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インゲン栽培のマネタイズ① 【相場感】 

2023-11-07 09:27:00 | インゲンの話

という事で調べてみますと
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/yasai/2103_yasai1.html

反別
■ton-収量/10a
千葉 1.34
琉球 1.20
島津 1.10
高知 2.20

この地域で書くの草

察するに
島津琉球と高知の違いですが
台風をカワす露地。

長く速い方の南限ですね。
なのでわが宮崎県はチュートハンパに暑くて
寒いになります。

高知は同じ作で単純に台風が当たらない
からなのかも知れない。
まあ施設にしても
無加温単棟の太くても22㎜では
無いでしょうかね。

ワンチャン19でもツマダブルで。
よさそうですが。
まあ見たことは無い。

■金額
輸入を1とすると国内1.85です。
輸入品は大体どんなものでも400円位なので。
輸入先は【オマーン】だそう。
冬専で青果の90%以上。

一人当たりGDPは
オマーン1に対して日本1.9です。
いんげんは機械収穫化できない産業なので
製造原価の
80%以上が人件費となります。
(いちごもそうであるね)

まあそういう意味より、
日本とオマーンの生産効率は変わらない
(人に依存する産業だから機械技術力が
反映されないのであんまり変わらない)

・・・と思われる。

金額の差は1.85
所得の価値差は1.7 
要するに、
日本のインゲン農家が抱く
他人との相対的幸福感と
オマーンのインゲン農家の
相対的幸福感はほぼ同。

しかしオマーンインゲンは冬専なので、
日本で栽培出来る季節より高く売る事が
できて、日本産の半値くらいで買える。
ガタガタうるせえ日本人の野菜を
売るより経営が安全で草
という事ですな(^^)


なりたい職業ランキングなどで農家を
選ぶ順位がほぼ一緒。
みたいな感じですかね。
・・・と思われる。

■方程式/10aあたり
収量 750kg ✕ 単価800円の場合
60万円となる。
自分の場合が40万円だったのと、
単価は5.600円だったので
まあそんなもんかね。
まだ2年3期目でデータが揃っていない。

これはたぶん、
収量(300+270KG) ✕ 700円=40万円
これくらいが最低限なところとして、
3年以内に、
50万、70万と生産性を1ステップずつ

アゲる事になるでしょう。

この単価上昇分は高い方がデフォとして

個別選果の意味
となります。
個別選果を進めた方がいい理由は、
①省力化は汎用部品で可能である。
(15A壁コン以下の軽量物)
②農協みたいな巨大なリソースが要らない
③日本人の人件費が安い
こんなところでしょうかね。
逆に共選は農協しか生き残らないならそれはそれで
そっちの方が棲み分けが良いと思います。

ほいで個選として
最少催行面積と最少催行人員
ですが、これは2人で20aです。
※これは自分の場合で
1条 ✕ 通路幅 でこうしています。
支柱の数が少なくて済み、支柱はロータリーに
挟めて持ち走るんですが、
打ち込んだり抜いたりがだるい。
キュウリ支柱をガチで組む、
という方法であればもっと小さくて
済むと思います。



 

1人で収穫製品化をやるのは逆にコスパが下がります。
なので人員2は確定。
(だから1 + 0.5✕2 でも良い)

という事で100万円を得るのに必要なリソースは
面積20aで人数は3人。ひとりは専任。
以外は交代交代。
で期間ですが、
4.5.6.7月25日までが前期
9.10.11.12月15日までが後期
だいたい7ヵ月という事になります。
となると・・・・。

製造原価中人件費比率が高ければ高いほど
所得率が高まり経常利益率が下がる。
なので

自分でやるべき商売。
という事にはなるのですが、

年間の50%の日数を使って100万円しか生産
出来ないのは間違いなくめんどくせー仕事ですね。

これは原因は

 

いんげんが
小さくて軽く、
揃えないと
空気運んでて草


だからなのです。
なのでいんげんが大きくなると
かなり構造が変わります。
丸さやインゲンだと、
100g袋に入れる本数が20本以上となり
モロッコインゲンだと7とか8で済みます。
ちなみにオクラは金額はインゲンの80%。
となりますが本数が6なので
3倍生産性が高いので、
オクラの勝ち確となるのです。
しかしオクラもインゲンも連作できません。
できてもしません。
オクラとインゲンは組み合わせできるw



だから日本人が今までのインゲン食うのを
あきらめて味は一緒の
モロッコインゲンを食いまくって
くれるように夢を託しています。



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