富山駅から北陸新幹線「はくたか」(自由席)で一駅。
車中の窓から左側に富山湾を見ながら15分もかからず、黒部宇奈月温泉駅に到着。
ガイドブックによると、新幹線の駅名に漢字7文字は珍しく、読み仮名11文字の駅名は最長のようです。
宇奈月温泉には2泊。
一泊目は「延楽」、
二泊目には「延楽」のお隣に位置する「やまのは」を予約してありました。
この新幹線の駅から宿泊する宇奈月温泉までは、富山地方鉄道に乗り換え「宇奈月温泉駅」で降りることになるのですが、一泊目の「延楽」は新幹線の駅までマイクロバスで迎えにきてくれるそうで、お願いしてありました。
予約した「延楽」と「やまのは」は、コンセプトが違う宿。
「延楽」は老舗・純和風の旅館で、「やまのは」はファミリータイプのホテルです。
一泊目は夫の希望「露天風呂が付いている部屋に泊まりたい」を取り入れ、
二泊目は私の希望「部屋から、赤い橋(やまびこ橋)とトロッコ列車が走るのを見える部屋に泊まりたい」を取り入れました。
どちらの宿もおもてなしと気遣いに溢れ、それぞれの趣を堪能させてもらいました!\(^-^)/
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■【延楽】
チェックイン時間には早かったのですが、「どうぞ」と部屋に案内してもらえました。
広い踏み込みから前室に上がり、洗面所に続く目の前の扉を開けると、石の露天と黒部峡谷の景色が広がり、テンションが上がりました♪
広い縁側で景色を眺めていたら、茶菓子と一緒にお茶を点てて持って来て下さいました。
一服した後荷物を片付け・・この時点でまだチェックインタイムの15:00ではなかったので、先に大浴場の露天風呂から行ってみることに。
「華の湯」と「琴音の湯」が、日替わりで男女入れ替えになるようです。
(初日私は華の湯、翌朝が琴音の湯。夫はその逆。)
時間が早かったこともあり、まだ誰も入っていませんでした〜!!露天、一番乗り☆
携帯だけは脱衣所に持って来ていたので、誰もいないお風呂をカシャリ。
夫も同じく、だったようです。
両方の露天風呂の写真です。↓ 華の湯・琴音の湯
樹齢400年の檜で作られた風呂の気持ちいいことといったら・・
紅葉にはまだ早かったのですが、峡谷から風に乗って流れてくる山の匂いと黒部川の音、湯と檜の香りに癒されます。
夫はこの後ビールと日本酒を持ち込んで桶に浮かべたり、もっぱら部屋の露天風呂三昧。
これで夕寝でもされると困るので、面倒くさがる夫を急きたてて少し町歩きに出ることに。
翌日には黒部峡谷鉄道のトロッコ列車にも乗るので、乗り場の下見もしなくてはなりませんし〜
幸い「延楽」は(お隣の「やまのは」も)富山地方鉄道(宇奈月温泉駅)にも黒部峡谷鉄道(宇奈月駅)も歩いてすぐのところにあります。
こちらは ↓ 富山地方鉄道の駅。駅前に熱々の温泉噴水もありました。
富山地方鉄道には ↓ 翌々日に富山駅への戻りに乗車します。(^^)/
翌日乗る、黒部峡谷鉄道の乗り場も確認OK☆
近くに ↓ 日本酒の試飲スタンドもありました。
温泉街をぶらぶら歩き回り、老舗の和菓子屋さんや酒屋さんを覗いた後(夫は部屋飲み用の日本酒を仕入れ)部屋に戻りました。♨️
部屋の露天風呂にゆるゆる浸かり、さっぱりしたところで夕飯です♪♪
夕食は部屋出しかと思っていましたが、個室に案内されました。
旅館の料理長が、季節・地元の食材を吟味して腕を振るった料理が美しい器で出されて一品一品に感動しました。今年はまだ鱧も食べていなかったし、松茸なんて・・
氷見牛も紅ズワイ蟹も美味しかったですが、
なんと言ってものどぐろです!刺身としゃぶしゃぶで食べました。
さらに、白海老の釜飯も香ばしく、夫と二人でお釜を空っぽに平らげました!
なんとも贅を極めた食事でした。
朝食はこれもまたお膳に乗り切らない(写真のフレームにも入りきれない)皿数のご馳走で ↓これにお刺身も付いていました。
ご飯は富山の新米。またまた夫と二人でお櫃を空っぽに平らげました。
温泉も食事も素晴らしい宿でした。
あともう一つ、特筆すべきことは備え付けの浴衣。
男女共に、薄手と厚手で素材・色違いの2種類ずつが部屋に用意されていました。
しかも、これまで泊まった宿のどこの浴衣よりも柔らかく着心地がいい・・
いつも温泉宿に泊まるときは、浴衣が着崩れて見苦しくなるのに備えて、腰紐1本と伊達締めを家から持っていくようにしています。
実は今回、旅の支度を前日夜になってからバタバタとしてしまい、腰紐も伊達締めもスーツケースに入れそびれ・・しまったあ〜 。。(>_<) 。。と思っていました。
それなのに、2種類とも着崩れない上に着心地もいいのです。サイズも合っている・・
1日目の夕飯時は、お風呂の後すぐだったので薄手の浴衣を
翌朝は、新たに厚手の方の葡萄色の浴衣に袖を通しました。(夫のは鈍色)
食事の時には着物で女将が挨拶に来られ、帰りは若女将が着物でお見送りしてくださいました。
着物好きの私としては嬉しいお心遣いです。
さすが老舗、全てにおいて行き届いて居心地のいい旅館でした。
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■【やまのは】
翌日、乗車予定の黒部峡谷鉄道・トロッコ列車は、10:44発。
「延楽」をチェックアウトした後、お隣の「やまのは」のフロントで荷物を預かってもらってから
乗り場へ向かいました。
*黒部峡谷鉄道の乗車体験と、展望台や橋や河川敷から撮った写真の数々は、次回の記事でご紹介することにし、今回の鉄道写真は部屋のベランダから撮った写真だけにしますね!
予約時の備考欄に「トロッコ列車と赤い橋が見える部屋をお願いします。」に書いておいたら、本当にそのためのロケーションとして恐らく一番いい部屋を用意してくださっていました!!
もうそれだけで嬉しくて大満足&感激☆
こちらは↓ ロビーから見える景色。
部屋からの見え方はこんな感じ。↓ 手前が山彦橋、奥が列車の走る新山彦橋。
トロッコ列車往復乗車から戻り(乗車記事は次回)、お風呂 ♨️ へ。
部屋のお風呂は普通のホテルタイプなので、ホテルの露天風呂へ。
露天風呂は延楽同様2つあり、男女日替わりです。
連休、ファミリータイプのホテルらしく、夕方も夜も朝も露天風呂は大混雑でした。
(夫の方も同じく)
とはいえ滞在中、私は3回、夫は2回入りました。^^
あとは、トロッコ列車の時刻表を見ながら、部屋のベランダから撮り鉄三昧。📷
「虫が入る!」「寒いから閉めて!」と夫が言うのを無視して撮り続けまーす♪(^^)/
峡谷が暮れてゆく頃になると、しとしと小雨が降り出しました。
全天候型の部屋から撮り📷、最高\(^-^)/
薄暗い峡谷に霧雨が白くけぶるような中を、ヘッドライトで照らしながらゆっくり進む様子は、幻想的な美しさでした。
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このホテルの食事は、夕食も朝食も大会場でのバイキング。
鮨や刺身をはじめ、肉や揚げ物、デザートなどご馳走が並んでいるのですが
前日の「延楽」で美食を堪能してきたこともあり、夕食にはあまり感動しませんでした。
飽食のためと思われます・・
バイキングの中で一番美味しく感じたのは、富山ブラックラーメン。↓
朝食のバイキングの中で美味しかったのは ↓ おぼろ昆布のおにぎりとミニ丼。
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次回は『富山〜軽井沢の旅③黒部峡谷鉄道・トロッコ列車乗車(^^)v』に続きます!
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