「本質サービス・表層サービス」を提供する瞬間に立ち会うのは美容師です。
同時に美容業は「お客の身体に直接触れる」という仕事上の特性があります。
従って、美容師にはお客に不快感を与えない「身なり」が求められます。
また、美容業の設立に際しては、環境衛生上の条例から所轄保健所の許認可を要する職業となっています。
そこに従事する美容師のコスチュームにも制約条件があります。
その条件は「清潔・清楚・質素」の三条件の遵守です。
この条件を順守することが美容師としての職業意識に徹している証となります。
それはハイブロー層にとっては、「一流の美容師」か、それとも「二流の美容師」かを判断する基準となります。
しかし、ハイブロー層は、それを無意識の内に感じ取る「感性」を備えています。
それは日常の社会生活の中で、常に「一流に接しているから」です。つまり、「無意識の内に判断している」のです。
解り易い例として、高料金のレストランの「スタッフのコスチューム」を見れば一目瞭然です。
そこには「職分に徹したコスチューム」で統一されています。人は「見た感じ」で判断しているのです。
これが「マズローの法則」であって、私たちは素直に法則に従うことが、最も賢い経営の戦略と言えます。
これらの意識をサロンという組織に徹底するためには、経営に対しての「理念の確立」が大前提です。
明日に続きます