
久々の貫井徳郎作品。
実はこれ、読破に至るまでの道のりがすごく長かった…
最初は図書館で借りてきて読むつもりで読み始めたら
途中で紅茶かコーヒーか派手にこぼしてたみたいな感じで
本が茶色くなってて、しかも紙が濡れたわけだから波を打っててね。読む気なくして
「文庫で買うわ」と言って返却したのさね。
それで文庫をすぐに買ったのはいいんだけど、仕事が立て込んでたので
先にサボさんに読んでもらったのよね。んで、さて私が読もうかと思っていたら
図書館から別の本の入荷メールが来て断念。
で、次に読もうと思ったらこれまた仕事が忙しくて読めない~を繰り返して現在に至る。
もう仕事も落ち着いたし、しばらく図書館から本がくる気配もないし…
と思ってようやく読んだわさ。
お話は「風が吹くと桶屋が儲かる」的な感じ。
2歳の息子を失った主人公が、なぜ息子がなくなったのか事故の真相を調べていくと
本当に些細な出来事の積み重ねで起きたことを知るんだよね。
それぞれは自分たちの何気ない「ちょっとくらいならいいか」というモラルのない行動が
連鎖しているので、それぞれ単独でみると直接的に法で裁くことはできない。
テーマとしては非常に重たいものがあったと思う。
実際にこうやって不運な事故っていうのは起きているんだろうとも思う。
だけど、途中いくつかの「ちょっとくらいならいいか」は明らかに
その事故と結びつけるのは遠すぎるんじゃないの?という感じで無理やり感は否めない。
また、登場人物が多くてそれぞれ場面がコロコロ変わるので最初のうちは「ん?」って
読むスピードが遅くなっちゃうのが難点かな。
それに途中から「ああ、こういうこと言いたいんだな」ってことがわかってしまうのも残念だった。
事故が起きてからの展開、主人公が原因を作った一人ひとりに会って自分たちが救われないことを
知って、さてそこからどうなるんだろう…というところで終わった感じが。
最後に自分自身も「ちょっとくらいいいか」ってことがあったのを思い出して慟哭、ってのが
それもまたちょっと息子の死に結び付けるのは遠すぎるんじゃ?過剰反応では?と思って
エンディングに???感あり。
しかも最後の最後、夫婦でいきなり沖縄に行くのも意味不明だったし。
なんか貫井作品にしてはいまいちだったかも。
実はこれ、読破に至るまでの道のりがすごく長かった…
最初は図書館で借りてきて読むつもりで読み始めたら
途中で紅茶かコーヒーか派手にこぼしてたみたいな感じで
本が茶色くなってて、しかも紙が濡れたわけだから波を打っててね。読む気なくして
「文庫で買うわ」と言って返却したのさね。
それで文庫をすぐに買ったのはいいんだけど、仕事が立て込んでたので
先にサボさんに読んでもらったのよね。んで、さて私が読もうかと思っていたら
図書館から別の本の入荷メールが来て断念。
で、次に読もうと思ったらこれまた仕事が忙しくて読めない~を繰り返して現在に至る。
もう仕事も落ち着いたし、しばらく図書館から本がくる気配もないし…
と思ってようやく読んだわさ。
お話は「風が吹くと桶屋が儲かる」的な感じ。
2歳の息子を失った主人公が、なぜ息子がなくなったのか事故の真相を調べていくと
本当に些細な出来事の積み重ねで起きたことを知るんだよね。
それぞれは自分たちの何気ない「ちょっとくらいならいいか」というモラルのない行動が
連鎖しているので、それぞれ単独でみると直接的に法で裁くことはできない。
テーマとしては非常に重たいものがあったと思う。
実際にこうやって不運な事故っていうのは起きているんだろうとも思う。
だけど、途中いくつかの「ちょっとくらいならいいか」は明らかに
その事故と結びつけるのは遠すぎるんじゃないの?という感じで無理やり感は否めない。
また、登場人物が多くてそれぞれ場面がコロコロ変わるので最初のうちは「ん?」って
読むスピードが遅くなっちゃうのが難点かな。
それに途中から「ああ、こういうこと言いたいんだな」ってことがわかってしまうのも残念だった。
事故が起きてからの展開、主人公が原因を作った一人ひとりに会って自分たちが救われないことを
知って、さてそこからどうなるんだろう…というところで終わった感じが。
最後に自分自身も「ちょっとくらいいいか」ってことがあったのを思い出して慟哭、ってのが
それもまたちょっと息子の死に結び付けるのは遠すぎるんじゃ?過剰反応では?と思って
エンディングに???感あり。
しかも最後の最後、夫婦でいきなり沖縄に行くのも意味不明だったし。
なんか貫井作品にしてはいまいちだったかも。
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