おすもう

へー、知らなかった、土俵の下に座ってる力士も『物言い』をつけていいんだ。
へー。
今日さぁ、勝ち残りで土俵下に座っていた横綱白鵬が、次の鶴竜の取組で物言いを付けていたんで、びっくりしたんだよ。
相手が鶴竜のちょんまげをつかんだ、っつーことで物言い。
こういうこともあるんだねぇ。

って、昨日から相撲の話題だやね。

子どもの頃、田舎に帰るとおじいちゃんおばあちゃんがよく相撲観てたっけな。
小柄で陽気なおばあちゃんだったんだけど、実は格闘技が大好きで、プロレスなんかも興奮して真っ赤になってテレビ観ていた。
相撲では、北の湖が勝つと「ふんっ、また勝った、にくたらしい」と文句言ったりして。

随分あとになってから、実はおじいちゃんは相撲よりも野球が好きだと知ってびっくりした、いつもテレビで観てたからすっかり相撲が好きなもんだと思っていたんで。
おじいちゃんが言うには、相撲はあっという間に勝敗が決まって面白くない、野球はじっくり時間をかけて勝負が決まるからいい、ということだったらしい。
へー、そうだったんだ、おじいちゃんはおばあちゃんに付き合って相撲を観てただけだったんだね、おじいちゃんの優しさだったのね。

と、相撲を見ると、背の高ーいおじいちゃんとちびっこなおばあちゃんを思い出すおいらでした。