皇鈴山と粉雪、そしてキャロットケーキ

最高気温が10℃に満たない冬晴れの日、低山歩きを楽しんだ。今までに何度も歩いた登谷山と隣り合わせの皇鈴山（みすずやま）。

釜山神社近くの駐車場に車を停めて、広い車道を歩き始める。ところどころに雪が残っていた。前夜、初雪が降ったようだ。

登谷山と反対方向に進めば二本木峠。わたし達は皇鈴山の方へと歩いて行く。

あっ、こんなところに！！！わたしの植物への興味をかきたててくれたマムシグサの実。12月も半ばを過ぎたのにまだ頑張っている！

皇鈴山山頂へと続く道の両側にはクマザサの群生が！熊が食べる笹だから、このあたりには熊が来るという話は本当だったのだ・・・。怖い。

枯葉の積もった坂道（上ったり下ったりが続く）は結構滑りやすいので、慎重に歩く。QPさんが後ろからわたしを撮っていることにも気づかず。なんかすごく頭でっかち、五頭身（笑）。

ようやくクマザサから解放され、最後の上りの長い階段をはあはあいいながら登る。

着いたぞ！頂上だ！皇鈴山、標高679メートル。

やっぱりな～。QPさんが熊除けの鈴をバックパックに付けてくれていたので、出会うことなく済んだけど。

東屋の向かい側には広い展望台がある。そこからの眺め。

展望台のすぐ下にベンチがあるので、そこに座って記念撮影。展望台からQPさんに撮ってもらった（QPさんの影がうつっている）。

景観整備への支援金(一口200円)をポストに入れる。

さあ、登谷山経由で帰ろう。

歩き始めてまもなく急激に寒くなり、空を見ると黒っぽい雲が広がっている。なんか怪しいぞ。

と思ったら、粉雪が舞い始めた！！！本当に小さい粒がさら、さらっとなので、写真は撮れなかったけれど、粉雪舞う山道を歩く経験はしたことがなかったので、なんだか嬉しかった。でもあまりにも寒いので、登谷山山頂までは行かず、駐車場へ戻ることにした。

雪を降らす雲が広がる中、少しだけ青空が見えているのが綺麗な絵になっている。

あのあたりは本格的に雪が降っているのかもしれない。

ズームインすると雲が煙っているような不思議な光景が見える。凄い！

さて、翌日はわたしが愛してやまないキャロットケーキを出すカフェがあると聞いて、出かけることにした。行田市長野の「高澤記念館」である。この建物（高澤家住宅母屋、離れ、土蔵、納屋、長屋門）は国登録有形文化財となっていて、カフェは金曜日～日曜日のみオープン、11時から16時までと時間が限られるので、予約を入れたほうが良さそうだ。わたし達も数日前に予約してから出かけた。

入口の飾りつけが古き良き日本を思わせる。

ランチメニューは古代米カレー。あまり辛くなく、ほどよいスパイスが美味しかった。古代米は、行田市のさきたま古墳の形になっている。

そして、お待ちかねのキャロットケーキ！！！！！最後に食べたのはアメリカ（ハワイ）に住んでいたときだから、もう8年も前だ！！！懐かし過ぎて感動の嵐が渦巻いた　笑。アメリカにいたときは、誕生日やイベントの有無にかかわらず、最低でも月に一度は必ず食べていたキャロットケーキ。

アメリカのキャロットケーキは上のクリームチーズがとても甘く、スパイスもしっかり効いていたが、このキャロットケーキは日本らしい繊細さと上品な甘さが特徴。しっとりした食感なのに重さを感じない。カレーを完食した後なのに、あともう一つ食べられる、と思ったほど。

高澤記念館のウェブサイトは、こちら↓。

【公式】髙澤記念館 Cafe

今年もあと10日余り。最後まで手を抜かず楽しく過ごすぞ～。