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カーター平壌訪問、ソウルで記者会見

2011年04月29日 | 朝米関係関連消息
28日夕方ソウル グランドハイアットホテル2階で記者会見。
カーター前米国大統領の発言には、北朝鮮訪問で望んだ'贈り物'を持ってくることができなかった空しい感情が滲んでいた。

カーター一行は2泊3日間の平壌訪問で、キム・ジョンイル国防委員長に会うことができなかった。北核や食糧問題にも、 抑留された韓国系米国人チョン・ヨンス氏の件も成果がなかった。

平壌の招待所を離れ空港に行く途中で、招待所に引き返してくれとの要請を受け、そこでキム・ジョンイルの書面メッセージを受けた、と話した。

メッセージの内容について
"キム・ジョンイル委員長と北朝鮮は韓国と米国など6者会談当事国らといつでもどのようなテーマであれ交渉する用意がある"
これはすなわち
"韓国のイ・ミョンバク大統領とも会う用意があるという意"とカーター前大統領は説明した。


●カーター前大統領との一問一答

-北人権状況に対して平壌に行って言及したか。

"もちろん北朝鮮政府に人権問題があることは確かだ。 しかし私たちが外から変えることはできない。 人権の中で最も重要なことは、人々に食べる権利を与えることだ。 韓国と米国政府が意図的に食糧提供を抑制している。 支援中断は明白な人権侵害だ。 もちろん韓国政府や米政府が北人権に対して望むことはあるだろうが、統治をしていない限り関与できる問題でないと見る。"

-韓国政府は一定の条件が合い北朝鮮の真正性があれば、北朝鮮と対話することができるという。 これに対する北の反応はあったか。

"昨年8月会った時と二つ違う点あった。 以前米国が食糧支援を中断した理由は北朝鮮がモニタリングを防いだためだが、今はその障害が全部消えた。 北では94年合意だけでなく2005年合意に対して履行する準備ができていて、すべての対話再開の準備ができていると話す。 他の一つは、過去北は核問題を米国とだけ議論するといったが、今は核でも他の軍事的なことでも韓国政府とも議論する準備ができているということだ。 その対話の通路はイ・ミョンバク大統領とキム・ジョンイル委員長の首脳会談もある。"


-韓国政府は北朝鮮が天安艦-延坪島事件に対する謝罪を要求しているが、これに対する北の立場表明はあったか。

"北朝鮮は天安艦事件に対して自分たちに責任はないという。 軍政治関係者たちは天安艦-延坪島事件で、人々が命を失ったことに対して遺憾を表明した。 しかし天安艦では自分たちに罪があると認めなかった。"

-キム・ジョンイル面談不発理由に対して北朝鮮の説明があったか。

"キム・ジョンイルだけでなく韓国のイ・ミョンバク大統領も会おうと要請したが、どこの誰も応じなかった。 国家首班としてしなければならないことがあるので、異議を提起しなかった。"



-招待所で受けたというメッセージに対して詳しく話してくれ。

"平壌を離れて空港に行く途中、招待所に引き返してくれと要請され、また戻った。リ・ヨンホ外務省副相が待っていて"とても重要なメッセージがある"と封筒から紙を取り出して読んだ。 その内容は首脳会談提案だけでなく、すべての懸案に対して前提条件なしで対話する用意があるということだった。"



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