女性元気に若返るために

赤ちゃんが欲しい方へのアドバイスと
健康について

理科室のガイコツ

2007-08-06 16:46:42 | 仕事
私は、患者さんに「どうして、鍼で治るんですか?」と聞かれると
「理科室のガイコツ」の話をします。

ガイコツは、上からつるされた状態では、普通はどこも動きませんね。と
この骨を動かすためには、筋肉の収縮がうまく行かないといけません。

解りやすい例として
首・背中・腰痛の話をすると

脊椎(背骨)も筋肉が付いてないとだらんとしてます。
その間から、神経が出ていますが、この状態だと圧迫を受けることもありません。

しかし、そこに筋肉が付き、筋肉の柔軟性が失われたり・損傷がおきると
神経が圧迫されて「痛み」が走ります。

痛みが走ると、より、筋肉は収縮します。
筋肉がギューとしまると、神経圧迫だけでなく、血行が阻害されます。
血行障害が起こると、各細胞に酸素・栄養が行かず、老廃物も運ばれません。

そうなると、悪循環の繰り返しです。
内臓でも、同じですよね。

鍼は、筋肉を柔らかくし、締め付けられていた神経や血管を緩和します。

だから、「血液サラサラ、血液サラサラ」といわれるんです。


よく、カイロや整体で、骨が曲がっているからとゴキゴキ・ボキボキやってこられる方がいますが、一時はいいでしょうけど、筋肉が柔らかくならない限り
だるま落としのように、こっちを叩き、曲がったところを逆から叩いているような物です。

とくに、40歳を過ぎた方は、骨がもろくなっていますから、お気をつけくださいと
カイロもやるマッサージ師の先生が言ってましたよ。(^^ゞ

実際、若かりし頃、知らないでカイロをしてた後遺症今でも持ってます。(ーー;)





PS.

日本では、整体師やカイロの国家資格がまだありません。
(アメリカで取得された方は、医師の免許ですが。)
基礎医学の解剖学・生理学・病理学の知識を数週間や数ヶ月やで学ぶ事はできません。

無資格者にご注意ください。