立てば芍薬座れば牡丹踊る姿は薔薇の花?

古希から喜寿へ向かうGrandmotherが、つれづれなるままにシニアライフをつづります。

NHKETV特集2009年7月5日(日)放送の再放送を願う

2011-01-09 15:45:16 | 日記
1月4日に81歳で亡くなられた中村富十郎さんが、2009年5月に当時10歳の鷹乃資さんと一緒に舞台で演じた勧進帳の傘寿の弁慶と義経役を演じる若き後継者の姿をもう一度テレビでみたいと願う。親子鷹の姿が瞼から離れない。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2009/0705.html

人間国宝・歌舞伎立役の最長老、中村富十郎さんが5月27日、大舞台「勧進帳」に挑んだ。これまで数々の名優が演じてきた「勧進帳」の弁慶。

盛りの役者でも演じた後にしばらくは楽屋で倒れ込むというほど、強靱(じん)な体力を必要とするこの役柄を79歳の役者が演じるのは長い歌舞伎の歴史でも初めてのことである。相手役の富樫は人気俳優の中村吉右衛門さん、そして義経役をわずか10歳の息子鷹之資くんが演じる。

舞踊の天才と称され、歌舞伎の伝統的な「美しい型」を追求し続けることで名人にまで登りつめた富十郎さん。「気力体力共に、これが役者として演じる最後の弁慶。自身の役者人生の集大成にしたい」と強い決意をにじませる。

傘寿で臨むこの大舞台に、富十郎さんは60年来の友人である、能の人間国宝、片山九郎右衛門さん(78歳)を京都から招き、協力をあおいだ。二人の人間国宝が練り上げる珠玉の舞台。地方も三味線と長唄を九人ずつ並べる「九丁九枚」や二人の立鼓が舞台に立ち、京都の名人藤舎名生さんが笛を吹くという豪華な鳴物で華を添える。

この夢の様な舞台が行われるのは、富十郎さんがその役者人生の全てを捧げ、芸の腕を65年に渡り磨き続けた、愛すべき場所、東京・歌舞伎座。弁慶の舞は来春に建て替えが決まった歌舞伎座に、そして伝統を今に伝えた先人達に捧げる 富十郎さん 一世一代の舞でもある。

番組は稀代の名優が、その芸の集大成として選んだ歌舞伎界最高難度の大舞台に臨むまでの2か月に密着する。