白秋ながや文庫

日々の徒然。

約18000kmの友へ

2013年10月28日 | インポート

ボアノイチ,マリリア僕は何とか生きています。若いころ自作の7エレメントHB9CV(八木アンテナにフェーズラインで位相反転させた21MH用)簡単にたとえるとムカデのような(形状)アンテナの(ブーム)全長1ラムダ15m強で足(素子またはエレメント)の長さが7mがリフレクター、ラジエーター、ディレクター5本,計7本足と想像していただければと思います.水平方向フロントゲインは14db強。他にはスイスクワッド、28mhz用6エレメントZLスペシャル、144MHZ用13エレメントダイバシティバックフィアその他。設計記事や海外交信歴で専門誌でもレポートがとりあげられたものだ。 HF帯用リグはTS520とFT101で良くつながったブラジルPY4の局です。15mクランクアップタワーでした。今はネットで世界中と簡単につながりますが。

当時は電離層のコンディションや時差で地球の真裏につながるのは至難の技でした。夕方はヨーロッパとは比較的につながりやすかったボンマタン、グーテンモルゲンからはじまりアリイベデルラ、アウフヴェターゼーエン、チャオチァオとちゃっちゃとすまし。大圏地図上ではダイレクトではイースト方向にアンテナを振るといいのだがロングパスの場合は逆方向に電離層が開けていてアフリカと交信したあとにロングパスで南米が聴こえてくる。最初は南米はみんなスペイン語でつながるもんだと思っていてアキアブラハポンオランダセイスロンドネスインディアナウルグアイホタアチエセイスエレイーウーアドランテカンビョでとうしていたがポルトガル語で呼ばれた時はとまどいました。日本の四季の紹介や交信証の交換までなんとかたどりつきました。又当時は中国とは国交がなくHM(韓国)ソ連圏、オセアニア、ヨーロッパがおもでした。カリブ海が難航でした。アメリカからも九州の片田舎に友人が訪ねてきたりしていました。エアメイルが郡部に住んでいたので届きにくく、柳川市に私書箱13号を作り毎月世界中から届くエアメイルが楽しみでした。英語がネイティブではなかったので辞書をひきながら読んでいました。3000局以上六大陸交信記録は僕の誇りです。

 


白秋の坂

2013年10月26日 | インポート

青春の登り坂は傾斜が急だ。

たとえ獣道でも迷い道でも

全力で挑めば答えはついてくる。

輝かしい幸運や時には分厚い壁の挫折も

走り去るカタルシスである。

朱夏の坂は王道が開けてきたり、踊り場に佇んだり

それでも坂の上にある雲は流れながらも

白く輝き待っていてくれる。

白秋の坂は下り坂だ。

何処が頂上の雲だったのか

振り返った自分の影の上に

雲はゆうゆうと流れている。

 雨に打たれ、冷え切った体に

風は容赦なく嘲笑する。

ボロボロに傷ついた心と身体でも

奮い発たせて歩くしかない。

つまずいて転げ落ちれば

屍と化す。

ふいに振り返った雲の隙間に天使の梯子がさしていた。

 

 


こんばんは

2013年10月09日 | インポート
今日は吉凶混合の日でした。吉は敬愛するk原氏とひさびさに電話でお話をした。凶はモラハラの憤りで憤慨と落胆で書きたくも無い。こんな時流行の言葉では100倍返しだ!と言いたい所だが同じ土俵に乗るのはよそうと腹に収めると同時に人生初めて無縁のものとしようと覚悟した。唯一の救いは不機嫌な思いをしたあとに自宅にもどってから知人のI田氏とK原氏とひさびさだったが電話でたわいもない話(凶の愚痴はこぼさず)や近況報告の話題だった。

詩「人生の音階」

2013年10月01日 | インポート

人生の音階
                 

聖 子門


ドレミフアソラシド
土霊実葉空死土
自然の音階が聴こえる

 

 

 

土に霊が吹き込まれ
実がなり、
葉がひろがり
空に向かって
手の平を拡げ
死への時を待つ
土に又帰る
人間だってそうさ
おぎゃー
泣きながら
生まれてきて
死へと向かって歩き始める
一所懸命に生きているつもりが
生かされている
空に向かって手を
精一杯に広げ
やがて
実を残し、
葉を遺す
それを
人はそれぞれの人生と呼ぶ

 

 

いつまでもあると思うな親と金
無いと思うな運と災難

 

 

不確定な人間が
不確定な明日を
知ったかぶりなんて
とんでもないことさ
実も
葉も
花も
やがて落ちて
土に帰る

だから
メジャーコードでも
マイナーコードでもない
自然体で
今を生きて
ゆだねる

土霊実葉空死土
ドレミフアソラシド

それが人生の音階さと思いたい


 

天使の梯子