★ 風濤(ふうとう) /井上靖
またまた、井上靖の作品を読むことに。
元寇と言えば、鎌倉時代での出来事で、モンゴル帝国のフビライ(世祖)によって、日本侵略というイメージを持っておりました。
それ以上の理解がないまま、井上靖のこの作品を読みはじめています。前回の書評で「額田女王」についても書かせていただきましたが、一連の読書には、中国による日本への影響が多大であったことは間違いのないこと。但 . . . 本文を読む
★ 額田女王 /井上靖
久しぶりの書評?になりますね。
まあ、いきなり、井上靖の本を読み出したわけではありません。
1981年にNHK特集で「シルクロード」というシリーズが放映されていました。その取材を行ったスタッフとともに「井上靖」も同行し、その時の紀行を綴った本が妻の実家にあったのをもらってきたというのが契機となっています。
1981年当時は、新入社員でTVを見る機会が殆どなく、こ . . . 本文を読む
★ レイルマガジン 2012年10月号 特集 「鉄道車輌メーカー」 (2012-11-18 03:31:39の記事追加再掲)
今年のRMのおける特集記事には、非常に惹かれるものがある。今回の10月号もそうだ。
ついでに惹かれた特集記事はこの号の他に以下の2つである。
○ 2012年2月号特集:「甲種」「工臨」「陸送」の魔力!
○ 2012年9月号特集:日本の車輌基地
いずれもR . . . 本文を読む
★ ぼんぼん六部作 【今江 祥智 作】
この2か月で以下の6部作を一気に読んでしまいました。(2011-02当時です)
「ぼんぼん」1970.9~1973.5
「兄貴」1975.1~1975.11
「おれたちのおふくろ」1981
「牧歌」1983~1985
「優しさごっこ」1974~1977
「冬の光」1979.4~1981.3
「ぼんぼん」は既に書評として記事にしています。
なん . . . 本文を読む
★ タイム・オデッセイ 「時の眼」:アーサー・C・クラーク & スティーヴン・バクスター著
久々にSF小説を読みました。それも三部作。アーサー・C・クラークとスティーブン・バクスターの共著です。
2012年の正月休みに一気読みです。
「時の眼」「太陽の暦」「火星の挽歌」の三部作、それぞれ読み応えはしました。
三部作すべてを語るのは難しいので最初の「時の眼」だけに絞ります。
アーサー・ . . . 本文を読む
★ 明治~昭和までの近代・現代史に関わる本を読む
最近、NHKドラマで司馬遼太郎原作である「坂之上の雲」」を見て、明治時代の政治に関する本を読みたいと思うようになり、市民図書館の日本史コーナーをなめておりましたら。新潮選書「二十世紀から何を学ぶべきか(上下)」(寺島実郎著)が目に入り、その2冊を一気に読み終えました。その本には明治時代の先達が『自分は何をするために生きるのか』という問いを行い、自 . . . 本文を読む
★ ぼんぼん 【今江 祥智 作】
図書館の新刊コーナーに置いてあった岩波少年文庫の「ぼんぼん」。表紙も少女の顔に惹かれたか、読んでみて、戦前・戦中の暮らしを少年の目を通して描かれている。一気に読み切ってしまった。おそらく作者の体験を元にしているに違いない。
ごく自然に感じる生活風景が描かれており、そう時代が違っても子供達の生活の感じ方はそう変わらないものだなぁ~と思った次第。しかし、今までこ . . . 本文を読む
☆ 花神~司馬遼太郎
学生時代にNHK大河ドラマで放映したのを部分的に見たのを憶えています。
最近、NHKで「坂の上の雲」(原作:司馬遼太郎)や「竜馬伝」と明治維新に関わる時代の話が放映していた性もあってか、一度読んでみようと思い始め、一気に1週間で読んでしまいました。読みきる独特の爽快感を久しぶりに味わえました。
さて、司馬遼太郎は、随所で維新時における「大村益次郎(村田蔵六)」の歴史的役 . . . 本文を読む
★ かけがえのない人間 【上田紀行】2009-08-27 12:30:20の記事再掲
彼が書く本の傾向は、五木寛之さんの「仏教シリーズ」と関連して読んだ「目覚めよ!仏教(ダライラマとの対談)
でおおよそ感じは掴めていました。この本を読んだ際には、日本の仏教が葬式仏教と成り下がっている現実を訴え、それに対して変えようとする新たな動きについても概説していた様に思います。サブタイトルにある「ダラ . . . 本文を読む
★ 心の扉を開く 河合 隼雄 (著)
心理学専門向けだったか公開講座での口述を本にしたものとか、しかし、いつもながら、柔らかい表現で、色々な本をご紹介しておりました。村上春樹さんとの対談についても経緯があって、村上さん自身は対談嫌いなので、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という題の本になったとか、、また、村上さんの当時最新作である「アフタダーク」の紹介もあり、複数の人間模様が独立して記 . . . 本文を読む
★ 露の身ながら-往復書簡 いのちへの対話 【柳澤桂子 多田富雄】
この記事は、ネット友人の山猫編集長のBLOGの記事に寄せたコメントをそのまま使っています。
実は、多田さんの著書を山猫編集長のBLOGを見るまで読んでいませんでした。
良い機会になので
図書館に行き、
1.柳澤桂子さんとの共著「露の身ながら-往復書簡 いのちへの対話」
2.鶴見和子さんとの共著「邂逅」
を読みました。
. . . 本文を読む
★ ガンバの冒険…
無性に物語が読みたくなり、近くの図書館で、岩波少年文庫コーナーを模索しておりましたら、目に入ったのは「冒険者達」というタイトルの本。アニメに「ガンバ…」というキーワードを聞いたことはあるものの、観た事はなく、殆どバイアスが掛かっていない状態でした。
読み始めて、グングンと牽き付けられてしまい、「グリックの冒険」「ガンバとカワウソの冒険」も借りて、1週間で読みきりました。
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★ 伊勢英子さんの本
#5ヶ月前に準備していた記事ですが、なかなかまとまらなくて。。
伊勢英子さん、柳田邦男さんと共著していたりして、何となく気になりだしました。
良く憶えていない(大笑)のですが、この本に伊勢さんの絵本がパリのある会場で紹介される章がありまして、そこで紹介される本がこの本。
「ルリユールおじさん」
この本はある少女が街角にある本の装丁屋さんとでも言うのでしょう . . . 本文を読む
★ 濫読もいいところです。(意味不明)
TOP画像は関係ないです。高尾山の薬王院で撮影した像の一つです。
柳田邦男さんの著作
「石に言葉を教える」
「人の痛みを感じる国家」
一連のシリーズ。現代日本に対する警鐘を述べています。為るほどと頷いてしまう。
柳澤 桂子さんの著作
「日本人への祈り 」
ご自分の人生を振り帰りながら、日本の将来について、憂い、そして自らの祈りを述べた . . . 本文を読む
★ 最近の読書
このところ、五木寛之の本を読みふけっていた。
「生きるヒント」シリーズも。
TOP画像の「○の発見」シリーズも一気読み。
五木寛之の対談シリーズ。各界の著名人が発するキーワードを以下に。
「神の発見」:キリスト教がなぜ日本で浸透してこないのか。
「気の発見」:自分の実現したい事をイメージをすることで、プラス思考へと。
「霊の発見」:日本古来の信仰深層へ。恐れ。
望月 . . . 本文を読む