24日イタリア中部で起きた大地震のニュースには、日本で起きた地震のように胸が痛みました
被害が甚大だったAmatriceの町を地図を確認すると、Perugiaの町からそうは遠くないようで、優しかった町の人達の顔が目に浮かびます..
ただ、私が訪ねたPerugiaの町では大きな被害の報告はされておらず、アパートの運営もいつも通りのようでほっとしました.. 複雑ですが.. よかった...
地球の地核の奥で何が起こっているのかを確認することはできません
地球自体がエネルギー体(生命体?)である以上、絶えず何かが動き変動しているわけで・・世界のどこで何が起こっても自然の摂理に従って起こった現象で仕方がないことなのかもしれません..
地球の歴史を数千万年~億年の単位で遡り・・ヒマラヤ山脈の地層は太古の海底にあったことを思うと、人間がいるから「自然災害」と呼ばれる事象は、自然現象の一つなのだということも否めません
それは、私達に感動を呼び起こす自然の造形と同じ作り手が為した技
不謹慎かもしれませんが、物にも命にも永遠はないのだと感じました
むしろ永遠のものがあったらこわいでしょう、最後に孤独が残ることになります
それが無機質で人工的な物だと想像したら、不気味ささえ感じます
残りの寿命を知ることは誰も出来ないので、物も人も.. 少しずつ古びながら傷みながら... 繕いながら愛おしみながら大切に共にあり、まっとうしたいと思います
ヨーロッパを旅しながらいつも感じるのは、古い物を大切にする心です
商業的で使い捨てのものやコピー品や量産品ではなく、歴史と背景を想像せずにはいられない温もりが宿る物にある力です
それは着物も同じですね
国内でふと思い出すのは・・集落のような風情だった「鶴の湯(乳頭温泉)」の宿(2014年11月)
秘湯と呼ばれるのは、新しく作り替えるより手も時間もかかることをして守り続けているからでしょう
古さの中に粗野な荒れを感じないのは手をかけているからこそで、その非効率さの中で共感し合う味わいに、感謝したり慈しむ気持ちこそが癒しになるのだと思います
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なんだか前書きが長くなってしまいました(^_^;)
この夏は、懐かしい方々に会う機会がたくさんありました
実は昨日も!
ここで自分の教室を始めて10年が経ちましたが、10年前の夏に入会された・・当時の会員番号2番の生徒さんが遊びに来て下さいました
と言っても、その後も追加講習を受講して下さったこともあれば、教室のテキスト作りの際にはモデルをお願いしたことも(^。^)
これまでご主人の赴任について海外生活と日本の行き来が多かった彼女ですが、現在帰国していらっしゃいまして・・
東南アジアに在住中、デング熱に2回も罹患して大変だった話など(決して可笑しい話ではないのですが)面白く語って下さいました(*^^*)
10年の間に、ただ可愛いだけではない逞しさと女性らしさを身につけた生徒さんにお目にかかれるのは嬉しいことです
浴衣の半巾帯を一緒に練習しながら、当時を思い出して懐かしかったです!


別の生徒さんから9月の浴衣でお出かけ会に欠席のお返事メールが届きました~
理由は・・「2月にスイスでスキーをしたら骨折して、スイスで手術・入院。現在膝にボルトが入っています~」でした
大災難でお気の毒です
しかしながら、これまでもたくさん武勇伝をお聞きしていた生徒さんでしたので目に浮かぶようで、この方らしく.. ちょっと可笑しかったです... ごめんなさい(*^-^*)
どうぞお大事に・・無理をしないでしっかり治して下さいね
そしてまた一緒に、下駄や草履で闊歩しましょう!