山遊花

福岡発、山歩きと野の花の記録です。

志々伎山 、 佐志岳

2017-10-23 19:46:21 | 九州の山

10月21日 (土) 晴れたり曇ったりで強風

京丈山、平家山への予定であったが、気象予報士風来坊さんによると、脊梁方面は雨、九州でいいのは北西部のみということで急きょ予定変更、平戸の山へ行ってきました。

風来坊さんから、前日に計画変更の連絡があり、それならば、是非とも見たい花があり~と伝えると、即座にしらべて大方の場所を特定していただきました。今日は金曜なのに、仕事中では?という疑問はさておき、その素早さ、正確さには脱帽です。

長崎県出身でありながら、平戸には入り口付近を二度ほどしか行ったことのない私、唐津まわりのドライブも新鮮で、今回は山歩きというよりも、山旅と言った方がぴったりくるような気持ちです。

平戸大橋を渡ってから、平戸の大きさを感じる長ーい道のりでやっと、志々伎山が見えてきた。

天気も良まあまあ、気分も盛り上がるねえ!

 

平戸はキリシタンの島ですが、ザビエルさんが来るよりずっと前から山はあり、その山を崇める伝統はあったわけで、山全体が御神体のようです。

山登り自体は大したことないのですが、~

 

途中展望の良いところに出ると、この山の良さが一目でわかりました。(^o^)

海中にせり出した岩山がそそり立ち、目の前には大海原、五島列島を間近に望む絶好のロケーション!

山は高さを持って貴し!ではないよね!を実感する

 

 

 

そして、断崖には花が咲き乱れているのである。

 

しばし、風景を楽しみ~~

「湧き立つ海が凄いですねえ」 by風来坊さん

「五島うどん、釜揚げで食べたか~」 by ポン

移動して、佐志岳へ

こちらも花の名山

楽しみ~

でも風がメチャ強い

草原には、いろいろな花が咲き、海に浮かぶ島々とのコラボが楽しい。

お目当ての花にも出合い、己の写真の未熟さは風のせいでピントが合わずという言い訳までできるという、なんと素晴らしい条件であろうか?

 

以下今日の花さんです。

お初の花が多くとても嬉しい楽しい日になりました。

 

終わりがけですが、ダンギク 初

イブキジャコウソウ 初

 

コシオガマ 初

今回の主役

シマシャジン  風来坊さんの執念、お見事でした。

良いタイミング!とてもきれいな花ですねえ!

盗掘で、もうわずかしか見ることができない希少な花です。

 

チョウセンノギク  ナンバンギセル

?          ヒナヒゴタイ

ムラサキセンブリも綺麗です

イトラッキョウ 初

こちらは咲き始めでした。糸がつくのがよくわかる細ーい茎と葉でした。

 <!-- イトラッキョウ -->

 

帰り道、紐差境教会へ立ち寄ってみた。

とても立派な教会です。土曜日ですが信者の方が掃除してらっしゃいました。

許可を得て内部をパチリさせていただく。

荘厳な雰囲気に圧倒されます。

 

平戸港まで戻って、風来坊さんリサーチのちゃんぽん屋さんへ。

二軒調べておられ、無料駐車場まで調べ済みとは?!

この方、刑事になったら凄腕になること間違いなし(と確信)

渋い構えのお店で、時間が少しずれていたせいかお客はお一人だけ、

平戸チャンポンを注文。

とてもあっさりした味付けですがだしの味が美味しい

福岡の濃い味付けは 歳を取ってくると辛すぎと感じることが多いので、塩梅ヨカ味でした。

ここの店主に平戸蒲鉾のおいしいところを紹介してもらい、店まで案内してもらった。

松本かまぼこ店

ここのばあちゃんが良かった。

店に入ると、

ばあちゃん   「今作りたてよ!まだあったかいけん、一個百円、もしゃもしゃ食べて!」

ぽん       「ああ、うまかごたるねえ。一個や無くて何個も買うけん」

ばあちゃん   「おいしかけん一つ買わんね」

話がかみ合わない…

ばあちゃん、耳が遠いごたる…

ポン (大きな声で)  「一個やなくて、何個も買うけん!」

やっと通じたみたいで、ばあちゃん喜ぶ~~

結局5個入りを各自で購入。

ばあちゃん  「食べながら行かんね」と蒲鉾を一個半分に切って風来坊さんとポンにサービス

すかさず食べると、原料の話や作り方の話などしゃべるはしゃべる。

楽しいひと時でした。

 

 

 

初めての平戸の山でしたが、山良し、風景良し、花良し、人もまた良しでした。

計画していただいた風来坊さん有り難う御座いました。