Happinessblog 幸せになりたい貴方に贈る心の持ち方術

大阪心斎橋占いサロン・イリスの琉妃(りゅうひ)が自分を変えて幸せになりたい人の為に贈る、心の持ち方術&日々徒然ブログ

臆病な自尊心と尊大な羞恥心

2019-06-05 18:25:31 | ひとりごと
大阪心斎橋にある、対面鑑定と四柱推命&タロットスクールの
占い店「占いサロン・イリス」です。

こんにちは、翠川琉妃です。


さて、タイトルの「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」ですが、
自尊心はプライドでもあります。
誰だって自尊心は持っているはずです。

ですが、プライドと言うものは多少厄介なものでもあります。
そのプライドを自分自身がどのように扱っているか、
上手に使っているか、はたまた手に負えないのか・・・
を書いて行きたいと思います。


皆様は中島敦の山月記はご存じでしょうか?
国語の教科書にも載っているほど有名ですから、
多分知っている方も多いと思います。

山月記は中国の寓話「人虎伝」をもとに書かれた小説です。
人が獣の虎になり果てる物語ですが、そこに至るまでが物悲しいです。
簡単にあらすじを書きますね。

         

舞台は1300年前の中国です。
主人公の李徴(りちょう)は頭脳明晰で美しく年齢の割には早く出世しました。
ですが、李徴はそれを満足とせず、前々から志していた詩人への道へ進もうと思います。

官職を離れ、妻子と共に故郷に帰ります。
世を捨てたように外との交わりを避け、詩を創ることに没頭します。
いつか、後世に名を残す詩人となりたいと切に思い続けます。

ですが、世の中甘くありません。
財産を食いつぶし、あまりの貧困に負け働きに出るようになります。
そこでは以前に自分が見下していた部下の元での仕事です。
不本意な仕事が嫌で出張先で突然姿をくらましてしまいます。

いろいろ探しましたが李徴の行方は依然分かりません。
そして数年が経ち、、、

翌年、エンサンという人物が役所の仕事でとある場所に行きます。
そこは夜になると「人喰い虎」が出ると言う土地です。

しかし、先を急ぐエンサンは夜明けを待たずに出発します。
突然、虎に襲われそうになりますが、その虎は
「あぶない、あぶない」と言い木の陰に隠れてしまいます。

その声に聞き覚えがあったエンサンは「李徴ではないか?」
とびっくりします。やはり李徴でした。

聞けば李徴は若い頃から自尊心が高かったと。
でも、己の自尊心を他人に知られるのが恥ずかしかったらしい。

才能があると思っていても、どこぞの門下に入ることも
同人達と切磋琢磨することも恐れた。
それは己の才能の無さを知られる事が、
また自分で認めることが怖かったと。

臆病な自尊心と尊大な羞恥心が自分自身を虎に変えてしまった・・

とまあ、まだ話は続くのですが、
それは山月記を読んで下さいね。

         


こう言う気持ちって誰でも持っているのではないでしょうか?

例えば、
「私の方が勝ってるわ、でも、それを知られるのはちょっと・・・
私の方が仕事が出来るのに、どうして○子ちゃんの方が評価がいいの?
ふん!ゴマのすり方が上手いだけじゃないの。私にはそんな真似出来ないわ!」
こういう感じでしょうか

変にプライドが高いと相手を見下してしまいます。
ですが、自分の才能であったり、
プライドを表現することに対して罪悪感があります。
矛盾してますね。だけど矛盾してるからこそ悩むのです。

矛盾してない人は自分の才能をきちんとアピール出来るでしょう。
プライドが高くても隠さない人もいますね。
こういう人は楽に生きれますね。

プライドが高いのに羞恥心がある人は、
自意識過剰というのでしょうか、、、
それほど貴方に注目していないのにこれをしたらどう思われるか、
失敗したら馬鹿にされるのじゃないかな・・
と必要以上に思い込んでしまっているんですね。

自己矛盾を抱えながら生きて行くと鬱々となって
精神衛生上よくありませんね。

羞恥心は大事ですが、あまりに大きいと何の行動もできなくなります。
自尊心も大事ですが、隠しすぎると嫌みなって卑屈になります。

上手にバランスよくとって行きたいものですね。


今日も最後まで読んで頂いてありがとうございます



羞恥心?人の心は難しいのニャー



ランキング参加していますぽちっとプリーズ
にほんブログ村 その他趣味ブログ 占い・鑑定  へ人気ブログランキングへ

こちらも宜しくね
占いサロン・イリス


最新の画像もっと見る