Xで知りました。またジュリー関連の本が出るそうです。「なぜ沢田研二は許されるのか」意味深なタイトルです。
著者の田中稲さんは、以前に何度かジュリーに関するネット記事を書かれていた人ですね。柳の下に何匹泥鰌がいるのかわかりませんが、田中稲さんの書かれた物には好感は持てました。
昨夜のNHK「坂本龍一 最期の日々」
NHKからチャンネルを変えなかったら、この番組が始り、見るつもりはなかったのに何故か切り替えるのはためらわれて、そのまま見ました。
特に坂本さんのファンでもないのだけれど、一般的日本人としてアイドル的な活躍だったYMOはベストテンで見ているし、ラストエンペラーや戦場のメリークリスマスの音楽を知らない日本人は、少ないんじゃないのだろうか。「戦メリ」のヨノイに関しては、ジュリーよりも坂本さんの役だったと思っている。
だんだん病み衰えていく坂本さんの姿は、正直に言って見ていて辛いものがあった。よくNHKがこの映像を撮れたし、坂本さんもよくOKしたものだと思う。ショーケンもそうだったけれど、自己の先の見える日々ってどういう思いなのか。70歳という年齢なら、まだ仕事が出来る年齢でもあります。
悔しさ焦燥、言葉で言い表すのも出来ないほどの死への恐怖。それが死に対して恐怖がなくなったと語るようになった最晩年、覚悟というものをすでに越えている。語る言葉を持ち合わせない私は深くうなだれながら映像を見続けた。
坂本さんが最後に4人のお子さんたちと言葉を交わせて良かった。
頻発する災害も病も、実は死は誰のすぐ隣にもある、ということを改めて思い起こさせる。
もしジュリーなら
静かに世間からフェイドアウトしたいと思っているんだろうな。
11日の京都ライブの日には、ジュリーの元気な姿を見ることが出来そうです。
J友さんのガーデンより