三菱一号館美術館に行ってビアズリー展観てきました

いやぁ、よかったよ。
すごい展示数だった、200点とか?すげー。
多分、むかーし昔、ビアズリー展を観に行ったことあると思うんだけど、全然覚えてない・・
ということで、生原稿は初見!ってことにしておきます。
なんって細かいんだ

モノクロの絵、インクで描いてるってことだが、どんなペン使ってたんだろうか?
あまりの細かい点や線で、これをよく当時の印刷技術で印刷できたなぁ、と感心した。
元の絵も素晴らしいんだけど、印刷屋さんもがんばったね。
作品はどれも独創的で線も美しくて、怪しげな人たちの顔や仕草が不穏な空気を作り出していて、ビアズリーならではの世界観が見事に描写されていた、うーん、唯一無二の画家ですね。
これだけの才能があれば周りの大人の画家たちも嫉妬するわな。
しかしこれらを彼は二十歳前後で描きまくってた、というのが驚き

生き急ぐかのように25年でその幕を閉じる・・ああ勿体無い。
健康だったらどれだけの作品を残せたことか。どんな進化をしていってたのか。
惜しい、25で終わってしまったなんて、本当に惜しい。
モノクロの作品と言えば、おいらの好きなヴァロットンも有名だけど、ビアズリーの方が怖さがある。
ヴァロットンの絵もかかなか不穏な気持ちにさせられるけれど、どこか絵が可愛らしい。
線画というより木版画だからね、線画より温かみがあるのよね。
ビアズリーはね、絵が怖いよ、子ども泣いちゃうよ。

有名なこのサロメの絵、あれ!小さいな!と思ったら、おんなじのがあとから出てきた。

なに!?
2枚描いてたのか、知らなかったー。
ちょっとサイズが変わってる、幅も広くなってる。
へー、いくら本人でもコピーかよってくらい全く同じに描けるんだな、すごーい。
たくさんのビアズリーの作品を一気に観ることが出来て幸せ

図録、重いから持ち帰るのしんどいので、実は少し前に家に着くように配送頼んじゃったの、オホホホホ。
最近はそうしてる。
重たいの持って帰らなくていいように。
グッズのTシャツだけ買ってきました、満足!