日曜でしたので、実家のお寺へ行ってきました。
実家は閖上と荒浜の間にある小さな地域です。
震災前は、お米とレタスの出荷が多いところでした。
ほとんどの方が別の地で暮らし、農業もこのまま継承されなくなるのかなぁと思ってました。
なにしろ土地に塩水がかなり残ってしまいましたので。
ところが、ご先祖様からの農地をこのままにはしておけないだろうと立ち上がった方々がいて、
試行錯誤を重ねた結果、甘く感じるネギを生産することに成功しました。
https://www.facebook.com/idoseisann/
塩が、害だと思っていた塩が逆に甘さを引き出した、
じゃあどんどんネギを作って売り出そう!
となったのかと言えば、そうではなく
農地を継承することが大事なので、ネギありきではない、農地ありきなのだとおっしゃってました。
このお話は生産組合の方がおっしゃってたのですが、とある番組で放送されていて、その録画を見せてもらって知りました。
住職様が、ご自分が話したかった内容がすっかり詰まっていたので、見てほしいとみせてくださったのです。
マイナスと思われることでもプラスになる
震災の事も次の世代につなぎ、被害が最小になるように、
また起きたとしてもどう生きるかを伝えていくことが大切だとお話されました。
私の仕事は経理です。
でも私は数字に弱いのです。
弱い ではなく、とっても弱い、なのです。
そんな私が経理、困ったものだと思いつつ、
数字にも弱く、記憶力も乏しくなってきたので、さて、どうしようかと思った時に
そうだ、メモを残すことにしよう!
で、聞かれた時は確認する、
記憶には頼らない
時間がかかることもあり、周りの方々は不安になることも多かったと思います。
ところが そのメモが役にたつこともあり、
マイナスはプラスにできるんだ~と思っていた矢先のお話だったので
ストンと心に入りました。
かさ上げ道路も着々と出来つつあります。
今年は少し明るい希望の言葉が聞けました。
それは7年という年月がそうさせたのでしょうと住職さんがおっしゃってました。
まだまだそう思えない方々もいらっしゃるでしょうが、
そう思える人が少しでも増えますようにと願って帰ってきました。