25期石神井バスケの広場

都立石神井高校バスケットボール部25期OBが開設したブログです。近況、思い出などを、お気軽にご投稿ください。

~大観客と大会運営~ 2024年度東京高校バスケ男子新人戦支部大会5回戦 25期 細田 浩

2024-11-16 16:20:00 | 日記
本日は石神井高校会場、支部BEST8が出揃い準々決勝4試合が組まれ。今年度勝ち上がった8チームの熱戦が観戦できる。
そして第5試合にはWC5位決定戦も組まれ、会場は早くから体育館上部立見席が埋まり石神井の会場にとっては大観衆で通常では味わえない熱気と緊張感が溢れる雰囲気に包まれた。

東京都高校バスケ男子支部大会5回戦

第1試合
豊島学園vs文京高校
第2試合
帝京高校vs光ケ丘高校
第3試合
実践高校vs明治学院東村山
第4試合
石神井高校vs新宿高校

WC5位決定戦
都駒場高校vs保善高校

石神井の対戦相手は都立新宿高校。新宿高校は4回戦対中大杉並高校を75:55と25点差で勝ち上がってきた。
新宿vs中大杉並高校の試合の最終4Qの一部だけ観戦できた。190センチ超はあろうかと思われるセンターと運動能力の高いガード陣を擁するバランスの良いチームに見えた。
石神井は前試合の早稲田学院戦との4回戦で好守共にイジーミスからペースを乱し杜撰なゲーム内容になり不安が残る。たて直すことができるか。

東京都高校男子バスケ新人戦支部大会5回戦
対新宿高校
1Q
石神井33:23新宿

石神井プレス気味のマンツーマンディフェンスターンオーバーからスコアーするも新宿No.4の正確なミドルシュートで応戦。序盤は互角の戦い。石神井次第にディフェンスの強度が上がり速攻、キャプテンNo.4のコーナースリーが決まりリズムを掴む。

2Q
石神井37:11新
石神井ガード陣のアタックが鋭くなりジャンパー、ドリブルインで得点、インサイドも制し得点を重ねるも、スターターフォワードNo.5不用意なファウル2Q半ばで3回目。ベンチへ下がる。
ベンチメンバー投入。
チームを勢い付けるキャプテンNo.4本日3本目のスリー。交代メンバーNo.8、No.12もチームにマッチしてチームの勢いは落ちない。
新宿センターNo.11ファウル3回ベンチへ。
石神井インサイド戦も制し次第に点差を拡げる。

3Q
石神井21:24新宿
石神井No.5復帰するも3Q前半で4ファウルベンチへ。センターNo.10、フォワードNo.7も続けてファウルをコールされ、チームファウルトラブル。好守共に消極的になる。ベンチメンバーを繰り出しミスが少ないプレーをするも凌駕する迄には至らない。
新宿一方のエースNo.21
ドリブルイン、ミドルシュートで大活躍。3Qのスコアーは石神井を上回る。

4Q
石神井31:15

スタートメンバー4人と本日好調のベンチメンバー1人加えスタート。
好守共に強度あるプレーで圧倒。残り5分を切り、センターNo.10アウト、こちらも期待のチーム最長身No.14投入。
線が細く未だ成長過程だがその高さは魅力。投入直後、インサイドで稚拙なミスを重ねるも次第にリズムを上げ、オフェンスリバウンドからフォローアップシュートを3本決める。応援席から成長しているの声。新宿No.1、No.21の奮戦実らず試合終了。

○石神井122:73●新宿

最終スコアー上は圧勝
であった。大会を通して戦術の徹底と個人能力のスキルアップも兼ね図っていかなければならない新人戦。
引き続きの問題点であるベンチメンバーの充実、新戦力の発掘。
その萌芽が垣間見えた試合であった。
今試合が今後のチームの成長曲線を描けるか重要な一戦になるのではと思ったが、良い結果に出た。何とか緩やかながらも右肩上がりのカーブは描けそうだ。

次戦は11月17日支部大会準決勝対帝京高校
東京の全高校で常にBest16、8を狙う強豪校である。
今年の石神井チームがBest32グループを抜け16、8へ挑戦できるか試金石となる試合だ。

昨今スポーツのプロリーグ化が著しい。バスケ、ラグビー、女子サッカーetc。
B.LEAGUEは一万人近くの集客もある。ひと昔では考えられない。
バレーボールもプロ化を目指しSVリーグを発足した。会場は常に満杯、黄色い声援とバルーンスティックがこだましているようだ。
あるSVリーグ外国人選手がインタビューに答えて日本の会場の熱狂は他国にはなく自身のモチベーションが上がると。観客の多さと、熱気が選手に伝播し好プレーを生み試合の活性が観客を更に熱狂させる。W杯バスケ代表戦を思い出す。
相乗効果。

今日の試合会場も特別な雰囲気があった。プロと高校生の違いはあるが、会場の雰囲気が競技者の気持ちを高揚させていたことは間違いない。
新人戦という多くが発展途上チームである中、どの試合も接戦にはならなかったが、研鑽を積んで勝ち進んできたチームがこだわりのプレーを最後まで全力で出しきっていた。

久し振りのバスケ部後輩の試合観戦となった同期の中川氏もプロチームの試合より「興奮した」と。
若い日、一定期間バスケットゴールに対峙し続けた経験のある者なら誰でも感じるであろう緊張と興奮。
チアリーダーも派手な演出も無いが、試合会場の歓声を一身に受けながらプレーする姿が甦ったのでは。

観戦者の試合会場利用ルールの徹底と理解が高いとはいえ、毎回不特定多数の観戦者の誘導整理、試合進行、安全で事故のない会場運営が根底にあるからこそこのような雰囲気を醸成していることは間違いない。役員の方々と関係者のご配慮と努力に感謝の気持ちしかない。