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東京都墨田区両国2-8-10 回向院(えこういん) に参拝してきました。
正式名称は、浄土宗諸宗山無縁寺回向院です。
回向院の御本尊である阿弥陀如来は、かつては本堂を背にして露天に安置されていた、いわゆる濡仏さまでした。通称「釜六」(釜屋六右衛門)の作で、宝永二年(1705)に安置され、身の丈六尺五寸五部、蓮座三尺四寸五分もある大きな銅作りの坐像でその慈悲に満ちたふくよかなお顔に特徴があります。また、都有形文化財にも指定されています。
振袖火事(ふりそでかじ)と呼ばれる明暦の大火(1657年(明暦3年))の焼死者10万8千人を幕命(当時の将軍は徳川家綱)によって葬った万人塚が始まりです。のちに安政大地震をはじめ、水死者や焼死者・刑死者など横死者の無縁仏も埋葬しました。
動物すべての生あるものを供養するという理念から、軍用犬・軍馬慰霊碑や「猫塚」「唐犬八之塚」「オットセイ供養塔」「犬猫供養塔」「小鳥供養塔」、邦楽器商組合の「犬猫供養塔」(三味線の革の供養)など、さまざまな動物の慰霊碑、供養碑、ペットの墓も多数あります。馬頭観世音菩薩は、徳川家綱の愛馬を供養したことに由来しています。
1793年(寛政5年)、老中・松平定信の命によって造立された「水子塚」は、水子供養の発祥とされています。
著名人のお墓は、山東京伝、竹本義太夫、鼠小僧次郎吉など。
1781年(天明元年)以降には、境内で勧進相撲が興行され、これが今日の大相撲の起源となり、1909年(明治42年)旧両国国技館が建てられるに至りました。国技館建設までの時代の相撲を指して「回向院相撲」と呼ばれます。1936年(昭和11年)1月には大日本相撲協会が物故力士や年寄の霊を祀る「力塚」を建立しました。
回向院念仏堂の設計は、河原泰建築研究室(河原泰)によるものです。
営業時間/9:00~16:30
定休日・休業日/なし
お問い合わせ/03-3634-7776
ホームページ/
アクセス/
JR両国駅西口より徒歩3分
都営大江戸線両国駅より徒歩10分
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