上海帰りのリルです。

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みなさん、ありがとうございました。

2010-12-12 11:42:00 | ノンジャンル
 昨日、無事に父の葬儀を終えることができました。

 ほんとうにたくさんの人が来てくださいました。お花もたくさんいただきました。生花も花環もです。(今、花環を出すお葬式は少ないけど、父が好きだったのでね。)

 父はにぎやかなことが好きだったし、派手なことが好きだったから、父にふさわしい式だったと思います。 

 こんな時代だから、ジミ婚みたいに“ジミ葬”が多くなってるけど、ひとりの人の死は、家族だけのものではないのよね。もちろん、いろんな考え方がありますから、それを否定するつもりはありません。でも、私たち家族は、たくさんの人に父を見送っていただけるセレモニーをしてあげられたことが、よかったと思います。(喪主の母も跡継ぎの長男もがんばりました。)

 お通夜当日まで6日間あったので、その間、私は、毎日実家へ通って父のそばで過ごしました。親しい人たちが来てくれて、思い出話をしたりしました。
 例によって、おねえちゃん(私)はほとんどなにもしませんでしたが(お線香がとぎれないようにあげてたくらい^^;)、しいちゃん(妹)がやっぱり毎日来ててくれて、いっきゅうの奥さんみーちゃんと一緒に座ってる間もないくらい働いて、弟の息子である甥っ子たち(とくに次男は接待がすき^^)がお茶を入れてくれたりしました。こんなときに限って忙しいうちの家業…でも、いっきゅうもよく一緒にいてくれました。

 私たち、仲がよくてよかったです。

 昨日、最後のお別れのときに父にかけた言葉は

「パパ、あたし うちの子で よかったよ。」


 ところで、パパの戒名は「○○院」という院号で始まります。パパがお寺を建てたら…というお寺の名前だそうです。菩提寺のご住職がつけてくださったその院号は

「大龍院(だいりゅういん)」です。

 ご住職の話では、
「大きな人でしたから。体だけじゃなくて、心が大きかった。そして、やることも大きかった。」と。
「龍は、仏教では仏様のお使いです。うちのお寺の天上にも龍の絵があります。」と。確かに、父は、神社仏閣を訪ねるお参りが好きで、ずーーーーーっと昔から、マイラーでした。

 この戒名を初めて聞いたとき、派手な戒名だなぁ・・・と思いました。

 念のため、書いておくと、父はヤのつく自由業ではありません。 

 でもね、この「龍」の文字がちょっとうれしい。龍は中国にもいるもんね。…っていうか、きっと中国を通って伝わってきたものだよね。

 そして、ベトナムのハロン湾には、今も龍が住むという……

 私が縁のあった国には龍がいる。

 上海からお悔やみメールをもらったとき、
 教え子のベトナムの人がお焼香をしてくれたとき、
 父に親孝行ができたなと思いました。
 ほんとになんにもできない娘だけど。


 メールをくださった方、このブログにコメントをくださった方、お花をくださった方、弔電をくださった方、足を運んでくださった方、

 ひとりひとりにお礼に伺いたい気持ちです。

 でも、それはできないので、ここにもう一度書いておきます。

 ありがとうございました。

 これからもよろしくお願いします。



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