★今日から韓国の海岸線で砲撃訓練が始まる。韓国軍がオブザーバー参加する史上最大規模の日米軍事演習も、現在行われている。北はこの状況で突発事故が起きれば…、と例のごとく強気の警告を発した。
こんな時だからこそ、チョンヨンジュのコラムが、より輝くのかも知れない。namsang
韓 半 島 平 和 の 道
チョン・ヨンジュ言論人
韓半島に危機が漂うとき,いつも思い浮かぶ場面がある。 北朝鮮核問題が騒々しかった時期の1990年代初め、米国下院アジア太平洋小委で開かれた北朝鮮核問題聴聞会風景だ。
レーガン大統領時期国防部次官補を過ごした強硬鷹派リチャード・パールは、聴聞会証人として北朝鮮核施設に対する武力攻撃を強く主張した。 ところがその聴聞会に他の証人として現れたジョン ウィコム前駐韓米軍司令官は、軍事力使用に正面から反対した。 “軍事攻撃は現在の韓半島に配置された大規模軍事力から、まちがいなく戦争に拡大する、岩盤が多い北朝鮮地形の特性上地下施設に対しての奇襲攻撃をしても成功を収める確率は低い”と話した。
米国は実際90年代中盤、対北朝鮮軍事作戦を真剣に検討した。 特に94年北朝鮮核危機の時米国は数十万人の米軍を動員するなど対北朝鮮軍事力使用を検討し、数回模擬空襲実験までした、と当時米国言論は報道した。
しかし軍事力使用をあきらめて外交交渉に方向旋回した。 決定的理由は北朝鮮が可愛いからでなく、軍事作戦による‘終末的被害’のためだった。 当時韓半島戦争戦略を樹立したゲリーラック駐韓米軍司令官は在来式戦争が起きれば、8万~10万人に達する米軍の人命被害を含む全100万人の南側人命被害が発生すると予想した。
1996年5月リチャード・マイヤーズ駐日米軍司令官も退任記者会見で“北朝鮮と戦争が勃発する場合‘天文学的な’人命損失があるだろう”と話した。
この時、米国政府が推算した第2朝鮮戦争時の人命被害は、在来式戦争の場合に限定させた。 しかしその後北朝鮮は核兵器実験までしたし、その上南側にも数十基の原子力発電所があって、戦争がさく烈すれば核放射能物質の汚染による恐るべき被害が発生する可能性は非常に高い。
これが韓半島が置かれている冷酷な現実だ。
それでも南北の強硬派は危険な火遊びをはばからない。 先週北朝鮮は延坪島民間人地域にまで砲撃を加え、朝鮮戦争以後最も危険な状況を触発させた。その後も“躊躇なく2次、3次の物理的な報復を加える”という挑発性発言をしてきた。
北には、このように人民の境遇を度外視する軍事冒険主義で体制を維持しようとする、強硬派が存在する。これらを包囲・弱化させる平和管理をしないと、事態は暴発するかも知れない。
‘戦争も辞さない’ ‘無慈悲な軍事対応’を叫ぶ強硬派は南側にもいる。 保守言論をはじめとして無責任な政治家たちが、競って強硬発言をする。 火薬庫に火をともせと催促をする姿だ。
ここに韓半島政策で格別ビジョンを見せられないまま国内問題に埋没しているバラク・オバマ大統領まで、‘力の米国’を前面に出して西海で巨大軍事作戦を展開しながら中国まで圧迫している。
そこに言葉をコロコロ変えることで信頼までなくしたイ・ミョンバク大統領の、無概念対北朝鮮政策がある。 深刻な危機と新しい冷戦の対決構図の中で、韓半島平和は風前の灯火の様相だ。
平和は私たちが息する空気と同じだ。そのままある時は、その存在さえ忘れる。 MB政権以前、十何年の間がそうであった。
しかし不足すればどれくらい大事な存在なのかを、はじめて悟ることになる。
韓半島の平和管理のためには誠心誠意の努力と忍耐、韓半島安保の全体を見る知恵とビジョンが必要だ。
そんなことが全部入っているロードマップがある。 南北の間になされた色々な合意文だ。
特に二度目の首脳会談で作った合意文には現実的方案までみな含まれている。 今韓半島の火薬庫に浮上した西海5島とこの地域の平和のための具体的方案まで、みな含まれている。
私たちの生命と生存を保障してくれる平和体制のために、何をしなければならないのか。国民各自が本当に冷徹に判断しなければならない。 誤った政権と言論に対する最終審判者は国民であるから。
こんな時だからこそ、チョンヨンジュのコラムが、より輝くのかも知れない。namsang
韓 半 島 平 和 の 道
チョン・ヨンジュ言論人
韓半島に危機が漂うとき,いつも思い浮かぶ場面がある。 北朝鮮核問題が騒々しかった時期の1990年代初め、米国下院アジア太平洋小委で開かれた北朝鮮核問題聴聞会風景だ。
レーガン大統領時期国防部次官補を過ごした強硬鷹派リチャード・パールは、聴聞会証人として北朝鮮核施設に対する武力攻撃を強く主張した。 ところがその聴聞会に他の証人として現れたジョン ウィコム前駐韓米軍司令官は、軍事力使用に正面から反対した。 “軍事攻撃は現在の韓半島に配置された大規模軍事力から、まちがいなく戦争に拡大する、岩盤が多い北朝鮮地形の特性上地下施設に対しての奇襲攻撃をしても成功を収める確率は低い”と話した。
米国は実際90年代中盤、対北朝鮮軍事作戦を真剣に検討した。 特に94年北朝鮮核危機の時米国は数十万人の米軍を動員するなど対北朝鮮軍事力使用を検討し、数回模擬空襲実験までした、と当時米国言論は報道した。
しかし軍事力使用をあきらめて外交交渉に方向旋回した。 決定的理由は北朝鮮が可愛いからでなく、軍事作戦による‘終末的被害’のためだった。 当時韓半島戦争戦略を樹立したゲリーラック駐韓米軍司令官は在来式戦争が起きれば、8万~10万人に達する米軍の人命被害を含む全100万人の南側人命被害が発生すると予想した。
1996年5月リチャード・マイヤーズ駐日米軍司令官も退任記者会見で“北朝鮮と戦争が勃発する場合‘天文学的な’人命損失があるだろう”と話した。
この時、米国政府が推算した第2朝鮮戦争時の人命被害は、在来式戦争の場合に限定させた。 しかしその後北朝鮮は核兵器実験までしたし、その上南側にも数十基の原子力発電所があって、戦争がさく烈すれば核放射能物質の汚染による恐るべき被害が発生する可能性は非常に高い。
これが韓半島が置かれている冷酷な現実だ。
それでも南北の強硬派は危険な火遊びをはばからない。 先週北朝鮮は延坪島民間人地域にまで砲撃を加え、朝鮮戦争以後最も危険な状況を触発させた。その後も“躊躇なく2次、3次の物理的な報復を加える”という挑発性発言をしてきた。
北には、このように人民の境遇を度外視する軍事冒険主義で体制を維持しようとする、強硬派が存在する。これらを包囲・弱化させる平和管理をしないと、事態は暴発するかも知れない。
‘戦争も辞さない’ ‘無慈悲な軍事対応’を叫ぶ強硬派は南側にもいる。 保守言論をはじめとして無責任な政治家たちが、競って強硬発言をする。 火薬庫に火をともせと催促をする姿だ。
ここに韓半島政策で格別ビジョンを見せられないまま国内問題に埋没しているバラク・オバマ大統領まで、‘力の米国’を前面に出して西海で巨大軍事作戦を展開しながら中国まで圧迫している。
そこに言葉をコロコロ変えることで信頼までなくしたイ・ミョンバク大統領の、無概念対北朝鮮政策がある。 深刻な危機と新しい冷戦の対決構図の中で、韓半島平和は風前の灯火の様相だ。
平和は私たちが息する空気と同じだ。そのままある時は、その存在さえ忘れる。 MB政権以前、十何年の間がそうであった。
しかし不足すればどれくらい大事な存在なのかを、はじめて悟ることになる。
韓半島の平和管理のためには誠心誠意の努力と忍耐、韓半島安保の全体を見る知恵とビジョンが必要だ。
そんなことが全部入っているロードマップがある。 南北の間になされた色々な合意文だ。
特に二度目の首脳会談で作った合意文には現実的方案までみな含まれている。 今韓半島の火薬庫に浮上した西海5島とこの地域の平和のための具体的方案まで、みな含まれている。
私たちの生命と生存を保障してくれる平和体制のために、何をしなければならないのか。国民各自が本当に冷徹に判断しなければならない。 誤った政権と言論に対する最終審判者は国民であるから。