仮想儀礼を読んで

大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定＆タロットスクールの
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こんにちは、翠川琉妃です。
昨日、今日と寒いですね。
ゴールデンウィークももうそこまでなのに
この寒さは・・・

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篠田 節子さんの「仮想儀礼」を読みました。
かなりの長編です。とても面白くてあっという間に読み終えました。
けど、なんこう、切なかったですね。特に下巻が・・・

あらすじとしては、
職を失った二人の男性が思いつきで宗教を始めます。
軽い気持ではじめた新興宗教でしたが、
思いもよらぬ展開になって行きます。
さて、結末は・・・

信者３０人で食べていける。
信者５００人でベンツに乗れる。

この歌い文句に惹かれて読みはじめた小説です。
ですが、内容はさすが篠田節子さんです。
濃いです。ここまで書くかという感じです。


話の中に占い師が出てきます。
でも占い師の扱いが・・・
世間での占い師の見る目はこんなものか、と残念でした。

一日で手相を勉強し
翌日、もうお客様を鑑定・・・
占い師がなんの勉強をしてるんだ！など
まあ小説なので仕方ないかなと思ったりします

でも宗教と占いって結構密接な関係なのかな？
どちらも目に見えないもの、あるいは本人の心の拠り所
と共通点はありますよね。

好き嫌いはあるかと思いますが、
読んでみても良いかと思います。

ああ、宗教っていうのはこういう風に
起こすんだなってよくわかって面白いですよ。

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ありがとうございました。無事終了いたしました
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小さいことをおろそかにしない

大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定＆タロットスクールの
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こんにちは、翠川琉妃です。
今日は、寒いです
春なのに・・昨日までは暖かかったのにな・・・
こころなし近所の猫ちゃんも動きが鈍いような

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「悩んでいる人は自分に出来ない大きな事をしようとして、
自分に出来る小さなことをしない。」らしいですよ。

確かにそう思います。

えてして「私は変わってるんです」「周囲から浮いちゃって・・」
と言う方は、小さいことをないがしろにする傾向にあります。

例えば「私はやりがいのある仕事がしたいんです！」
「こんなコピーやらお茶くみやら雑用をしたくないのです！」
と思っていたとしましょう。
でもね、コピーや雑用を手抜きする人はどんな大きな仕事を任されたと
しても、慣れたらまた手抜きをしてしまう可能性があります。

コピーや雑用を軽くみているけれど誰かがしないといけない仕事です。
その仕事を嫌だから誰かに押し付けて自分は大きな仕事を・・
と思うのはある意味自己中なのかなとも思います。

目の前の仕事をコツコツと一生懸命することで周囲の評価も上がると
思うのです。その先にやりがいのある仕事が待っていることもあるはず。

変わっているというのは、周囲に対して気配りができていないと
言うことでもあります。
浮いているというのもそうですね。周囲に合わせない、浮いていること自体
自分は人とは違うんだ、という変な優越感を持っている場合もあります。

だから、ここでは私が雑用を・・お茶を・・・
という気配りができないのです。

すべてではないですが、
自分の事には敏感で相手に対しては鈍感な人がいます。
こんな事を言われた、こんな仕事を頼まれた・・・と
愚痴愚痴言います。
でも、対相手には平気で無神経な事を言います。
けど、相手を傷つけたとは思わないのです。困った事にね。

メール文一つでもそうです。
電話以上に気をつけて書かなければならないと思うのです。
文字でみるのは思った以上に感情に残ります。
いい加減な文章、丁寧な文章、読めば分かりますよね。
気をつけなくていけませんね

周囲から可愛がられる人は、小さいことをおろそかにしないんですね。
だから、仕事を任せるのならこの人に・・となる訳です。

目の前の事をきちんとこなす。
その積み重ねが人として評価につながると私は思うのですけどね

因みに
悩んでいる人が軽蔑している小さな事をすることにこそ、
その人の人柄や資質が表れるようです。
実際に大きな仕事をする人は、人を見るときに、その人が細かいことをどう
しているかを見るらしいですよ。


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壺中の天

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こんにちは、翠川琉妃です。
今日は飼い猫の「チビコさん」の具合が悪くて付き添いです
病院につれて行き～の、様子をみ～ので大変です。
なので今日はお店をお休みしています。

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屏風のなかの壺中天 ウー・ホン 青土社 このアイテムの詳細を見る

昔、中国に費長房という役人がいた。　
夕方、仕事をおえてぼんやりと往来を眺めていると、
城壁下に一人の老人の薬売りがいる。

みるともなしに見ていると、
やがてその老人は店をたたみ、後ろの壁に置いてあった小さな壺に
すう～と消えていった。

考えるに、その老人はは壷の中に入っていったのだな・・
ああ、そうかあれが仙人というものかと思った。

翌日、店をしまう頃を見計らって、その老人に
「あなたは仙人なのだろう？壷の中に入って消えたのでは？」と尋ねた。
役人は、「今日は自分も壷の中へ連れていって欲しい」と懇願した。
すると老人は「見られたのなら仕方がない。よし、連れて行ってやろう！」
と言ったかと思うと、気がついた時にはもう壺の中に入っていた。

その中には美しい山水、金殿玉楼があって、別天地であった。
役人は歓待を受けて壷から外の俗世間に還された。

というのが中国の古事記に書かれている「壺中の天」というお話です。


簡単な意味では「酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみ」です。
まあ、この世は何かとしんどい事が多いですよね。
たまには憂さをはらして楽しもう。とかそういう事ですね。

それよりも深い意味を探ってみると、
人そのものが小宇宙と言われてますよね。
自分だけの小宇宙、それが壺の中にある。
言いかえれば誰でも自分だけの壺（宇宙）があるということです。

現実から目をそむけて、理想郷や桃源郷を捜し求めてもむなしい。
それよりも、日常の生活の一部、生活の中に別天地を持つことが望ましい。

すなわち「壺中の天」を持つことですね。
そして、それを持つものは苦境や困難を乗り越えられる。
自分の世界というか目指すものや生き方を極めることは
ある意味人生を極める・・・充実出来る。。。
と言う事だと私は思うのですが。

まあ、簡単に言うと、
心の持ちようでこの世は、極楽になったり地獄になったりする
という事ではないでしょうか。

さて、皆様はご自分の「壺」を持っておられますか？
私は・・・・


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流されるだけ？あらがうだけ？

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こんにちは、翠川琉妃です。

この間の雨で桜はほとんど散ってしまいましたね。
残るは造幣局の桜の通り抜けだです。
でも、凄い人なんだろうな・・・

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さてさて、皆様はどのような感覚で占いをとらえてますか？

当てもの？
未来を予測するもの？
なんとなく参考にする？
全幅の信頼を置くもの？

などなど、捉え方はいろいろですよね。

思うのですが、ただ、占ってもらってハイ終わり。
だけで済ますのは勿体ないです。

例えば、「私は結婚できますか？」と
占い師に見てもらったとしましょう。

「今年は恋愛運が良いので恋人が出来るように頑張りましょう。
そうすれば一年後には結婚できますよ。」
と言われました。

ただ単に、「へえ～そうなんだ」と思って何も努力をしない。
コンパにも行かない、紹介もしてもらわない、
告白されても、乗り気じゃないから断る。

で、また思い出したように違う占い師に結婚を見てもらう。
同じような事を言われます。
ですが、やはり何もしない。いわゆる婚活をしないのです。

一年後、結婚できる確率は低いですね。
バス停にやってくる「結婚できるよバス」の時間を
教えてもらっているにも関わらず
バス停にすら行かないで「結婚できるよバス」に乗らないのですから。

こういうタイプの人はせっかくのアドバイスを無駄にしています。
ただただ、時間の流れるまま人生を過ごしている感じですね。

次に、やたらめったら抗う人もいます。

結婚できるよと言われたとします。
ご本人、ほんとかな？と思いながら恋人は欲しいので、
恋人を見つけるべく頑張ります。
いよいよ恋人と結婚の話がでました。
でも、ここであまのじゃく的な考えが頭をもたげます。
「結婚すると占い通りの人生じゃない、や～めた」
（↑まず、こういう人はいないと思いますが例えです）

こういうタイプの人は
バス停まで行って「結婚できるよバス」に足をかけておきながら
自らバスを降りてしまうのです。

まあ、結婚に限らず、仕事であったり、趣味であったり
何事かここ一番で逃げてしまう感じですね。

流されるだけ、あらがうだけ、どちらも勿体ないです。
っていうか幸せになりにくいですね。

「こういう風にしたら、今以上に人生良くなるよ」
と言うアドバイスをもらっているにもかかわらず、
それを上手に生かせないのですから

例えていうなら
良い種を植えていながら水をあげない、陽にあてない、肥料もあげない
挙句、枯らしてしまうようなものです。

「当たるのかな？どうなるか楽しみ。」
で何もしないのでは、占いに使ったお金と時間が無駄になるだけです。

出来ればアドバイスを参考にして努力してほしいものです。

まあ、今日はなんとなく愚痴っぽくなってしまいました
ご勘弁を

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床屋さんは穴を掘る

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こんにちは、翠川琉妃です。
ここ数日は暑いほどでした。
桜も満開をすぎて葉桜になって来たようです。

皆様はお花見に行かれたでしょうか？
私は通勤の時に見る桜でお花見の代わりと致しました

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さて、床屋さんが穴を掘る？これ如何に？
そうです、童話「王様の耳はロバの耳」に登場する床屋さんのことです。

有名なお話なので皆さんはご存知だと思いますが、
簡単にあらすじを説明すると、

ある国にいつも帽子をかぶっている王様がいました。
帽子の中はどうなっているのかは誰も知りません。

王様は髪を切る時には、お城に床屋さんを呼びます。
ですが、お城に呼ばれた床屋さんは誰一人として帰ってきません。
とうとう国の床屋さんは老人と若者の二人だけになってしまいました。

ある日、若者の方の床屋さんがお城に呼ばれました。
床屋さんは、王様の髪を切る事になって、
はじめて王様の耳がロバの耳である事を知ります。

床屋さんはびっくりしましたが、王様から
「この事を話すとお前の命はないぞ、黙ってるように」と
命令されます。

でも、言いたくて言いたくて仕方がありません。
でも、言うと自分の命が危ないし・・・

思案した床屋さんは良い事を思いつきます。
それは、穴を掘って穴に向かって叫ぶことです。
早速実行し、
「王様の耳はロバの耳！！」と大声で叫びます。

ま、ざっとですがこのような内容です。
（詳しくは他のサイトでも書かれてありますのでそちらを検索してね）

やはり秘密を持っていたり、誰かの噂話を聞いたりすると
人は誰かにしゃべりたくなるものですよね。
一人で抱え込んでいるとストレスも溜まりまくりになりますしね。

では、誰に話せば良いのでしょう？

親しい友人でもＯＫです。
家族でもいいですよね。

だけど、家族や友人にだって離せないことだってあります。
そういう時は自分とは全く関係のない人に聞いてもらっても良いでしょう。
案外関係のない人だからこそ話せると言う事もあります。

私達占い師はそういうお客様にとっての「穴」のような
役目を担っている場合も多いです。

ただ、未来を占うとか、彼の気持ちをだけを占うのではなく
愚痴であったり、不満であったり、心配であったり、
あるいは、誰それさんに対しての不信感であったりと
心に溜まった感情を聞いてあげることも大事だと思います。

お客様も感情を吐き出すことで、気持がすっきりして
何かしらの気づきを得ることもあると思います。

では、床屋の穴の役目を担う占い師はどうかって？
ご安心ください。
日々沢山のお客様のお話を聞きますので、覚えていません。
再度来られた時にお客様から簡単な説明を聞くと思いだす程度です。

ですから、皆様、
愚痴が溜まった時はぜひ占い師をお使い下さいね。


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悼む人を読んで

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占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。

今日は暑い程の気温です。
春をすっ飛ばしての初夏到来？でしょうか。
にしても、良いお天気で気持ちが良いです

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悼む人 天童 荒太 文藝春秋 このアイテムの詳細を見る

天童荒太さんの「悼む人」を読みました。

天童荒太の小説を読むのには覚悟がいります。
私的な感想ですが、しんどいのです。
重いですし、なんだか救いがないような哀しい雰囲気を感じます。

「悼む人」は直木賞を受賞された小説です。
時折気になって、読みたいなとは思いましたが、
なにせ、分厚いし、内容も相当重そうですし、
なかなか手が出ませんでした。

ですが、相方の紗花先生が買って読んでいるのを知り、
紗花先生が読み終えた後、借りて読んでみました。

うん。たしかにしんどかったです。
でも、読み始めるとどんどんと物語に入り込めました。
また、読み応えがあり、色々と考えさせられましたね。


あらすじとしては、
ある青年が人の亡くなった場所に出向き、亡くなった人が生前
「誰を愛し、誰に愛され、誰に感謝されたか」を聞いて
その場で悼むのです。
特定の誰かではなく、事件や事故で亡くなられた人達を
全国を旅しながら「悼み」を続けます。


この本を読んで、死んで当然の人なんていないし、
特別な人でない人もいないのだなと思いました。
皆、誰かの特別の人なんですよね。
普通の主婦であれば、その人の夫や子供にとっては特別な存在ですよね。

人の死に差はないと思うのですが、
どういう理由（事故や殺人、自殺など）亡くなったかで、
その人の死の重みが大きくなったり小さくなったりするように思えます。

この青年は、その人の亡くなり方よりも
生きている時、誰を愛して、誰に愛され、誰に感謝されたかだけを
見つめています。

ふと、私の亡くなった親であったり親戚であったり、の生前を思い出して
「誰を愛して、誰に愛され、誰に感謝されたか」を考えてしまいました。

じゃ、私が死んだら・・・とか、
死んだペットのタビちゃんやプクはどうだったのかな？とか
あれやこれやと頭の中を渦巻いて来てしまいます

あああ・・・・難しいですよね。
っていうか、言葉で上手に表現できない自分がもどかしいです

人の死について色々と考えさせられる本です。
読んでみても良いかと思います。


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執着心は人を鬼と化す（安珍と清姫の続き）

大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定＆タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
急に暖かくなりましたね。
桜も満開です。
春は恋する季節でもありますね

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さて、前回の続きです。

清姫は口から火を噴いて怒り狂い、安珍が乗った船を追いかけるべく
川に身を投げ出します。

で、川に身を投げた清姫は大蛇になってなお安珍を追いかけます
「まてぇ～安珍！！」と無我夢中というか、それはまあ恐ろしい形相で。

一方、安珍は、ほうほうのていで、来るときに立ち寄った道成寺に
救いを求めて寺の石段を駆け上がります。
「助けてくだされ、助けてくだされえ」と、叫び続けました

寺の僧達はなにごとかとびっくりしますが、とりあえずかくまうことにしました。
相手は大蛇だということだしとにかく安全な場所を・・・
鐘つき堂の鐘を下ろしてその中なら大丈夫かも、と安珍を鐘の中に入れます。

ですが、執着心の塊、我を忘れてただただ安珍が憎い清姫。
ずりずりと体を這いずらせて（大蛇になっているので）安珍を探しまわります。

ふと、鐘を見ると草鞋の先が見える。あ、ここに隠れておるなぁ！と清姫は
その鐘に体を巻きつかせ、口から火を吐き、尾っぽで鐘を打ち鳴らします。

かくして鐘はメラメラと炎に包まれ焼けただれ、長い時間が過ぎました。
そして大蛇となった清姫は鐘から身を離しずりずりと何処かへ去って行きました。
後には燃え尽きた安珍の亡きがらだけが残されました

とまあ、安珍と清姫の物語はこれでおしまいです。


で、思うのですけどね、あまりにも執着心が過ぎると
人は人でなくなってしまうのではないでしょうか。

そりゃ、最初は好きから始まったのだと思います。
ですが、人間ですから気持も変わります。愛が覚めることもあるだろうと。
でもね、それを受け入れられないと愛と言う名の執着心に変わるようです。

自分の思い通りに行かないといてもたってもいられない。
この状態をなんとかしたい。
そこには相手の気持ちや立場を理解せず、
ただ、自分の気持ちの押し売りです。

執着心に囚われると正しい判断ができなくなりますし、
何よりも「魔」に付け入られる感じがします。
顔形が変わったり言動が変になったりと、人が人でなくなるような感じですね。
夜叉、鬼、蛇、など心の奥底に巣食うような感じかな。

憑き物が落ちるとよく言われますよね。
この憑きものは執着心であったり嫉妬であったり、そういったモノが
魑魅魍魎の類を引きよせて人に憑いてしまったんだろうと思います。

出来ればそうならないように生きて行きたいものですね。


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安珍と清姫

大阪心斎橋にある、対面鑑定と電話鑑定＆タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。
4月ですね。
春です。
けど、寒いです
早く暖かくなるといいなと思う今日この頃です。

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皆様は「安珍と清姫」の物語はご存知でしょうか？
懇意にして頂いているお客様を鑑定していて、ふと思い出しました。

お話はこうです。

今から千年あまり昔、和歌山に「安珍」という若い修行僧がいました。
毎年、紀州の熊野権現に参詣のために泊るお宿がありました。
そのお宿の娘「清姫」が「安珍」に一目ぼれをしました。

安珍も清姫がとても美しい女性でありましたので、まんざらでもなかったのです。
あろうことか、修行僧の身でありながら結婚の約束をしてしまいます。

お宿を立つ日安珍はやっぱり無理かななどどと思うのですが、はっきりとは言えない
で、「熊野権現に参詣をすませたら、きっともう一度帰ってきます。それまで待っててください」とその場逃れの嘘を言ってしまいます。

清姫は戻って来る日を指折り数えて待ってます。
ですが帰って来ません。当然です。
安珍はさっさと参詣を済ませ違う道で帰ってしまったのですから

おかしい・・と思った清姫は旅人に聞きます。こういう修行僧を見なかったですか？と
旅人は「見たよ、船に乗ってどこどこへ行くと言っていましたよ」と答えます。

清姫はきぃ～！！となって安珍の後を追いかけます。

追っかける最中、草履は破け、足から血が・・・
形相も鬼と化し、この世のものとは思われぬ者になって行きました。

船をみつけ、安珍をみつけ、安珍様と叫んでも、
安珍は、いや人違いですと言い逃れます。
清姫はその言葉に逆上しまして、上半身が蛇になって口から火を噴きます

船に乗れない清姫は、っていうか、誰も船に乗っけてくれません
我を忘れた清姫はついに川に身を投げます

はあ～書いてて疲れてきました。
すいません。次回に続きます


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