九月の窓 by shimonsei
はるか千キロの先
高層の空一杯に切り開かれた空。
雲は走る。走る。うねりながら・・・。
人はイバラの道を走りぬけた時、痛みに耐え、涙を流し、真っ赤に染まった足元の影に嘆く。
・・・そして空を仰ぎ進む。
やがて、かさぶたが、何も無かったようにはがれおちる。
彼岸前、四角い高層の切り取られた空間に、大きな虹を見た。
そっと胸に手をあて静かに目を閉じる。
空間の先には、
かさぶたのような、まばたきする虹がかかった。大きな虹が・・・。
そして、空は、青く広く、。
九月の窓には、私の影が、かすかに映り、
此岸の荒野が又、遠くへと続いて行く
はるか千キロの先
高層の空一杯に切り開かれた空。
雲は走る。走る。うねりながら・・・。
人はイバラの道を走りぬけた時、痛みに耐え、涙を流し、真っ赤に染まった足元の影に嘆く。
・・・そして空を仰ぎ進む。
やがて、かさぶたが、何も無かったようにはがれおちる。
彼岸前、四角い高層の切り取られた空間に、大きな虹を見た。
そっと胸に手をあて静かに目を閉じる。
空間の先には、
かさぶたのような、まばたきする虹がかかった。大きな虹が・・・。
そして、空は、青く広く、。
九月の窓には、私の影が、かすかに映り、
此岸の荒野が又、遠くへと続いて行く