても損はない一冊ですよ


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「人生がときめくかたづけの魔法」を読んで

2011-02-28 15:43:08 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。

今日は朝から雨でした。
でも、今は雨も上がって、人通りもちらほらと


               


さて、少し前に読んだ本です。
「人生がときめく かたづけの魔法」


人生がときめく片づけの魔法
近藤 麻理恵
サンマーク出版



レビューを読んで、本当かな?と半信半疑だったのですが、
読んでみたところ・・

驚きです!
本当に凄い!と思いました。
今迄にない、片付けの本です。

自慢ではないですけど、私は片付けが上手で
家もすっきりと片付いています。

ただ、洋服だけがぎゅうぎゅうとクローゼットと箪笥
に入っていて、
「どうしたもんかな~」と日々悩んでいました。

で、この本に出会ったことで解決しました。
ほんとに片付けの価値観が変わりましたよ。

そうか、洋服は全部まとめて、いるもの、いらないもの、
に分けるのかと納得した次第です。

要はその洋服(他、持ち物や何でも)に、
ときめくかときめかないか、で、
捨てる、置いておく、を決めるのです。

捨てる事に焦点をあてるよりも、残すものを決める、
そういう片付けの仕方だと思います。

また、少しづつかたづけるのではなくて、一気にしてしまう。
片付けは「祭り」と考えて短期間でかたづける。
そうすることでモチベーションを保てるのだと思います。


お部屋がきれいだと気持ちいいですよね。

無駄な物が無くなると、
物を欲しくなる気持ちも無くなります。

なので、余分なものが増えない。

片付けの考え方が劇的に変わる、そういう本です。

読んで損はない。
いえいえプラスになることだらけです。

まだの人は、読んでみてはいかがでしょうか



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「あかんべえ」を読んで

2010-06-14 16:42:06 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
久し振りの更新です。


あかんべえ
宮部 みゆき
PHP研究所

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最近、とても忙しくなってきました。
それはそれでとても喜ばしいことですが・・・

いかんせん、歳も歳なので、
心身ともに疲れてしまっていけませんね

そんな疲れた日には重い本は読めません。
なので、軽い内容の本を読んでリラックスを図るようにしてます。

特にしんどい時は「宮部みゆき」さんの本を読むようにしてます。

なかでも時代物が私は好きで、
「日暮らし」や「ぼんくら」「あやし」などなど
江戸時代の庶民の暮らしぶりが書いてあるのが、なんとも
ほっとして、とても良いな~と思います。

この「あかんべえ」ですが、つい最近読みました。

さて、あらすじを簡単に。
主人公の少女、おりんの両親がやっとこさ料理屋を持てるようになって
とある古い店を買い取りそこで商いをはじめようとします。

ですが、そこにはお化けさん達が住みついています。
気のいいお化けさん達ですが、こどものお化け「お梅」は「おりん」が
嫌いです。生きているから嫌いなのです。
ですから、いつも「あかんべえ」としてしまいます。

その料理屋である事件が起き、解決する為に昔の事を調べて行く内に、
お化けさんや、おりんを取り巻く生きている人々達の
秘密や悲しみなどもあらわになってきます。


さすが、宮部みゆきさんです。
ただの時代物ファンタジーだけではなく、
推理小説としても良く出来ています。

うろ覚えですが、おりんのおじいちゃんが
「働き者に悪い奴はいない。怠け者は悪いことに手を染める」
と言います(ニュアンスはこんな感じだったと思います)

この部分が妙に納得でした。
働き者の人って、労を惜しまず、他人の分まで働きますよね。
得しようとか、楽をしようとか考えないです。
不器用でも、一生懸命働くとまっとうな人生を歩んでいけます。

反対に怠け者は・・・
働きたくないから、楽をしたいから、得をしたいから、
労せずにお金を得る方法考えたりしますよね。
人が損しても自分さえ得したらいいわ、と考えますよね。
こういう考えがエスカレートしていくと、
悪の道に進んでしまうような気がします。

宮部みゆきさんの本は現代物からSFものまで結構読んでますが
この人は人間の本質と言うものを、しっかりと見ている人だな~
とつくづく感心してしまいます。


江戸時代、物のない時代ですが、不便かも知れませんが、
なんかすっきりとした潔い時代だったのかも・・
こう言う風に生きていけたらな、と思ったりします。

あくまでも本を読んで感じたことなのでね。
やっぱり便利な方がいいです




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この世は美しい、人の世は甘美なもの

2010-03-14 22:59:21 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
今日はぽかぽかと暖かいです

自転車で住吉大社に行き、毎月買い足してる招き猫を買って、
参拝してきました


釈迦 (新潮文庫)
瀬戸内 寂聴
新潮社

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最近読んだ本です。

内容としては
お釈迦様の死期が間近に迫った頃のお話です。

80歳になった釈迦がお伴のアーナンダーと旅に出ます。
旅といっても説法を解きながら人々を救う旅です。

徐々に体が弱くなり、日々寝込む事も多くなります。
そんな釈迦に昔の思い出がよみがえります。

妻であった故ヤソーダーラーが今までの出来事や、
死して心の平和を得たことを知らせにきたり、
ブッダ自信も出家に至る心の内を顧みたりもします。

また、伴のアーナンダーも昔の出来事を思い出します。
それらを軸に物語「釈迦」は人間であるブッダを描きだしています。


お釈迦様と言うと、神々しい人で、人間ではあるけれど
人間ではないような方だと思ってました。

ですが、この本を読んで「釈迦」も人間だと感じました。

「私もボロボロの車になってしまったよ」と言う下りがあります。
人間は年をとれば老人になり、足腰も弱くなり病気にもなります。
ブッダは拒むことなくそれらを受け入れるんですね。

四苦八苦というのがありますよね。
「生まれる(いきる)」「老いる」「病気」「死ぬ」
生老病死、で、四苦です。

仏教の基本はこの世は「苦」らしいのです。
いかにして、「苦」を取り除くのか?が大事なのだそうです。

生きるとう言うのは苦しい。
老いて行くのは辛く苦しい。
病気になるのも苦しいですね。
死ぬことももっとも苦しい。

で、この「苦」から逃れる為には
まず、生まれなければ良いわけです。
人が生まれなければ老いることもない。
また、病気になることも死ぬこともないのです。

????

でも、人はやっぱり生まれて、生きて、
人生を謳歌したいじゃないですか。
苦るしいことが多くても、それに代わる喜びあったり
楽しい事があったりするはずですよね。
生きていればです。

だから、
お釈迦様の最後の言葉が
「この世は美しい、人の世は甘美なものだ」
なんだと思うのですが・・・。

人間ブッダを知るのにはとても良い本だと思います。
機会があれば一読をお勧めします



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崖っぷち高齢独身者

2009-08-08 15:43:18 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
今日は猛暑です
めちゃ暑いです!ちょっとの距離も汗だらだらです。
あ~冷たいものでもグビっといきたいところです

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さて、先日読んだ「崖っぷち高齢独身者」ですが
なかなか面白かったです。

崖っぷち高齢独身者 (光文社新書)
樋口康彦
光文社

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高齢者って書いてありますが、結婚する年齢についてですので
大体男性で38歳~、女性で33歳~が対象となっています。

著者はお見合いパーティー114回と結婚相談所68人と実践?を
積んでおられて、その経験を元にこの本を書かれたようです。

まあ、簡単に言うとお見合いパーティーでどういう風にカップルになるか?
結婚相談所で紹介してもらった人とどういう風につきあっていくのか?
を書かれています。

読んでいて面白いなと思ったのは、案外男性は女性をみる目が厳しいことです。

よく女性が「お見合いパーティーっていい人いないわよね・・」と
言いますね。同じく男性も「いい女の人っていないよね」と思ってます。

また、外見に関しても厳しいです、っていうより常識的なんですよね。
人に会うのに平気で遅れてくる。おごってもらってもお礼を言わない。
メールの返事が4日も5日も遅れる。それになにより外見を磨いていない。
お化粧はしていない。洋服もきちんとしたのをきていないとか、
社会人としての常識を問うてます。

これは何も男性が女性を見る目だけではなく、女性が男性を見る時にも
あてはまりますよね。

自然にしてても恋人が出来て結婚できる人は社会的コミニケーションが
出来てる人だとも書いてます。
確かにそうですよね。コミニケーションが出来る人は、他人との距離を
上手にとれる人だと思います。
相手が引いてるなら無理押しはやめようとか、こう言う事を言う(する)と
相手が不愉快な思いをするからやめようとか、ですね。

後は、自分の事は棚にあげて理想がめちゃくちゃ高かった場合は
なかなか結婚できないようです。
そしてそれを自分で自覚していない点が大きいみたいですよ。

読み終わった感想は、
自分と言うものを知ると言う事が一番大事なぁ。
知って妥協するべきところは妥協する。
結婚相談所に入ったからと言って必ず結婚できるわけでもないんだな、
ということでした。

でも、活動もしなけれ結婚も難しいのかなとも思います。
この本では結婚がなかなかできない人を「結婚弱者」と呼んでます。

結婚出来にくい世の中になってきましたね。
まだ結婚していない方は「結婚弱者」にならないようにね
結婚相談所は最後の駆け込み寺にはならないみたいですよ。


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ゴールデンスランバーを読んで

2009-06-19 17:31:27 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
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こんにちは、翠川琉妃です。
毎日真夏の様で・・とても暑いですね
もう夏バテが始まっているのか?
というぐらい体がだるいです
う~ん・・歳には勝てません

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ゴールデンスランバー
伊坂 幸太郎
新潮社

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毎回ですが、伊坂幸太郎さんの作品は面白いです

ゴールデンスランバーも外れなく面白いです。
映画化されるようですね。
主人公の青柳役は堺正人さんがされるようです。

私個人の意見としては加瀬亮さんが良かったなと
ま、それはさておき、簡単に内容を、

「オズワルドにされるぞ」と何年間ぶりにあった大学時代の親友の
森田森吾に主人公、青柳雅春はそう言われます。
その直後ラジコンによる首相暗殺事件がおこり、その犯人に
青柳雅治はされてしまいます。

濡れ衣をかぶせられ逃げる青柳。追いかける警察。
何もかもでっちあげられ八方塞がりの青柳。
大学時代の友人、恋人、周囲の人たちの助けをかりて
何処までにげられるのか?


伊坂幸太郎さんの作品だからきっと後味は悪くないだろう
と思って読んでいたのですが、はらはらどきどきでした。
けど、最後は収まるところに収まる。というか
落とし所がちゃんとしているのですっきりします。

めっちゃハッピーエンドではないけれど、さわやかな感じを受けます。

また、要所要所に出てくる言葉なり、出来事なりが
きちんと意味をもってあらわれてきます。
無駄な伏線をはらない所がいいなあと思います。
それに人物がたまらなく良いです。
皆、味があって憎めません。
と、考えると伊坂さんはこういう人の良さとか憎めない人なのかな
とも思ってしまいます。

個人的には物語の最後のエピソード、
「痴漢は死ね」とハンコの部分がとても好きです。

なぜ、「痴漢は死ね」が良いなのか?は
本を読めば分かるかと思いますので、
機会があれば読んでみて下さいね


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オーデュボンの祈り

2009-05-23 16:44:32 | 書籍
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こんにちは、翠川琉妃です。
今日は良いお天気です
行楽日和なのでしょうが、世間では相変わらず
新型インフルエンザで自粛ムードで、ぱっとしませんね。
でも関西では減少傾向にあるとか・・嬉し限りです。
早く普段通りの日常に戻れたらいいですね

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オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂 幸太郎
新潮社

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「オーデュボンの祈り」読み終えました。
伊坂幸太郎氏のデビュー作です。

伊坂氏の作品はどれも面白くはまったらやめられない!
そんな感じです。

さて、あらすじですが、
伊藤という青年がコンビニ強盗に入るも、あえなく失敗。
目が覚めると知らない部屋に居ます。
此処は江戸時代から鎖国されてる誰も知らない島でした。
島の住人は妙な人ばかりいます。
中でも一番妙なのは人の言葉を話す「未来が見えるカカシ」優午。

次の日カカシの優午が殺されます。ばらばらにされて・・。
誰が優午を殺したのか?
なぜ未来が分かるはずなのに自分の死を阻止できなかったのか?

他にも島の外の出来事と絡めて物語は進んで行きます。


            


とても面白かったです
現実離れしているのですが、全然違和感なく読めました。
伏線がはりぐ巡らされているのですが、最後には収まる所に収まる。
私的にはこういう話は好きなので感情移入も出来て良かったです。

カカシの優午もカカシではなく心優しい人物に見えますし、
取り巻く人達も味のある人達です。

ですが、どの世界にも共通しているんだなと感じたのが、
暴力的な人間の存在です。悪意の塊のような人間です。
(暴力的な描写はちょっと気持ち悪かったです


占い師的な部分で考えると、
未来が分かるのは良い風に思えますが、
未来を知ってしまうと、つまらなくなってしまいますよね。
絶対にこうなるよ、と分かれば期待感であったり
ワクワクする気持ちがなくなります。
悪い未来なら落ち込みますし・・
でも悪い未来を変えようとすると、未来は変わるし・・
では、絶対的な未来はあるのか?
などと、読後あれこれと考えてしまいました。

あと、いいなと思ったくだりがあります。
簡単に書いてみます。

田中という男性は足が悪くて片足を引きずって歩いています。
それを伊藤の知り合いの日比野が田中を見て言います。

「あいつを見ると、いつも思うんだ。俺はまだマシだってな」

伊藤はひどいこというなと思います。
日比野はまだ言い続けます。田中は奇跡を望んでるんだと、
神様に一つお願い出来るとしたら、きっとまともに歩けるようにして
くださいと願うだろう、と。

伊藤はあまりの酷い言い方になじろうとしますが、
日比野はこう言います。
「それを俺はもうかなえているんだぜ」
「俺は普通に歩けている。あの男が奇跡でも起きないかと祈っている
願いが、俺にはすでにかなっている。どうだ、俺は十分マシじゃないか」

伊藤は思います。
日比野は想像力を持っている。感謝することを知っている。と

命があるものがこの地球上に生まれることは奇跡にちかいことです。
いえ、奇跡だと思います。
人間がいくら頑張っても虫一つ生み出せないのですから。
私が五体満足なのも神様の奇跡がすでに私に起こっている。
当たり前のことですが、忘れていました。
この文章を読んで改めて平凡に生きている尊さを感じました。
神様の慈悲を忘れずにいたいものです。

気分すっきりの結末です。
ぜひ、読んでみてはいかがでしょうか


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ぼんくら

2009-05-12 18:19:33 | 書籍
大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
ここ数日は真夏のような暑さですね
お天気が良いのは嬉しいけれど、暑いのは勘弁してほしいような
今年も日焼け対策が必要な季節に突入です

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さて、タイトルの「ぼんくら」ですが、
宮部みゆき氏の小説「ぼんくら」を読んだので、
どういう語源から来たのかなと思って調べてみました。

ぼんくら〈上〉 (講談社文庫)
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ぼんくら〈下〉 (講談社文庫)
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【ぼんくらとは、頭の働きが鈍く、物事の見通しが利かないさま(人)】
【盆の上での勝負に対する目利きが暗いことから勝負によく負ける人を
賭博用語で「盆暗」と読んだことが語源とされる。】 
とありました。

なるほどぉ・・。
意味は知ってても語源の由来が分からなかったので納得です。

内容としては、時代ミステリーなんですね。
江戸の下町を舞台として商人達が巻き起こす物語です。
ある日、殺人事件がおこりその捜査に、
ぼんくらな同心・平四郎が動き始めるのです。

ですが、読み始めると、どうしてどうして平四郎は「ぼんくら」では
なく、味のある人物です。取り巻く人々も愛すべき町人達で
とても面白かったです。

続きの「日暮し」上・中・下も大変面白いです。
これは「ぼんくら」を読んでないと面白さ半減なのでご注意を

日暮らし〈上〉 (講談社文庫)
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なんというか・・
人の営みというのは、その日その日を真面目に生きていくこと
が大切なんだなあと感じました。
大きな出来事を期待するよりも、小さな出来事を楽しみとし、
たんたんと生きていく。
節目節目にはお祝いをし、あるいは気持ちを引き締めて、
常に感謝の気持ちを持って生きて行く。
そういう事が大切だと、思いました。

得てして感謝の気持ちを忘れて自分一人で生きているような錯覚に
陥りますが、おごっては駄目ですね。
私なんぞは、つい忘れ、また確認し感謝して、また忘れ・・・
の繰り返しの人間です
だけど、そうやって繰り返しながら、少しづつでも成長出来たらと
思います。


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