内分泌代謝内科 備忘録

サルファメトキサゾール/トリメトプリムに関連する有害事象

サルファメトキサゾール/トリメトプリムに関連する有害事象についての総説

CMAJ 2011; 183: 1851-1858

サルファメトキサゾール/トリメトプリルは稀に薬剤性過敏症症候群 (drug hypersensitivity syndrome) を引き起こす。薬剤性過敏症症候群の古典的三徴は発熱、皮疹、臓器障害である。臓器障害としては、血液学的な異常 (リンパ球減少またはリンパ球増多が多い、時に好酸球血症も認める) 、肝障害 (胆汁うっ滞型または肝細胞障害型、劇症肝炎に進行することもある)、腎障害 (間質性腎炎など)、スティーブン·ジョンソン症候群/中毒性表皮壊死症がある。

以前にサルファメトキサゾール/トリメトプリムを処方されたことがない場合は、薬剤性過敏性症候群は投与開始から 4-5日以上経ってから発症することが多く、数週間後に発症することもある。

発熱があると、感染症がコントロールできていないと勘違いされてサルファメトキサゾール/トリメトプリムの中止が遅れることがある。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3216436/#!po=65.6863

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