立てば芍薬座れば牡丹踊る姿は薔薇の花?

古希から喜寿へ向かうGrandmotherが、つれづれなるままにシニアライフをつづります。

南相馬市と山田町、ボランティアで供養を続ける僧侶たち(毎日.jp)

2011-04-01 15:54:45 | 日記
http://124.83.183.242/select/weathernews/news/20110401k0000e040024000c.html

 中心部が福島第1原発から半径20~30キロ圏内にあり、政府が自主避難を促している福島県南相馬市。東日本大震災では、津波で多数の死者・行方不明者が出たが、多くの僧侶は避難したまま。葬儀もままならない状況の中、避難先から市内に戻って、ボランティアで供養を続けている僧侶がいる。

 原発から約22キロにある岩屋寺(がんおくじ)の住職、里見泰寛(たいかん)さん(46)は24日、家族を同県会津美里町の親類宅に残して、お寺に戻った。

 「南相馬では、読経もできず遺体が火葬されている」と聞き、居ても立っても居られなくなった。南相馬市で確認された死者は327人、行方不明者1147人。市営の斎場では4基の炉が24時間動く。身元が分からない遺体は、DNAサンプルを取って火葬している。

 里見さんは、市内にとどまっていた泉龍寺の住職、石川信光さん(58)と一緒に斎場に常駐し、宗派を問わずボランティアで供養をしている。「3ケタの番号で呼ばれる身元不明の遺体に接すると、やるせない気持ちがする」。でも、自分の読経で、遺族が安心したような表情を見せてくれる時は、何よりもやりがいを感じる。

南相馬市の海岸線だけ放射線汚染地帯から外れているのが見てとれます。行くえ不明の方々をぜひ見つけてあげてください。これは、神仏の加護のもとにあると感謝して捜索してください。
『参考までに』
文部科学省は、福島第一原発の事故の影響を調べるため、周辺の市町村で5センチの深さで土を採取し、含まれる放射性物質について分析しています。30日午前10時50分に原発から西北西におよそ30キロの浪江町の地点で採取した土を分析した結果、放射性の「セシウム137」が1キログラム当たり29万ベクレル検出されました。土に含まれる放射性物質を対象にした環境基準はないということですが、学習院大学理学部の村松康行教授によりますと、通常、土で検出される放射性セシウムは1キログラム当たり多くて100ベクレル程度で、今回はその2900倍に当たるということです。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110329k0000e040055000c.html

 東日本大震災で400人を超える人が死亡した岩手県山田町の斎場で、津波被害を受けて葬儀が出せない遺族らのために、隣接する曹洞宗寺院の僧侶の兄弟が火葬の度に駆け付け、ボランティアで読経している。ここまで大勢の遺体を目にした経験はなく、衝撃を受けるとともに「檀家(だんか)であろうとなかろうと供養を」と思い立った。喪服もなく、着の身着のまま参列した遺族が「手を合わせてくれるだけでもありがたい」と涙を流して感謝する場面もある。

 山田町織笠の龍泉寺(りゅうせんじ)住職の石ケ森桂山(けいざん)さん(37)と弟の一杉(いっさん)さん(36)。龍泉寺は山間部にあり津波被害は免れた。

 寺は遺体の仮安置所になり、計30体以上が次々と運ばれてきた。桂山さんは、幼児の遺体を見て涙が止まらなかった。2人は話し合い、「僧侶としてできることを」と遺体が来る度、焼香と読経を始めた。

 5日後、隣接の斎場で電気が復旧し、1日5、6人ずつ火葬され始めた。参列するのは親族数人だけ。遺族自身も多くが家を失うなど大きな被害を受け、葬式をあげられない状態だ。石ケ森さん兄弟は、斎場での火入れにほぼ毎回交代で立ち会い、遺族を前に、袈裟(けさ)姿で読経している。