そら日記 ３

ボクが、このお家に来てもう２ヶ月になるよ。

お母さんは「 まだ２ヶ月なのにずっと前からいるような顔してるね 」って言うんだ。

ボク、そんなに図々しい顔してるかなぁ。

それよりさ、この頃お母さんは僕に立っちしてって言って、カメラを持ってるのさ。

ボクだってしたくない時だってあるからさ、お母さんの希望通りにはいかないよ。

 

でもお母さん毎日毎日、飽きもせずにカメラを向けるからさ、仕方ないよなぁ～

 

ボクは、マンチカンやスコテッシュじゃないから、いい加減にしてほしいよな。

 

このくらいサービスしたら満足してくれるかな、お母さん。

 

ボクの今のお気に入りは、これ！！

 

靴ひもと針金だよ。

おもちゃのネズミよりずっと楽しいんだ。

 

１階と２階を持って歩くんだ。

 

ボクの尻尾見てよ。

太くて長いんだよ。

だけど、お兄さんが言うには「 スーパーの海老天みたいな尻尾だな 」って。

毛が長いから太く見えるけど、中身は細いからだって。

ひどいと思わない？ 尻尾の中身なんてみんな同じじゃん。

 

最近できるようになったのが、猫ドアを通ること。

戸がパタパタ動くから、ボク怖くて仕方なかったの。

でも勇気出して通ってみたらできるようになったんだよ。

これからは戸が閉まっててもここを通れば、２階にも行けるんだ。

 

それとお兄さんが座っててもソファに上って寝たんだよ。

端っこの方だけどね。

とぉ～っても眠かったし、ちょっと寒かったから丸まって寝たよ。

 

あとね、お母さんがやりたいことがあるんだけど、ボクが逃げるからできないんだって。

床で滑るから、足裏の毛を刈りたいんだって。

だけどバリカンの音聞くと、ボク震えちゃうのさ。

音になれたらいいけど、それまでは勘弁してほしいなぁ。