★今回ほどサイトを多く見たことはなかった。それでも砲撃関連情報のアップを控えた。何故なら、第三者的な冷静さで見られなかったからだ。朴容民氏の詩に僕自身の思いを乗せて、事態の推移を見守ることにした。 …そして、一応即時の対応はなく、無事訓練は終わった。
今回の南北の応酬はなんだったのか? 統一ニュース編集局長の、つぎの最新記事を載せる。namsang
'『停戦体制』露呈し、民心は離れた'
ヨンピョン島射撃訓練は何を残したのか?
2010年 12月 20日 (月) 18:33:40 金致寛記者
ckkim@tongilnews.com
20日午後 2時 30分から午後 4時 4分まで, 先月 23日北側の砲撃を受け中断されたヨンピョン島海上射撃訓練が、内外の関心の中で実行された.
北側は “領海固守のため…2次,3次の予想不能な自衛的打撃を加える”とあらかじめ警告したが、この日直ちに対応行動を見せなかった。今後の対応が注目される.
今度ヨンピョン島射撃訓練はその間わが軍が実施して来た西海 5島での通常的射撃訓練なので、北側の脅威に屈服して訓練を実施しない場合、西海北方境界線(NLL)を自らあきらめることと同じという論理のため、強行が予想された事案だ.
その上に 11.23 ヨンピョン島砲撃で防御に虚点を突かれた格好のわが軍が、名誉回復次元でも意気ごんだ訓練なので、空軍と海軍が総掛かりの中、公開的に進行された.
特に今回の訓練には在韓米軍 20人余りが参加して統制,通信,医療支援任務を遂行し,UN司令部軍事停戦委員会及びUN司令部会員国代表など 9人も参観して訓練の正当性を保障した.
●韓半島軍事的緊張の高まりと NLL 争点化
しかし今度ヨンピョン島射撃訓練は南北間軍事的緊張を強化させることは勿論,西海北方境界線(NLL)と停戦体制の問題点を深刻に露出させた.
去る 16日わが軍がヨンピョン島射撃訓練実施を予告すると、北側は反撥し “2次,3次の予想不能な自衛的打撃”を警告することで、韓半島の緊張数値は急激に高まった.
実際に北朝鮮軍の対応打撃に関する多くのシナリオがマスコミを飾った。
訓練期間が近付くと国民の不安心理も高まった.ヨンピョン島住民一部はヨンピョン島を離れ,20日には開城工団の訪北も中断された.
‘韓半島リスク’を反映して、 20日のコスピ指数が 2000線を崩しコスタックも急落し,為替も急騰した.…ヨンピョン島射撃訓練が北側の無対応で株価と為替はまた回復傾向を見せたが.
特記すべきは、今回のヨンピョン島射撃訓練過程で、 NLL 問題が再び表面化したことだ。
南側は NLLを西海上の境界線と見做し、ヨンピョン島での射撃訓練は合法、停戦協定違反ではないと言いながら訓練を強行した.
しかし北朝鮮は 18日外務省談話を通じて “停戦協定が締結された後 ‘国連軍’司令官クラークが ‘北方境界線’を一方的に引いたこと自体が、「修正は双方の合議の下で成立する」という停戦協定第5条 61条違反だ”と NLLを根源的に否定した.
南北間軍事的緊張が高まるほど NLLを取りまく南北間意見の相違が鮮明になり,国際的イシューとしても浮上することになった。今後論議の火種を残した.
●米軍.UN司令部介入と停戦体制浮上
今回の訓練に在韓米軍 20人余りが参加して統制,通信,医療支援任務を遂行した。その上,UN司令部軍事停戦委員会及びUN司令部会員国代表など 9人が参観し、停戦体制の本質がもっと鮮やかに現われた.
去る 16日ブリーフィングでUN司令部停戦委員会の秘書テーラー大尉は
“今射撃は通常的射撃訓練で、私たちの参観もやっぱり通常的だ.停戦協定範囲内で参観するようになる”と言った.
しかし平和活動家李時雨写真作家は
“UN司令部が統制する島で砲を発射したということ,そしてUN司令部がそれをモニタリングするということは、停戦協定違反”
“北朝鮮としては、南韓ではないUN司令部へと戦線が拡がった”看做されると指摘した.
南-北間軍事的対置ではなく、停戦協定の主たる当事者である北朝鮮-UN司令部間の軍事的対置状況が演出されたわけだ.UN司令部は事実上、在韓米軍が主軸となっていて他はお飾りとして運用されている.
18日北外務省談話は
“アメリカと南朝鮮傀儡たちがどうしても極めて敏感な紛争地域であるヨンピョン島で砲射撃を敢行しようとする狙いは ‘北方境界線’をどうしても堅持し続け、戦争の導火線に点火しようとする凶悪な思惑が隠されている”,
‘もし2次ヨンピョン島事件’が 発生すれば “その主たる責任は南朝鮮傀儡たちを挑発、唆嘱したアメリカにある”とアメリカ責任論を正面から取り上げた.
停戦体制が本質上北-米間対決構図なのを北側はより鮮やかにすることで,今後の北米間直接対話を引っ張り出すための、また一つの布石にしようとする意図が読める。
●韓半島軍事的緊張, 国際問題に飛び火
今度ヨンピョン島射撃訓練過程で意外にもロシアがこの問題をUN安全保障理事会に持ち込み緊張自制を促す議長声明採択を主導した.もちろん 19日(現地時間) 8時間以上開かれた安保理でどんな合意にも至ることができず、ロシア側目標は達成されることができなかったが、注目に値する.
以下中略
●野党.市民社会 ‘射撃訓練中断’を!
ヨンピョン島射撃訓練を、…大多数野党と市民社会は反対した.
射撃訓練発表直後、消極的立場にとどまっていた民主党までも訓練開始日が近付くと反対を表明しながら、民主党.ミンノ党.国民参与党.進歩新党などの野党と 6.15南側委員会、統一運動団体、参加連帯など市民社会団体,NCCK(韓国基督協議会) など宗教団体などが幅広く訓練反対戦線に結集した.
20日午後ヨンピョン島射撃訓練が強行されると民主党は
“韓半島軍事的緊張が高まったこの時に敢えて野党の反対を押し切って、国民の生命と安全に危険をもたらす射撃訓練を開始した点は残念”
と明らかにしたし,民主労動党も
“今日の射撃訓練は再三明らかにしたように、全面戦争の導火線に点火しかねない行為”と批判した.
もちろん北側の武力対応自制も強力に促した.
李在禎国民参与党代表は政府総合庁舍前で 1人デモまで敢行した.
…
進歩的野圏と市民社会陣営が、南側の訓練中断と北側の武力対応自制を促し、事実上現政府の対北政策を批判したのだ.
ヨンピョン島射撃訓練の事態を経ながら進歩的野圏と市民社会陣営は
‘戦争か、平和か’というスローガンの下で、次の大統領選挙まで歩みを共にする土台を築きつつあるとの評価もある。注目に値する動きといえる。
今回のヨンピョン島射撃訓練は, 1時間半で終わったが、今後民心離反という手強い相手と、政府はどのように対処するのか。今後の北側の対応如何によって、その影響はさらに広がる可能性も排除できなくなった.
今回の南北の応酬はなんだったのか? 統一ニュース編集局長の、つぎの最新記事を載せる。namsang
'『停戦体制』露呈し、民心は離れた'
ヨンピョン島射撃訓練は何を残したのか?
2010年 12月 20日 (月) 18:33:40 金致寛記者
ckkim@tongilnews.com
20日午後 2時 30分から午後 4時 4分まで, 先月 23日北側の砲撃を受け中断されたヨンピョン島海上射撃訓練が、内外の関心の中で実行された.
北側は “領海固守のため…2次,3次の予想不能な自衛的打撃を加える”とあらかじめ警告したが、この日直ちに対応行動を見せなかった。今後の対応が注目される.
今度ヨンピョン島射撃訓練はその間わが軍が実施して来た西海 5島での通常的射撃訓練なので、北側の脅威に屈服して訓練を実施しない場合、西海北方境界線(NLL)を自らあきらめることと同じという論理のため、強行が予想された事案だ.
その上に 11.23 ヨンピョン島砲撃で防御に虚点を突かれた格好のわが軍が、名誉回復次元でも意気ごんだ訓練なので、空軍と海軍が総掛かりの中、公開的に進行された.
特に今回の訓練には在韓米軍 20人余りが参加して統制,通信,医療支援任務を遂行し,UN司令部軍事停戦委員会及びUN司令部会員国代表など 9人も参観して訓練の正当性を保障した.
●韓半島軍事的緊張の高まりと NLL 争点化
しかし今度ヨンピョン島射撃訓練は南北間軍事的緊張を強化させることは勿論,西海北方境界線(NLL)と停戦体制の問題点を深刻に露出させた.
去る 16日わが軍がヨンピョン島射撃訓練実施を予告すると、北側は反撥し “2次,3次の予想不能な自衛的打撃”を警告することで、韓半島の緊張数値は急激に高まった.
実際に北朝鮮軍の対応打撃に関する多くのシナリオがマスコミを飾った。
訓練期間が近付くと国民の不安心理も高まった.ヨンピョン島住民一部はヨンピョン島を離れ,20日には開城工団の訪北も中断された.
‘韓半島リスク’を反映して、 20日のコスピ指数が 2000線を崩しコスタックも急落し,為替も急騰した.…ヨンピョン島射撃訓練が北側の無対応で株価と為替はまた回復傾向を見せたが.
特記すべきは、今回のヨンピョン島射撃訓練過程で、 NLL 問題が再び表面化したことだ。
南側は NLLを西海上の境界線と見做し、ヨンピョン島での射撃訓練は合法、停戦協定違反ではないと言いながら訓練を強行した.
しかし北朝鮮は 18日外務省談話を通じて “停戦協定が締結された後 ‘国連軍’司令官クラークが ‘北方境界線’を一方的に引いたこと自体が、「修正は双方の合議の下で成立する」という停戦協定第5条 61条違反だ”と NLLを根源的に否定した.
南北間軍事的緊張が高まるほど NLLを取りまく南北間意見の相違が鮮明になり,国際的イシューとしても浮上することになった。今後論議の火種を残した.
●米軍.UN司令部介入と停戦体制浮上
今回の訓練に在韓米軍 20人余りが参加して統制,通信,医療支援任務を遂行した。その上,UN司令部軍事停戦委員会及びUN司令部会員国代表など 9人が参観し、停戦体制の本質がもっと鮮やかに現われた.
去る 16日ブリーフィングでUN司令部停戦委員会の秘書テーラー大尉は
“今射撃は通常的射撃訓練で、私たちの参観もやっぱり通常的だ.停戦協定範囲内で参観するようになる”と言った.
しかし平和活動家李時雨写真作家は
“UN司令部が統制する島で砲を発射したということ,そしてUN司令部がそれをモニタリングするということは、停戦協定違反”
“北朝鮮としては、南韓ではないUN司令部へと戦線が拡がった”看做されると指摘した.
南-北間軍事的対置ではなく、停戦協定の主たる当事者である北朝鮮-UN司令部間の軍事的対置状況が演出されたわけだ.UN司令部は事実上、在韓米軍が主軸となっていて他はお飾りとして運用されている.
18日北外務省談話は
“アメリカと南朝鮮傀儡たちがどうしても極めて敏感な紛争地域であるヨンピョン島で砲射撃を敢行しようとする狙いは ‘北方境界線’をどうしても堅持し続け、戦争の導火線に点火しようとする凶悪な思惑が隠されている”,
‘もし2次ヨンピョン島事件’が 発生すれば “その主たる責任は南朝鮮傀儡たちを挑発、唆嘱したアメリカにある”とアメリカ責任論を正面から取り上げた.
停戦体制が本質上北-米間対決構図なのを北側はより鮮やかにすることで,今後の北米間直接対話を引っ張り出すための、また一つの布石にしようとする意図が読める。
●韓半島軍事的緊張, 国際問題に飛び火
今度ヨンピョン島射撃訓練過程で意外にもロシアがこの問題をUN安全保障理事会に持ち込み緊張自制を促す議長声明採択を主導した.もちろん 19日(現地時間) 8時間以上開かれた安保理でどんな合意にも至ることができず、ロシア側目標は達成されることができなかったが、注目に値する.
以下中略
●野党.市民社会 ‘射撃訓練中断’を!
ヨンピョン島射撃訓練を、…大多数野党と市民社会は反対した.
射撃訓練発表直後、消極的立場にとどまっていた民主党までも訓練開始日が近付くと反対を表明しながら、民主党.ミンノ党.国民参与党.進歩新党などの野党と 6.15南側委員会、統一運動団体、参加連帯など市民社会団体,NCCK(韓国基督協議会) など宗教団体などが幅広く訓練反対戦線に結集した.
20日午後ヨンピョン島射撃訓練が強行されると民主党は
“韓半島軍事的緊張が高まったこの時に敢えて野党の反対を押し切って、国民の生命と安全に危険をもたらす射撃訓練を開始した点は残念”
と明らかにしたし,民主労動党も
“今日の射撃訓練は再三明らかにしたように、全面戦争の導火線に点火しかねない行為”と批判した.
もちろん北側の武力対応自制も強力に促した.
李在禎国民参与党代表は政府総合庁舍前で 1人デモまで敢行した.
…
進歩的野圏と市民社会陣営が、南側の訓練中断と北側の武力対応自制を促し、事実上現政府の対北政策を批判したのだ.
ヨンピョン島射撃訓練の事態を経ながら進歩的野圏と市民社会陣営は
‘戦争か、平和か’というスローガンの下で、次の大統領選挙まで歩みを共にする土台を築きつつあるとの評価もある。注目に値する動きといえる。
今回のヨンピョン島射撃訓練は, 1時間半で終わったが、今後民心離反という手強い相手と、政府はどのように対処するのか。今後の北側の対応如何によって、その影響はさらに広がる可能性も排除できなくなった.