娘に携帯電話を持たせたのは小学校1年生の三学期。
きっかけは『奈良小1女児殺害事件』
奈良小1女児殺害事件は、奈良県奈良市で2004年(平成16年)11月17日、帰宅途中の小学校1年生の女子児童が誘拐され、のちに遺体で発見された、誘拐殺人事件である。
娘と同じ年だった女児の誘拐殺人事件は衝撃だった。
携帯を持っていようがいまいが事件には巻き込まれたかもしれないが、
帰宅時間にナビを見れば、下校途中の道順がわかる。
当時、私たちは娘と二人で滋賀県に山村留学中だった。
通学路の不安もあり、学校に許可願いを提出し、娘のランドセルに忍ばせた。
ランドセルに忍ばせるにあたって、娘には次のことを申し聞かせた。
①登校中と学校内ではマナーモードにすること。
②学校では絶対にランドセルから出さないこと。
小3まではこの二つの注意事項で済んだのだが、小4になると周囲の子供たちが徐々に
携帯を持ち始めた。
携帯を所持し始めた理由が“友達間の連絡用”に驚き、一抹の不安がよぎった。
学年が進むにつれて、案じていたとおり、“友達間の連絡”目的から、
携帯を使った遊びや“いじめ”へと変化していった。
チェーンメールや嫌がらせメールなどなど・・私は娘に完全無視させた。
そして、新たに注意事項を追加することにした。
③お友だちとの話は本人と会ってすること(急ぎの用事は固定電話でする。電話は家族間だけに限定)
④チェーンメールや嫌がらせメールなどなどは完全無視をすること
⑤お友だちの悪口をメールしない!同調しない!
⑥メールは夜九時まで
⑦携帯はリビングで使うこと
⑧ゲームなどのサイトへの接続は禁止(アクセス制限)
⑨デコメ用のテンプレートや画像だけは私の携帯でのみ許可
我ながら、読み返してみるとうんざりしてしまうような禁止事項だ。
しかし、携帯電話という文明の利器は使い方を一歩間違うと凶器になってしまう。
町中から、公衆電話が消えゆく中で、携帯電話はこれからの子供たちには
避けては通れぬ物になるだろうと思う。
避けて通れぬ物であるならば、その使い方を子供と共に模索しながら
使いこなしていこうと考えた。
幾度となく、バトルを繰り返しながら・・・
何度、取り上げようかと思ったかしれない・・・
しかし、今となっては持たせたことに何ら後悔はない。
幾度となく、嫌な思いを経験しながら、娘も携帯電話とうまく向き合えるようになったと
最近感じている。
子供に携帯を持たせるかどうか?
何歳から持たせるか?
どのような使い方をさせるか?
環境によっても違ってくるだろうと思う。
しかし、最も大事なことは親が全ての責任をとれる形で
持たせるか、持たせないかの選択をすること。
どちらを選択しても子供と闘う相当の『覚悟』が必要だ。
きっかけは『奈良小1女児殺害事件』
奈良小1女児殺害事件は、奈良県奈良市で2004年(平成16年)11月17日、帰宅途中の小学校1年生の女子児童が誘拐され、のちに遺体で発見された、誘拐殺人事件である。
娘と同じ年だった女児の誘拐殺人事件は衝撃だった。
携帯を持っていようがいまいが事件には巻き込まれたかもしれないが、
帰宅時間にナビを見れば、下校途中の道順がわかる。
当時、私たちは娘と二人で滋賀県に山村留学中だった。
通学路の不安もあり、学校に許可願いを提出し、娘のランドセルに忍ばせた。
ランドセルに忍ばせるにあたって、娘には次のことを申し聞かせた。
①登校中と学校内ではマナーモードにすること。
②学校では絶対にランドセルから出さないこと。
小3まではこの二つの注意事項で済んだのだが、小4になると周囲の子供たちが徐々に
携帯を持ち始めた。
携帯を所持し始めた理由が“友達間の連絡用”に驚き、一抹の不安がよぎった。
学年が進むにつれて、案じていたとおり、“友達間の連絡”目的から、
携帯を使った遊びや“いじめ”へと変化していった。
チェーンメールや嫌がらせメールなどなど・・私は娘に完全無視させた。
そして、新たに注意事項を追加することにした。
③お友だちとの話は本人と会ってすること(急ぎの用事は固定電話でする。電話は家族間だけに限定)
④チェーンメールや嫌がらせメールなどなどは完全無視をすること
⑤お友だちの悪口をメールしない!同調しない!
⑥メールは夜九時まで
⑦携帯はリビングで使うこと
⑧ゲームなどのサイトへの接続は禁止(アクセス制限)
⑨デコメ用のテンプレートや画像だけは私の携帯でのみ許可
我ながら、読み返してみるとうんざりしてしまうような禁止事項だ。
しかし、携帯電話という文明の利器は使い方を一歩間違うと凶器になってしまう。
町中から、公衆電話が消えゆく中で、携帯電話はこれからの子供たちには
避けては通れぬ物になるだろうと思う。
避けて通れぬ物であるならば、その使い方を子供と共に模索しながら
使いこなしていこうと考えた。
幾度となく、バトルを繰り返しながら・・・
何度、取り上げようかと思ったかしれない・・・
しかし、今となっては持たせたことに何ら後悔はない。
幾度となく、嫌な思いを経験しながら、娘も携帯電話とうまく向き合えるようになったと
最近感じている。
子供に携帯を持たせるかどうか?
何歳から持たせるか?
どのような使い方をさせるか?
環境によっても違ってくるだろうと思う。
しかし、最も大事なことは親が全ての責任をとれる形で
持たせるか、持たせないかの選択をすること。
どちらを選択しても子供と闘う相当の『覚悟』が必要だ。