祝日で婚礼も多いのに
月曜日なので美容室はどこもしっかりお休みしていました。。
ホテル以外の会場での披露宴に招かれた方が
困っておられると聞いて髪と着付けを依頼されたので
お宅へ行ってきました。
約束の時間より少し早めに行って準備していると
その家から嫁いだお嬢さん夫婦が到着され
「おか~さぁ~ん、ご飯食べさせてーーー!!」
といきなり食事から始まりました。
無理もありません。5才と3才の男の子を伴って
早朝からのお出掛けは。
15分遅れで髪に掛かりましたが
子どもたちがチョロチョロ動いて
「うるさい!あっち行きぃ!!」
と振り向くは
「ママ~ちがうテレビ見ぃたぁいー!」
と子どもが泣き出すは
「パパに言いぃさあー!パパーっ、パパーーーっ!!」
ともう格闘です。
「ふだん美容院もなかなかいけないでしょう?」
「託児つきの美容院に行ったことあるんやけど、
店員さんが子育ての経験がないみたいでギャーギャー
泣かれて寛げへんかった。」
彼女は26歳。
保育園に子どもたちを迎えに行ってから
ご主人さんが帰ってくるまでの時間が一番ハードとか。
『おいおい、動かすなよ!』
突然机に置いていた持参した鏡も
自分がメイクするのに手に持たれ悲惨・・・
それでも15分で完了!
『よし、後は着付け。何とか聞いていた時間に仕上げられる!』
気を取り戻したのも束の間、
「着物着る前におっぱいやりたいんですけど。」
『えぇーっ、まだ赤ちゃんがいるの!?』
と4ヶ月の女の子に授乳し始めました。
その間準備の時に足らなっかた道具を
お母さんに出してもらおうとしましたが
奥では兄弟喧嘩が始まっていてそれどころでは
ありませんでした。
15分の中断後着付けに入りいよいよ帯というときに
「パパーー。もうお店開いたから花束買ってきてーー!
パパぁ!!聞いてるのー、¥3000くらいで花束買ってきてー!
時間もったいないしよーー!!」
『はいはい、急いでますよ私は。』
万が一に備えて持参した道具を使って着付けも完了しました。
でも・・・
「ありがとう。美容室が開いていてもここに子どもを
預けに来ないといけないしおっぱいのこともあるし。
ほんまに助かりました。ありがとうございます。」
と言って下さいました。
予定時間は15分ほどオーバーしましたが充分間に合うと
言われたので安心しました。
後片付けを終え失礼しようと
「ありがとうございました。」
と奥の間に向かって言いましたが・・・今度は声がしません。
「ありがとうございました。」
静か・・・物音もしない。
挨拶無しで帰るわけにはいけません。
一歩奥の間に踏み込んで
「ありがとうございましたぁーっ???」
ちゃぶ台の上でさっきの赤ちゃんが眠っている。
おっぱいをもらって満足そうな寝顔・・・。
玄関で靴を履いてもう一度あいさつをした時
「ちょっと待ってください。」
とやっとお母さんの声がして安心しました。
コーヒーを出して来て下さりその後ろから二人の男の子ついて来ました。
「早くから、ありがとうございました。」
「お母さん、今日はお孫さん3人預かられるんですか?」
「そうです。もう今日は何にも出来ないし
どこにも行けません。お父さんにも助けてもらわないと。
足らないものばかりでごめんなさいね。」
「いえいえ。お孫さん達今でさえ目が離せないのに
赤ちゃんが動き始められると 大変ですね。」
「おっぱいもろて今寝てますわ。寝ててくれる間だけ
ちょっとは楽なんですけど。」
『寝返り打つようになったらちゃぶ台に寝せたらあかんで~』
「おばちゃん、遊ぼう・・・。」
5歳の男の子はプラレールを組み立てはじめた。
3歳の男の子に
「僕もこっちにおいで」
と手を出すと何の疑いも無く私の方に来て抱っこさせてくれた。
『君、簡単に誘拐されたらあかんで!』
しばらく遊んで
「今日はおばあちゃんの言う事をちゃんと聞こうね。」
と言って帰ってきました。
このお家はオープン過ぎるほどオープンだけど
隠し事のないお家だと思いました。
初めて行ったお家に上げてもらい
代金を頂き最後には
「ありがとう。」
言って頂いて
私はとても幸せな仕事をさせて頂いたのだと思いました。
月曜日なので美容室はどこもしっかりお休みしていました。。
ホテル以外の会場での披露宴に招かれた方が
困っておられると聞いて髪と着付けを依頼されたので
お宅へ行ってきました。
約束の時間より少し早めに行って準備していると
その家から嫁いだお嬢さん夫婦が到着され
「おか~さぁ~ん、ご飯食べさせてーーー!!」
といきなり食事から始まりました。
無理もありません。5才と3才の男の子を伴って
早朝からのお出掛けは。
15分遅れで髪に掛かりましたが
子どもたちがチョロチョロ動いて
「うるさい!あっち行きぃ!!」
と振り向くは
「ママ~ちがうテレビ見ぃたぁいー!」
と子どもが泣き出すは
「パパに言いぃさあー!パパーっ、パパーーーっ!!」
ともう格闘です。
「ふだん美容院もなかなかいけないでしょう?」
「託児つきの美容院に行ったことあるんやけど、
店員さんが子育ての経験がないみたいでギャーギャー
泣かれて寛げへんかった。」
彼女は26歳。
保育園に子どもたちを迎えに行ってから
ご主人さんが帰ってくるまでの時間が一番ハードとか。
『おいおい、動かすなよ!』
突然机に置いていた持参した鏡も
自分がメイクするのに手に持たれ悲惨・・・
それでも15分で完了!
『よし、後は着付け。何とか聞いていた時間に仕上げられる!』
気を取り戻したのも束の間、
「着物着る前におっぱいやりたいんですけど。」
『えぇーっ、まだ赤ちゃんがいるの!?』
と4ヶ月の女の子に授乳し始めました。
その間準備の時に足らなっかた道具を
お母さんに出してもらおうとしましたが
奥では兄弟喧嘩が始まっていてそれどころでは
ありませんでした。
15分の中断後着付けに入りいよいよ帯というときに
「パパーー。もうお店開いたから花束買ってきてーー!
パパぁ!!聞いてるのー、¥3000くらいで花束買ってきてー!
時間もったいないしよーー!!」
『はいはい、急いでますよ私は。』
万が一に備えて持参した道具を使って着付けも完了しました。
でも・・・
「ありがとう。美容室が開いていてもここに子どもを
預けに来ないといけないしおっぱいのこともあるし。
ほんまに助かりました。ありがとうございます。」
と言って下さいました。
予定時間は15分ほどオーバーしましたが充分間に合うと
言われたので安心しました。
後片付けを終え失礼しようと
「ありがとうございました。」
と奥の間に向かって言いましたが・・・今度は声がしません。
「ありがとうございました。」
静か・・・物音もしない。
挨拶無しで帰るわけにはいけません。
一歩奥の間に踏み込んで
「ありがとうございましたぁーっ???」
ちゃぶ台の上でさっきの赤ちゃんが眠っている。
おっぱいをもらって満足そうな寝顔・・・。
玄関で靴を履いてもう一度あいさつをした時
「ちょっと待ってください。」
とやっとお母さんの声がして安心しました。
コーヒーを出して来て下さりその後ろから二人の男の子ついて来ました。
「早くから、ありがとうございました。」
「お母さん、今日はお孫さん3人預かられるんですか?」
「そうです。もう今日は何にも出来ないし
どこにも行けません。お父さんにも助けてもらわないと。
足らないものばかりでごめんなさいね。」
「いえいえ。お孫さん達今でさえ目が離せないのに
赤ちゃんが動き始められると 大変ですね。」
「おっぱいもろて今寝てますわ。寝ててくれる間だけ
ちょっとは楽なんですけど。」
『寝返り打つようになったらちゃぶ台に寝せたらあかんで~』
「おばちゃん、遊ぼう・・・。」
5歳の男の子はプラレールを組み立てはじめた。
3歳の男の子に
「僕もこっちにおいで」
と手を出すと何の疑いも無く私の方に来て抱っこさせてくれた。
『君、簡単に誘拐されたらあかんで!』
しばらく遊んで
「今日はおばあちゃんの言う事をちゃんと聞こうね。」
と言って帰ってきました。
このお家はオープン過ぎるほどオープンだけど
隠し事のないお家だと思いました。
初めて行ったお家に上げてもらい
代金を頂き最後には
「ありがとう。」
言って頂いて
私はとても幸せな仕事をさせて頂いたのだと思いました。