NPO法人 三千里鐵道 

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チョ・ヒョノ, '盧前大統領借名口座' またあいまいな発言

2010年12月27日 | 南域内情勢
写真ー去る20日、瑞草洞ソウル中央地検の前でムン・ジェイン弁護士が、チョ・ヒョノ警察庁長官を直ちに召還調査することを要求し1人デモを行った。 @聯合ニュース


[記者手帳]

チョ・ヒョノ'盧前大統領借名口座'またあいまいな発言…検察も召還せずズルズルと

2010年12月27日(月)15:07:33カン・ウンミ記者( k36@mediatoday.co.kr)


ノ・ムヒョン前大統領借名口座発言で財団と遺族側から名誉毀損で告訴されたチョ・ヒョノ警察庁長官、 彼がまた口を開いた。

"私が(話)をすればもっと大きな物議をかもすかもしれない"、と。 借名口座発言の真偽は、はっきりしない方が却って良いとも話し、 一種の'警告性発言ともとられかねない。

チョ庁長、去る26日付<中央サンデー>とのインタビューでの発言だ。


今年の去る8月、警察庁長官人事聴聞会で“ノ・ムヒョン前大統領の墓地に行って膝まずき、 遺族に許しを請いたい”と話した姿とは180度違う態度だ。

治安維持のための法執行の第一線で仕事をする警察組織の首長のこの言動は、国民を混乱させる。
チョ庁長は、当初の約束を守りノ・ムヒョン前大統領の墓地を訪ねて遺族に許しを乞うのか、それとも確実な証拠を提示して国民的疑惑を解き自身の話に責任を負うべきであろう。

チョ庁長は、盧前大統領の逝去原因が借名口座のためとの講演発言でノ・ムヒョン財団と遺族たちに名誉毀損で、告訴された状態だ。 刑事訴訟法上告訴告発された事件は、3ヶ月以内に処理すべきなのに、検察は4ケ月が過ぎた現在まで、被告人のチョ庁長の召還調査すらしていない。

法治国家で警察庁長官が関連した事件を、このように法を無視しながらズルズルと遅延させる背景に国民は疑念を抱く。

明らかなことは、現在チョ庁長は自身の発言を'誤っていた'と認めていないという点だ。かえって話すことが、もっとあると脅す姿勢を見せている。

チョ庁長もあいまいな話で時間を引き延ばすのでなく、検察に自主出頭して堂々と真偽を明らかにすべきであろう。

●今年8月韓国で、聴聞会の様子をテレビで見ていた。チョップルデモ鎮圧の陣頭指揮を執ったソウル市警察庁長官、如何にも冷徹そのものとの印象を強く受けた。しかしMBは総理候補を外しても、チョ氏は警察庁のトップに据えた。
そして、ふんぞり返ってのこの発言だ。ノムヒョンの盟友ムンジェインがこの寒空の下で一人デモを決行した心情を理解する。namsang



届けよう!38度線に平和への願いを!ー李時雨写真展開催

2010年12月27日 | NPO三千里鐵道ニュース
★「年末の慌しい時期に、…ごめんなさい」とはじまる、呼びかけは読む人の心を打ちます。関西発のこの動きにNPO法人三千里鐵道も応援します。
(呼びかけ文、西村寿美子氏提供)

アピール

11月23日、朝鮮半島の西岸、南北朝鮮の境界地域ヨンピョン島で砲撃戦が起こりました。
この事態が信じられなかったのは私だけでしょうか?“休戦中”のこの地域であまりに無神経ではないですか?またもや南北の人々が銃を向け合うのを誰が望んでいるのでしょうか?日本の報道は真実を伝えているのだろうか?事態を受け止めがたい気持ちでその自問自答を繰り返しました。

これまで“休戦”状態を恒久的な平和状態に変えようとどれほどの努力が払われてきたことでしょうか。2000年の6・15南北共同宣言以来、“非武装地帯”を人々が行き来して、平和的統一への道が開かれていたのに、あっけなくその期待が踏みにじられてしまったかのようです。
11月28日から4日間の米韓合同演習、12月3日から8日間の日米共同統合演習、12月13日には韓国軍による周辺海域での海上射撃訓練が続き、さらに12月20日には韓国軍の射撃訓練がヨンピョン島近海で強行され、共和国にとっては一連の軍事演習が自国に対する威嚇攻撃とみなさざるを得ない状況です。沖縄でもおびただしい数の艦船の集結と基地外への移動演習などで軍事一色となり、市民は戦闘機の爆音や激しい射撃音に不安を募らせたのに、本土ではマスコミが「北朝鮮脅威」で日本の軍事強化とナショナリズムを煽っています。このような武力的強圧によって平和な未来が作れるのでしょうか?

韓国強制併合100年の今年、植民地支配の清算と、今に続く在日朝鮮人への法的・社会的差別は日本社会が解決しなければならない急務の課題となっています。済州4・3事件や朝鮮戦争など、植民地支配と分断のために流された多くの血と涙を思うとき、南北、そして日本に離散した家族を思うとき、私たちは一日も早い対話による解決を望みます。そのために日本が果たすべき役割は大きいといえるでしょう。
私たちはこの思いを日本社会に伝えたいと李時雨さんの写真展を思い立ちました。
以下省略

                   記

1.展示会名 届けよう!38度線に平和への願いを!~李時雨写真展~
2.日  程 2011年1月28日(金)~31日(月)午前中まで
3.場  所 ギャラリー渡来   班家食工房 2階
大阪市生野区桃谷4-5-15  電話06-6718-1100
4.入 場 料 無料
5.主  催 李時雨写真展実行委員会
  連絡先:080-6185-9995
6.協  賛 NPO法人 三千里鐵道
7.呼びかけ人 
呉光現、大野京子、垣渕幸子、川瀬俊治、金敬子、金京子、都相太、西村寿美子、方清子、松村徳子、文京洙、梁仁實   
8.賛同について
①賛同金:一口500円
②振込先: 0880-7-99662
      三千里鐵道資金管理委員会

検事たち“国民納得させられない捜査に自壊感”

2010年12月27日 | 南域内情勢
★前職大統領を死に追い詰めた検察(と言論)、無欠勤記録を持つKBS写真がKBS人であることが恥ずかしいと言ったが、匿名の検事たちもやはり溜息まじりに話すことは…。namsang


検事たち
“国民納得させられない捜査に自壊感”

“2010年は、一年間 検査であることが恥ずかしかった”

ノ・ヒョンウン記者

論議を呼んだ検察関連事件・捜査


青瓦台の民間人不法査察‘大ポーポン’疑惑、ハン・ミョンスク前国務総理無罪に続き、スポンサー・グレンジャー検査波紋まで、検察であることで今年は悪夢のような1年だった。

ー地検のある平検事は<ハンギョレ>記者にこのように心境を吐露した。

この検事は特に‘スポンサー検事’波紋の後にひきつづきさく烈した‘グレンジャー検査’事件に対して深刻な危機意識を感じたという。

彼は“事件請託の代価でグレンジャー(韓国の高級車)をもらった検事はごく少数に過ぎないが、彼を厳しく処罰しないで無嫌疑処分する瞬間、全検察が‘グレンジャー検事’になった格好”としながら“私がもしその事件を受け持ったとすれば、該当部長検事を拘束しただろう”と話した。


‘グレンジャー検事’波紋だけでない。 検察内部の自省論は今年ソウル中央地検が処理した代表的な事件に対して等しく溢れでた。

ソウル中央地検ある平検事は国務総理室公職倫理支援室の民間人不法査察疑惑事件に対して
“この事件で最も大きい問題になる部分は、一歩遅れた(遅らせた)押収捜索だった”として
“公務員がまさか証拠を隠滅しないだろうとの純真な考えが事件全体をゆがませたし、その代価は検察がかぶっている”として当時捜査チームを糾弾した。

捜査能力自体が疑問に思う状況に対するくやしさも話した。

ある検事は
“検察が尊敬を受けるためには、捜査能力と政治的中立性・清廉性で疑いをかけられてはいけない。が、今年一年検察は致命傷を受けた”
“特にハン・ミョンスク前国務総理事件などは政治的中立性から外れた。結果的に無理に起訴して無罪、検察本来の任務の捜査能力まで疑いを受ける状況になった”
と話した。


※グレンジャー事件とは?
“前チョン部長検事はグレンジャー購入代金3400万ウォンを授受一月前の2008年12月、ソウル、広津区にあるホテルで1,000万ウォンを、2009年1月にも同じホテル駐車場で500万ウォンをさらに受けたという情報提供がある”、
“お金を与えた建設会社関係者が検察捜査でこのような事実を数回述べたが、まともに捜査しないで覆ってしまったという”
と繰り返し疑惑を提起した。

‘スポンサー検査’(釜山地検である業者から性接待を含め金銭的提供も受けていた事件)事態にもかかわらず、検察が内部の犯罪と不正に対しては、真に寛大だというより最初から‘無嫌疑’結論を下す。