髪見!十人十色

市川の理容室の店主が綴る日記です
スワローズと釣りの記事がほとんどですが、よろしくお願いします

日本シリーズ考察(1)(素人目線100%)

2021年11月28日 | GO!GO!Swallows!
日本中を感動の渦に巻き込んだ(と思っているのはスワローズファンだけかも知れませんが…)今年の日本シリーズ!

素人が、素人目線100%で解説したいと思います。

今日は第一回

第一戦・第二戦です。

スワローズ奥川投手、バッファローズ山本投手で始まった日本シリーズ。

双方譲らず、5回までスコアボードに「0」が並びます。

ライトフライを宮本選手がフェンスにぶつかっても、ボールを離さないという好プレイなどが出て、本当にいい投手戦が繰り広げられてました。

先制点はスワローズ

1アウト:1・2塁の場面で、中村選手のセンター前タイムリーで、

スワローズ1-0バッファローズ

となります。

ここで大きかったのは、山本投手から先制点を奪ったという事だと思います。

バッファローズの絶対的エースである山本投手。

スワローズナインは、ここまで粘りに粘って、山本投手の投球数を増やします。

そして、結果的に奥川投手よりも先に、山本投手をマウンドから引きずり下ろします。

この時点で、スワローズのペースでした。

ところが、7回裏、バッファローズの攻撃で、落とし穴が待ってました。

好投を続ける奥川投手から、代打モヤ選手が同点ホームラン。

振り出しに戻された試合を、8回表に主軸の村上選手のツーランホームランで再び、スワローズに流れを引き返します。

また、この時点で、奥川投手に「勝ち星」がつく状態になりました。

8回裏、スワローズは「勝利の方程式」の一人目、清水投手がマウンドに上がります。

2アウトまでは順調に取るものの、T-岡田選手にセンター前ヒットを打たれます。

これは打った岡田選手を褒めるしかありませんが、いただけないのは次の打者に四球を出してしまった事です…

粘り勝ちと言うか、粘られ負けと言った方たいいような、四球でした。

これで、2アウト1・2塁

以前にも書きましたが、この「四球」がこの試合の流れを大きく変える序章だったように感じます。

この回は後続を断ち、「0」に抑えてマウンドを降りた清水投手でしたが、おそらく無駄な四球を(もしかしたら、無駄なヒットも)出した事を悔いていたかも知れません。

ドラマは9回裏に待っていました。

清水投手に変わって、マクガフ投手がマウンドに上がります。

紅林選手にヒットを打たれ、続く代打ジョーンズ選手に四球を与えてしまう。

紅林選手にはカウント1-2から粘られて、3-2からのヒット。

ジョーンズ選手にの1-2から粘られての四球

続く福田選手の送りバントの処理を、マクガフ選手がフィールダーズチョイス(ここは、村上選手の落球があったので、「サードエラー」でも記録的にはおかしくないのかも知れないが…)で無死満塁。

その後、宗選手に2点タイムリー、吉田選手にサヨナラタイムリーで、試合終了。

奥川投手の力投を無駄にしてしまう「残念な負け」となってしまいました。

この試合では、「ミス」と「四球」の怖さが大きく浮き彫りになったと思います。

マクガフ投手だけの責任ではないと思っています。

8回に「1-2」というカウントから、ヒットと四球で二人の打者を塁に出した清水投手にも、流れを持っていかれた責任の一端はあると思います。

この8回、三者凡退で終わっていたら、バッファローズの攻撃が変わっていたと思います。

マクガフ投手がジョーンズ選手に与えた四球も大きいですが、その後の「1アウト2・3塁」を選べなかった送球も、「引分でも良し」というスワローズ側の意識の徹底がされてなかったという、云わば「チームのほころび」が見えてしまう試合でした。

まぁ、日本シリーズ初戦、緊張もするし、勝ちを急ぐ気持ちもあるでしょう。

しかしながら、「勝っていた試合を落とした」という感じが否めない第一戦だったと思います。

バッファローズにしたら、同点、及びサヨナラは「安打」による得点ですので、これ以上は無い、最高の試合の〆方で終わった、「1勝以上の価値がある」初戦だったと思います。

そして、第二戦

言うまでもなく、この試合は高橋投手が「完全なるヒーロー」だと思います。

青木選手のタイムリー、オスナ選手のタイムリーで試合は決まりましたが、何と言っても「点を取られなかった」高橋投手の力投を褒めるべきであり、また、第一戦でバッファローズに持っていかれた流れや、いい雰囲気を、高橋投手が「完封」という素晴らしい結果で、断ち切ってくれました。

この時点で、スワローズ1-1バッファローズ

お互い、「エラーどころか、ミスや四死球も許されない」という、緊張感のあるシリーズになだれ込んだ意識が生まれた1・2回戦だったと思います。

そして、この時点で両チーム、もっとも信頼できる投手を2枚ずつ使い、好ゲームを戦い抜いた点で、勝利の天秤は「イーブン」だったと思います。

明日は続きを書き綴りたく思います。(続く)