「和菓子のアン」読破

本屋さんの文庫本ランキングで上位につけていたこの作品。
ちょっときになったので、年末に購入していたのよね、私。
それをサボさん実家に行く途中の汽車の中で読破しましたわさ。
つまり2012年最後に読破した１冊っつうことやね。

ミステリーということだったので、デパ地下が舞台で和菓子が出てくるミステリーって
いったいどんなものなのだろうか？？と思ったんだけど、
普段私やサボさんが好きな種類のミステリーではなく、広義のミステリー、
人が死んだりしない、ほんわか謎解きなわけね。

和菓子っていう知らない世界を知ることができたのはよかったと思う。
自分って日本のことまだまだ知らないんだな～とか
今度は和菓子屋さんで上生菓子を詳しく見てみようかな、とか
そういう題材の面白さには惹かれたね。

最後の「辻占の行方」は一番素敵なお話だったんだけど、
全体を通して文章が軽くて、ティーンズ小説っぽいところがちょっとね、って感じだった。
そういう軽いタッチが好きな人には気にならないと思うけど
やっぱり文章の書き方、という部分では素直に「イチオシ」とは言えなかった感もある。

１年の締めくくりと最初はホッとしたり、笑えて終わりたいと思ったので
この本もほんわか読み終えることができてよかった。

そんなこんなで「いまさら」だけど、2012年に読んだ本の「さるみみベスト７」
（中途半端な感じだけど、その下はどっこいどっこいな感じなのでね）

１位　獣の奏者シリーズ　上橋菜穂子（もうとにかく世界観が素敵でどっぷり浸かりまくり）
２位　ハードラック　　　薬丸岳　（社会派の薬丸岳ここにあり！って感じ）
３位　ジェノサイド　　　高野和明（13階段以来だったけど壮大だった！ラストがちょっとだけど…）
４位　天地明察　　　　　冲方丁（映画化を知った後だったのでどうもV6岡田くんがちらついたが…）
５位　DIVE　　　　　　　森絵都（今更読んだのか！って感じだけど熱かった！）
６位　砂漠　　　　　　　伊坂幸太郎（今まで読んだ伊坂作品の中で一番好きかも。なんてことない話だけど）
７位　ロスジェネの逆襲　池井戸潤（今年読んだ池井戸作品４冊の中では一番よかったと思う）

ちなみにサボさんのベスト７

１位　獣の奏者シリーズ
２位　ジェノサイド
３位　ハードラック
４位　光圀伝（天地明察よりもよかったらしい）
５位　ロスジェネの逆襲
６位　ワイルドソウル
７位　昭和史（半藤一利）

ですって。サボさんは69冊読んだので、私より断然読んでるんだけど、いいと思う本は
似ているかもしれないね～。
2013年も二人でバシバシ感想ぶつけ合って読みたいわさ。